ヤーヤ

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日は、4月第一土曜日ということで曳山博物館に入庫している展示曳山を入替えを行なう「交替式」。今年出番の四基が出庫し、私どもの翁山を含めて来年の出番山四基が入庫いたします。

さて、山蔵から曳山博物館に向けて出発の前に、総当番に出向されている中老さんが今年は「ヤーヤで行くで」とわけのわからないことをおっしゃいます。「ヤーヤって何ですか?」と思わず聞き返します。

曳山祭といえば、掛け声は「よいさ!」がお馴染み。山曳き、くじ取り、裸参り、すべてに渡って「よいさ」の掛け声で物事が動きます。ところが、数十年前までは、山を曳く時の掛け声は「よいさ」ではなくて「ヤーヤ」だったという記録が残っていることが、今年の総当番の中で発見されたそうです。

今年の総当番委員長を輩出している我が伊部町組としては、これを復活させないわけにはいかないという話になったらしく、綱先さん、まじで「ヤーヤ!」と威勢よく出立ちの掛け声を掛けられたではないですか。「えっ!まじ?冗談ちゃうん」と思いましたが、合いの手も「ヤーヤ」って皆云うてますやん。

しかし、何か気合が入りません。「ヤーヤ」では、どうも曳くのが「いやや」的なイメージが湧き出てきそうな雰囲気です。各人がてんでバラバラの間合いで声を掛けるもんですから、締りの無いことこの上なし。さて、来年の当町の出番で「ヤーヤ」は採用されるのか否か、注目されるところです。

さて、出立の少し前に山蔵の前で待機しておりましたら、北の方からグレーの車がやって来たのですが、バリケードで通行止めとなっているため、ガードマンさんに止められ、運転手の女性が説明を受けておられます。

「あれ~、何か見たことあるなぁ」と近づいて行きますと、何とゆうこりんさんやん。「あかんがなぁ~、こんなところに入って来たらぁ~」「あれま、こんなところで」「どこ行くん?」と尋ねますと、お得意さんの◯庵さんにお酒の配達とのこと。

「悪いけど、ぐる~っと大回りせなアカンわ。あ、テレビ見たで、横顔アップ」「やーゃ、見んといて」と言って、まさにヤ~矢の如く去って行かれました。離れて見ていた紋付姿の翁山副負担人さん、「べっぴんさんのところには目ざとく飛んでくなぁ」とおっしゃいますけど、目ざといのはどっちやねん。


(追記)
曳山交替式の様子は、こちらのブログで。私の後ろ姿が拝めます(笑)

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