命の恩人逝く

テーマ:よもやま話
先日の従姉に続きまして、昨朝今度は父の従弟のKさんの訃報が飛び込んで参りました。塩津神社の宮司をされておりましたが、十数年前に脳出血で倒れられてからは無理もできなくなり、最後は腎臓を患われて入院先の病院で亡くなられたようです。

実は、私にとっては命の恩人だったのです。姓はKさんですが、私たちは親しみを込めて名前の方で「たけさん」と呼んでいました。そのたけさんがまだ20代の頃、当店で働いておられた時期があったのですが、私はまだ幼稚園に行く前だったと思います。

うちの裏には米川が流れておりまして、以前は里道を通って川岸まで行くことができました。ちょうど今「黄金の屏風」のモニュメントが立っているところは、近隣の共同の洗い場であった時期があり、私の幼い頃はちょっとした遊び場になっていました。
 ちょうどこのあたり
ほとんど記憶はないのですが、そこで遊んでいた時に誤って川に落ちまして流されてしまったようです。一緒に遊んでいた(多分)姉たちが、家へそのことを伝えに帰り、ちょうど居合わせたたけさん、すぐさま駆けつけ、流れに先回りしたのか、ある地点で拾い上げて下さったそうです。

今日がお通夜、明日が告別式なのですが、今年は垂井祭の太夫として出場することになり、今日から三役入りの稽古が始まるので出席できません。月末集金を大急ぎで済まして、昨日の夕方塩津まで車を走らせ、お別れに行って参りました。

倒れられてからはお痩せになったのですが、さらに小さくなっておられました。しかし、お顔は紛れもなくたけさん。ありがとうございました。あなたがいらっしゃらなければ、私はこの世に居りません。本当にありがとう。

さようなら、たけさん。安らかにお眠り下さい。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2011/04      >>
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧