教育行政方針説明会

テーマ:まちづくり
昨日「平成23年度教育行政方針説明校園長会」なる仰々しい会議がございまして、教育委員として出席を求められておりました。しかし今月は10日が日曜日だったので、あいにく昨日11日は十日掛集金の日。

たまたま新任の教育総務課長が北小時代の同級生ですので、「あんなぁ、うち零細企業やし11日集金回らんとやばいし、欠席させてもろたらあかんやろか?」と率直に尋ねましたら、「教育長が市内全校園長の前で方針を説明する重い会議なんで、途中退席はやむを得ないとしても欠席はまずかろ」と率直に答えてくれまして。

幸い午前中に大方集金を終えまして浅井支所へ。しかし居並ぶ校長先生方の面々を上手の席から見下ろす形でどうも落ち着きません。中には存じ上げてるお顔もちらほらと。あぁ、やっぱあの先生出世してやあるわ、とか...。

さて、教育長からの方針説明がメインなわけですが、現状説明でいきなりショッキングな事実をつきつけられます。近年、全国学力テストというのが行なわれているのはご存知かと思いますが、滋賀県はどんなもんだと思われます?まあ、何となく30代後半の順位かなあ、なんてイメージしますよね。まあそんなもんですわ。

でね、同じ基準で長浜市の平均点を全国都道府県と比較して順位化したものも発表されまして、中学生は特に数学とか優秀なんですが、小学校5年生が大変。国語、算数ともほぼ全国最下位クラス。さらに学力のみならず体力も同様の結果。

この事実をふまえて、色々な対策方針を述べられたわけですが、特に重点ポイントの一つが「就学前」つまり「幼児教育」のようです。脳科学理論に基づいて、前頭前野の発達促進を図る。実際に「大きな声で話ができる」「行動が早くなる」「話をよく聞く」という目に見える効果が現われるみたいです。

まあ、幼児のうちから難しいことを教え込むわけではなく、簡単な音読・暗唱・計算を短時間行なうことで集中力が養われるようです。集中、暗唱といえば曳山祭の稽古なんかもまさにこれに相当するものだと思いますが、教育長もこのことに言及し曳山祭を教育面からも評価しておられたのが印象的でした。

大震災発生後、作家の阿刀田高さんが日経の文化欄に書かれていた言葉。「もともとこの国は貧しかったのだ。貧しいからこそ〝読み書き算盤〟を旨として知力を高め、世界第一の識字率を誇るようにもなった。文化の面でも俳句や短歌など筆一本紙一枚で心の豊かさを培う文学を広めて高めた。...」

日本は貧しくて「教育された人材」こそが資源、という基本に立ち返った国づくり、まちづくりが必要ですね。さて件の会議、最後に教育委員の自己紹介。大声で「〇〇です。よろしくお願いいたします」って言うたろ、と立ち上がったのですが、声がくぐもって思った声量の1/3も出んかった。嗚呼、この男にも幼児教育を!

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