2月短すぎ

テーマ:よもやま話
昨日の朝日新聞「天声人語」欄に、2月が短いのを喜ぶ人が寒地には多いようだ、と書かれていました。新潟育ちの詩人堀口大学も「太陽暦の作者は雪国に親切だった」と言っていたそうです。

ここ湖北でも彼のように「2月が尽きれば、待ちに待たれた3月が来る」と待ち焦がれる人は多いのではないかと想像いたします。私も寒いのは(ちなみに暑いのも)嫌いなので、そういう気がなくも無いんですが、商売人としては話は別。

2月は短すぎるのよ。特に月末が。今月は25日が月曜日で給料日でしょ。ほんで、残りが26日、27日、28日の3日しかない。集金はせんならん。仕入先に送金はせんならん。そのための資金繰り。これに加えて教育委員会の定例会。さらに自治会長として広報、回覧物の配布と連合自治会の総会。

毎年、毎年、思うんです。何で2月だけ28日しかないねん?せめてうるう年並みに29日にしてくれと。好むと好まざるに拘わらず、2月だけが短いことに疑問を持つ方は多いようで、ネットで検索してもその手の質問と回答に溢れております。

2つの理由があるみたいですね。一つは、元々の古代ローマ暦では3月から始まって2月は最後の月だったということ。奇数月を31日、偶数月を30日とすると、2月は30日になるのですが、これだと1年366日になってしまうので、1日削られて、まず29日になったそうです。

そういえば、9月はSeptember、10月はOctober、11月はNovember、12月はDecemberですけど、それぞれ本当は7番目、8番目、9番目、10番目の月という意味ですもんね。ちなみに2月のFebruaryは斎戒や葬儀を意味する言葉が語源のようです。

もう一つは、ジュリアス・シーザーが7月に自分の名前をつけてJulyとしたのに倣い、アウグストスが8月をAugustと名付け、さらに小の月(30日)だった8月を大の月(31日)にするために、最後の月の2月から1日分捕ってきたというもの。

まあ、事の真偽は別として、月単位で仕事が回転している私のような職業の者にとっては、いつまでもこんな不便な制度を続ける必要があるのだろうか?と思います。せめて、1月を30日にして、2月を29日にしてくれんかな。

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