蛙の目借り時

テーマ:よもやま話
花が散り緑の萌え出すこの季節、なぜかけだるい気分や眠気に襲われる人も少なくない。これも「花疲れ」らしい。と4/10の毎日新聞「余禄」欄に。

さらにこの春のけだるさや眠さは洋の東西を問わず共通で、中国では昔から「春困」といい、韓国でも「春困病(チュンコンチュン)」と病気のような言い方が用いられ、英語圏では「スプリング(spring fever)」と呼ばれるそうな。

それからもう一つ、「蛙の目借り時」なる聞いたことのない言葉も紹介されておりました。蛙に目を借りられたような猛烈な眠気に襲われる春のことをこう言うらしい。

何でわざわざ蛙に目を貸さにゃあいかんのや、と思うわけですが、「めかり」は本来は「妻狩り」つまり蛙が配偶者を求める行動を指すようですね。嫁さんを見つけるのにいい目がいるということでしょう。

何せ蛙は普段でも眠そうな顔をしてますからね。そう言えば、小学校の理科の時間で蛙の解剖ってありませんでした?

私は蛙が大の苦手でそれこそアマガエルでも嫌なんですが、確かあの時に使われたのはトノサマガエルでしたっけ。とにかく見るのも嫌で解剖どころかほとんど授業放棄のような状態でした。

今は蛙が少なくなったのか、気持ち悪いという拒否感への配慮か、蛙の解剖はなされなくなったようですね。しかし、透明のケースの中でエーテルに酔って、それこそ超眠たそうな蛙の顔が今でも思い出されます。

いや実は、「蛙の目借り時」という言葉を聞いて一番に思い浮かべたのはあの時のトノサマガエルの顔だったのよ。ゲロゲロ。

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