自営隊出動

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日は、曳山祭の本日(ほんび)。大震災の影響で開催が危ぶまれましたが、これこの通り、長浜八幡宮は多くの見物客で賑わいました。

さて、曳山祭は華麗な山車と子ども歌舞伎ばかりに目が行きがちですが、山が動かなければ祭は始まることも終わることもできないわけで、山の曳き手がいてはじめて成り立つものでもあります。

かつては近在の方々の力をお借りしていたようですが、近年では滋賀大学、自衛隊、連合などの支援に加えて、山組相互協力(月宮殿、萬歳楼、猩々丸)などで、これを賄って参りました。

今年は総当番さんのご意向で、震災前から山曳ボランティアを募集し、さらにバイオ大学の学生さんにもお声掛けをするなど、この縁の下の力持ちの裾野を広げる努力を重ねて来られました。

しかし、3月11日の大災害発生により、強力な助っ人である自衛隊さんの支援は今年は仰げなくなってしまいました。被災者救助・復興活動が第一ですから当然のことです。

そこで、暇番山(出番でない山組)への協力依頼がございまして、もちろん各町とも快諾。我が翁山組は鳳凰山さんとともに、諫鼓山さんの応援に。ボランティアに応募された一般市民やバイオ大学の学生さんと合わせて、総勢40名以上が集まりました。

山組からの応援者は、会社を休んで駆けつけてくれた勤め人の方々もいらっしゃいますが、やはり自営業の方が中心。「自衛隊」に代る「自営隊」出動ですね。

諌皷山は4番山だったのですが、芝居の途中から生憎雨が降り出しまして、雨中の山曳き。夕刻、雨はあがりましたが、山はご覧のようにカッパ姿で戻り山

途中休憩はあるものの朝から晩までの山曳きでやはりかなり疲れました。毎年支援していただいている皆さんに改めて強い感謝の念が湧き起って参ります。それでも出番時の緊迫感や重圧も無く、祭らしい祭を楽しませていただくことができました。諌皷山、鳳凰山、翁山の3山相互支援は来年以降も続けられる予定です。

午後11時過ぎ、無事諌皷山山蔵搬入終了。

皆様おつかれさまでした。


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