親指を隠す

テーマ:よもやま話
何かどこかで見たタイトルやなぁ、と思ったあなたは、きっときなこさんのブログの愛読者でしょう。そう、そのきなこさんが先日「親指隠せ」というブログの中で、「ヘビを見たら親指隠せと親に言われて未だにそうしていると書かれていました。

私はヘビを見ても親指は隠しませんが、子供の頃に霊柩車や葬式を見たら親指を隠していた覚えがあります。と言うか、かなり年齢を重ねてからもそれを続けていたかもしれません。お葬式に参列するようになってからは、親指隠し続けているわけにもいきませんので、やらなくなりましたけど。

どうも、この習慣は全国的なもののようで、「霊柩車と親指の関係」についてかかれたサイトも発見いたしました。親指を隠さないと、「親が早死にする」と言われていた覚えがあるのですが、親指=親、つまり親指を隠すことによって、死やケガレから親を守るという意味があるわけですね。

さらに元々は、「親指の先が霊的なものとの接触箇所であり、古くからその出入り口として認識されていた」ようで、「親指は体の中で邪悪なものに狙われやすい場所」であるから「親指を隠すという行為によって災厄を防ぐ」という発想が生まれてきたようです。

ですから、邪悪の象徴であるような「ヘビ」を見たら親指を隠せ、というきなこ家の伝承もこれに従ったものと言えるのではないでしょうか。

Yahoo!知恵袋の質問に対する回答の中に「私も子供の頃、霊柩車を見たら親指を隠していました。今は霊柩車の運転手をしています。」というようなのがありました。さすがに親指隠しながら運転してたら事故起こしてしまうでしょうね。

そう言えば、最近は葬儀場でのお葬式が増えて、まちなかでお葬式や霊柩車はほとんど見なくなりました。霊柩車も昔は立派なお仏壇のような構造でしたよね。親指が大手を振って生きられる時代になりました。

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