身体髪膚

テーマ:よもやま話
身体髪膚(しんたいはっぷ)之を父母に受く。敢えて毀傷(きしょう)せざるは考の始めなり。

4/11の朝日新聞「折々のことば」に取り上げられていたものですが、中国の古典「孝経」が出典だそうです。中国の古典に詳しくない私もこの言葉は知っていました。

意味は「体は髪から皮膚までみな両親から授かったものだから、壊したり傷つけたりしてはならない」ということなのですが、自分がこの言葉を知っているのは、はっきりとした記憶はないものの、親(多分父)から常々そう言われていたからだと想像します。

で私も、子供が髪を染めたいだの耳にピアスの穴を開けたいだのとほざくと、この言葉を発して戒めておりました。残念ながら馬耳東風で効果はあまりなかったようですが。

私自身は、耳に穴どころか、髪の毛にパーマをかけたことすらございません。いわんや髪染めをや。実は最近白髪がかなり増殖してきましたので、おしゃれ染めには若干興味が...。

それはともかく、旧制高校の寮には、この言葉をもじった「寝台白布之を父母に受く。敢えて起床せざるは考の始めなり」と自室の扉に貼り紙をする輩がいたそうな、とコラムには書かれていました。

これもどこかで聞いたことがあったような覚えがありますが、確かにうまいこと言い換えてますよね。しかし、学生の頃って何であんなに眠れたんだろうと思うほど、よく寝てましたわ、私。

最近は、身体発奮でもないけど早朝に目が覚めて、敢えなくも起床して新聞を読んでおります。これこそ考の、いや「老の始まり」でしょうな。

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