熊谷太郎直正

テーマ:曳山・歌舞伎
以前にも書きましたが、今年の曳山祭、わが翁山は「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の場」を演じます。で、ここに出てくる主役の熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)は実在の人物であります。
曳山博物館前の熊谷直実像
そう言えば、京都や銀座にお店のある有名な鳩居堂さんは、この熊谷直実の子孫だという話を聞いたことがあります。

熊谷次郎っちゅうくらいだから、次男だったんでしょうね。ふと太郎さん、つまり長男はどうなっちゃったんだろう?という素朴な疑問が湧いて参りまして、wikipediaで調べてみますと...。

熊谷氏は、直実のお父さんの直貞(なおさだ)さんが初代だそうで、この方は桓武平氏・平直方の孫の盛方の子とありますから、元々平家筋のお侍さんですね。で、何と次郎直実には直正というお兄さんが居たようで、ここに「近江熊谷」と書いてあるではないですか。

さらに「近江熊谷氏」のところを読むと、「熊谷直貞の長男・直正が、近江国浅井郡塩津郷に住んだことに始まる。熊谷氏惣領を称した。室町時代には足利家奉公衆として室町幕府に仕えている。「塩津熊谷衆」はその筋にあたる。 近江国で地頭職を与えられ、赴任して以後、湖北地方一帯に勢力を延ばした。」とあります。

ほぉ~、熊谷次郎のお兄さんは、塩津に居たんやぁ。そう言えば、以前塩津神社の宮司だった方が私が米川に流された時に助けて下さった命の恩人であると書いたことがありますが、この方の姓が何と「熊谷」

直接関係があるのかどうか、そんな話は聞いたことはないのですが、塩津熊谷衆っちゅうくらいですから、何軒か熊谷さんがやあるんでしょうね。電話帳で調べたら塩津浜周辺に7,8軒の熊谷さんの名前が出てまいりました。

埼玉県の熊谷寺(くまがいでら、ではなく、ゆうこくじと読むらしい)に残る「蓮生山熊谷寺開創略縁起」によれば、直正さんは十八歳で病死したようですね。早世だったから次男の直実が家督を相続したんですね。

さて、平成18年に行われた熊谷直実の800回忌には、この熊谷寺に全国から「熊谷氏」が集結したそうです。全国に5万もいらっしゃるそうですが、塩津の熊谷さんたちも行かれたんでしょうかね。いや、うちは長男筋やで関係なし、と突っぱねたか。

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