ますかけ

テーマ:よもやま話
先日、亀仙人さんがちゃぴんさんが「ますかけ線」について書いておられました。あ、手相の話ですね。私は手相については全く不案内なんですが、がちゃぴんさんが仰ったように「何でますかけ線って言うのか?」については興味がわきました。

ちなみにこういう手相のこと

「ますかけ」と打って漢字変換すると「枡掛」と出て参りますが、何のことかもひとつようわかりません。で、辞書を引きますと「枡掛筋(=ますかけ線)の略」という意味に先だって、「枡掻(ますかき)」に同じ、と書いてあります。

ほんで「枡掻」とは何やろ?と思い、隣の「ますかき」を見ると「とかき」に同じ、とあるではありませんか。おいおい、どんだけたらい回しにすんねん。いや、これは「盥」ではなく「枡」の話や。

で、ようやく「とかき」に行き着きますと、出た「斗掻き」。意味は「枡で穀類などを量るとき、盛り上がった部分を平らにならすのに使う短い棒。ますかき、かいならし」とあります。

なるほど、こういうやつですね。この真っ直ぐの棒になぞらえて、真っ直ぐ横に伸びた生命線を「ますかけ」と称したんでしょうかね。ちなみに、油を量るのにこれは用いません。多めに掬って適当にタラタラ油垂らして量ります。

概要の「概」という字の原義はまさにこの「枡の面を平らにならす枡掻き棒」なんだそうで、漢字一字「概」で「とかき」あるいは「ますかき」と読むようです。

マスをカタカナで書くと、また違う意味になりますけれども、ひょっとするとあの隠語もベースにはこの「枡掻」があるのではないでしょうか。どうでもいいんですけど。

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