虎中卒業式

テーマ:まちづくり
昨日は、教育委員会からの代表として虎姫中学校の卒業式に参列してまいりました。そう、昨年と同様、告辞を読む大役が待っております。

2回目ということで要領はわかっているのですが、それでも前の日からちょっと落ち着きません。「もし、天気が悪くなって雪でも降ろうもんなら、出だしの時候の言葉も変えなあかんやろか」とか、「声出して練習しとかんと、舌がまららん(回らん)こつならへんやろか」とか。

幸い朝から天気晴朗ナレドモ波高し、いや波はありませんな。絶好の卒業式日和。虎姫集会所のIさんに送迎していただきまして虎姫中に到着。昨年は母校西中ということで他の来賓も知った顔が多かったのですが、今年は馴染みのないお顔ばかりで、いやがうえにも緊張は高まります。

考えてみれば、お向かいに位置する虎姫高等学校に3年間通って慣れ親しんだ地であるわけですが、あの当時は虎小と虎中、どっちがどっちかってことも気にもせんかったなぁ。ただ、警察と消防署が近くにあったことはよう覚えております。

で、私の、というより教育委員の席は例によって居心地の悪い来賓の一番上座なんですが、その隣は虎姫警察署長さんなんですね。毎朝立ち番に立って登校して来る生徒たちに挨拶をして下さるそうです。地域と学校が密着してるんですね。

さて、卒業式が始まりましても、「どこから壇に上がって、どこで国旗と校旗に敬礼し、どの場所でどの方向を向いてお辞儀をしょうかな」と目線で追いながら予行演習を繰り返します。そうこうしてるうちに校長先生の式辞が終わって、私の番やん。

58名の卒業生を前に、偉そうに告辞を読ませてもらいましたが、皆さん静まり返って聴いて下さいました。「今年の3年はちょっと大変な子も居たんですよ」とのことでしたが、全員揃って整然とした本当に立派な卒業式でした。

終了後、「天気が良くて本当によかったですね。お疲れ様でした」と今年定年を迎えられる校長先生に申し上げると、「ほんと、こんなにいい天気は初めてです。やっぱり私の行いが良かったんですね~(笑)」

控室を出て帰り間際に校長室を見ると、髪の毛を茶色に染めたヤンチャ坊たちが数人ソファに座っていました。校長先生に御礼を言いに来たみたいです。「人という字は2本の画が支え合って成り立っている。お世話になった人に感謝を」と申し上げた告辞の言葉も報われた、そんな気持ちになって玄関へ向かいました。

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