プロとエピ

テーマ:よもやま話
かつて私が勤めておりました石油会社の本社(現在は解体)前には、昭和63年に創立100周年を記念して作られたプロメテウス像が立てられておりました。

プロメテウスはギリシャ神話で人類に火を与えた神として有名ですが、先日朝日新聞の天声人語欄を読んでいたら、彼にエピメテウスという弟がいたことを初めて知りました。どこかで聞いたことがあったのかもしれませんが、少なくとも記憶には残っておりません。

さて、プロとエピ、どこかでこの組み合わせは聞いたことがあります。そう「プロローグ(序章)」と「エピローグ(終章)」。プロが先でエピが後。そもそも「プロメテウス」の名には「先に考える男」という語意があり、弟の「エピメテウス」は「後で考える男」という意味なんだそうです。

そうか、ギリシャ神話の神様の名前もなかなか奥深いですね。さて、エピメテウスは知らなくても、この人の奥さんの名前を知らない人は居りますまい。そう、かの「パンドラ」なんです。美貌でしたが、禍の箱を開けて不幸をまきちらしてしまった女性。

日石本館の前に立つプロメテウス像の下には「希望」という字が刻まれていましたが、パンドラの箱の中にも確か「希望」が残ったんですよね。プロメテウスは人類に火を与えた罪として殺されてしまいますが、エピメテウスとパンドラは大水害の後も生き残ったそうです。憎まれ物世に憚るってことでしょうか。

さて、昨日のお昼はベーコン・エピ

エピだけに、先にパンの部分を食べてベーコンは後で食べるのかと思いましたら、この「エピ」はフランス語で「穂」のことなんだそうです。このパンの形が穂先に似ているからだとか。あ、ほ~でっか~。いろいろと勉強させられますな。

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