晩参観
テーマ:旅日記
2012/06/16 09:20
ホタルの季節となりまして、旧山東町はゲンジボタルの里として大々的に宣伝しておられますし、長浜の街なかでも各所でホタルが見られるという話を聞くのですが、慌しい日々を送る中ではわざわざ蛍狩りに出かける気持ちの余裕がなかなか生まれません。
さて、有馬に参りますと宿のフロントに「ホタルマップ」が置いてありまして、8時台から太閤橋の下手で見られますよ、とのことなので、夕食を済ませて浴衣がけで出かけてみることにしました。ちなみに「蛍狩り」って、てっきり虫カゴと網持って行くのかと思ってましたら、「紅葉狩り」と同様鑑賞の意味だったんですね。
坂を下って、裏道を抜けながら表通りに出ますと、チラホラと人影が現れて、さらに太閤橋の下手に来ると、有馬川の川沿いにずらりと人の列ができておりました。川下へずんずんと進んでいくと草叢のようなところに居るわ居るわホタルの乱舞。
ホタルの語源は、「ホ(火)」が「タル(垂る)」と見た目をそのまま表現したものとのことですが、実に幻想的でしばらく魅入ってしまいました。ふと左手から若いカップルの喚声が聞こえましたのでそちらの方に目を向けますと、何と男性の方の手のひらの上にホタルが止まっているではありませんか。ナイスキャッチやん。
よ~し、おいらも挑戦、とばかりに川面に飛び交うホタルに向かって、「おいでおいで」とばかりに手のひらを振り続けます。すると不思議不思議、次第次第に上方にふわふわと飛んで参ります。あともう少しというところで、ひらりと逃げられてしまいました。
「やっぱり、若い男性のフェロモンでないとあかんわ。中年のノネナールではホタルも逃げよるわ」と、妻に誂われながらも再挑戦。すると、またまた私の手技に釣られるようにふわふわと上昇してくる一匹のホタル。ゆるやかな磁力に引きつけられるように近づいて来たと思うと、ふわりと私のたなごころの上に。
「やったぁ~」「あら、ほんまに来たやん」と若い男女のようにはしゃいでしまいましたが、やっぱりこれこそが蛍狩りですな。さてさて、「ほたるこい」の歌に例えますと、「あまい水 誘われ来れど 苦い水」の25年だったかもしれませんけど、先の人生「あまい水 苦い水も あまい水」でいきたいもんです。
さて、有馬に参りますと宿のフロントに「ホタルマップ」が置いてありまして、8時台から太閤橋の下手で見られますよ、とのことなので、夕食を済ませて浴衣がけで出かけてみることにしました。ちなみに「蛍狩り」って、てっきり虫カゴと網持って行くのかと思ってましたら、「紅葉狩り」と同様鑑賞の意味だったんですね。
坂を下って、裏道を抜けながら表通りに出ますと、チラホラと人影が現れて、さらに太閤橋の下手に来ると、有馬川の川沿いにずらりと人の列ができておりました。川下へずんずんと進んでいくと草叢のようなところに居るわ居るわホタルの乱舞。
ホタルの語源は、「ホ(火)」が「タル(垂る)」と見た目をそのまま表現したものとのことですが、実に幻想的でしばらく魅入ってしまいました。ふと左手から若いカップルの喚声が聞こえましたのでそちらの方に目を向けますと、何と男性の方の手のひらの上にホタルが止まっているではありませんか。ナイスキャッチやん。
よ~し、おいらも挑戦、とばかりに川面に飛び交うホタルに向かって、「おいでおいで」とばかりに手のひらを振り続けます。すると不思議不思議、次第次第に上方にふわふわと飛んで参ります。あともう少しというところで、ひらりと逃げられてしまいました。
「やっぱり、若い男性のフェロモンでないとあかんわ。中年のノネナールではホタルも逃げよるわ」と、妻に誂われながらも再挑戦。すると、またまた私の手技に釣られるようにふわふわと上昇してくる一匹のホタル。ゆるやかな磁力に引きつけられるように近づいて来たと思うと、ふわりと私のたなごころの上に。
「やったぁ~」「あら、ほんまに来たやん」と若い男女のようにはしゃいでしまいましたが、やっぱりこれこそが蛍狩りですな。さてさて、「ほたるこい」の歌に例えますと、「あまい水 誘われ来れど 苦い水」の25年だったかもしれませんけど、先の人生「あまい水 苦い水も あまい水」でいきたいもんです。