今したらあかんこと

テーマ:石油
東北地方の大惨状を目の当たりにして、「今自分にできることは何か?」と皆さん真剣にお考えになっていると思います。何かできることをしたいのに何もできないもどかしさ。一方で結末の見えない福島原発の事故で不安感は高まる一方。

そんな中、昨日枝野官房長官が国民に向けて、被災地以外において不要不急の石油製品、その他の物品の買占め、買いだめは厳に謹んでほしいとの要請をされました。

ガソリン、灯油、石油製品に関しては、関連業者の立場で情報を提供いたしますと、東北、関東にある製油所、油槽所は被災して生産、流通が停止しているものの、日本全国の生産能力、在庫等からトータルで品切れになる事態ではないようです。

しかし、東西の供給バランスが著しく崩れているため、被災地への優先輸送、西から東への応援出荷の影響で流通量が制限されているのは事実で、私たちの元売JXの例で言うと、当面前年の出荷量の1割~2割削減の出荷調整が始まりました。

地震直後くらいには、被災地向けなのか不安感からの買占めなのか、携行缶を買えるだけ買ってガソリン給油に来られるお客様もあったようで、全国的にホームセンターから携行缶が払底しているようです。被災地でガソリン不足が深刻なのですが、爆発しやすく素人では輸送に危険が伴う代物です。

まず餅は餅屋、つまり国や自治体からの要請に最大限応じた元売会社の配送計画に委ねて、被災地以外の住民は自らの節油に努めるのが肝心だと思います。また民間備蓄の取り崩しや卸価格の市場連動を制限し、小売価格の安定化を図ることも検討されているようです。

他の物資、例えば水、インスタントラーメン、電池なども買だめが横行しているようです。防災目的で必要最小限準備するのは当然としても、必要以上に確保するのはやめましょう。自分の子どもが心配だからと被災もしていない所(しかも長浜より西の地域)へ物資を送っている親バカもいるようですが...。

各所で義援金を集める運動が拡がって参りました。やはり通常の倍額以上寄付される方がほとんどだそうです。不要不急の物資を買いだめするくらいなら、そのお金を義援金に回しましょう。なお、義援金詐欺も発生しているそうですので、十分に注意をしましょうね。

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