GAP

テーマ:よもやま話
いつの何新聞だったかは珍しく忘れてしまいましたが、最近読んだ記事の中に「ロゴ変更の失敗」というのがあって、その一つとしてGAPのそれが紹介されておりました。

GAPというのは、ご存知の方も多いと思いますがアメリカ最大の衣料小売店で、日本で言いますと「ユニクロ」みたいなもので、日本でも何店か支店がある人気ブランドです。

で、昨年の10月に、上記右のような新ロゴを発表したわけですが、従来のイメージとあまりに差があるため苦情が殺到し、わずか1週間で新ロゴ採用を撤回したそうです。まさに会社の戦略と顧客のイメージに埋めることのできないギャップ(GAP)があったというわけです。

昨日の日曜日は、例によって店番。大震災発生後3日目ですが、新聞のTV欄は地震関連報道の文字以外は空白の目立つ非常事態。朝から流れる被害状況、安否情報、政府発表、等々まさに日本国緊急事態宣言です。

しか~し、当地長浜は江・三姉妹博開催と好天も相俟って、いつもの週末と変わらぬ観光客が訪れて下さっております。こちらから地震の話題を持ちかけますと「ホント怖ろしいですよね~」となりますが、そうでなければ、珍しい光景に立ち止まったり、奇声を発したりと非日常を楽しむ、普段の観光客の姿。

そうそう、こうやって日常どおりの生活を送れるものは送って、同時に被災地のためにできる人的、物的、金銭的協力を惜しまない。一億総服喪したところで被災者が皆救われるわけでもない。理屈でそう自らを納得させようとするんだれけど、道行く観光客とそれに相手する自らの姿とTVの向こうの人たちの世界とのGAP。

しかし、このGAP、復興支援の名のもとに必ず埋めて行かなければならないものです。被災地沿岸から出荷された海産物が昨日長浜の市場に届いたそうです。しかし、それらはこの先いつまた再び出荷できるるかは全くわからないのです。

もう少し、災害の全容が見え初めてから、今こうして普段の生活とTVの向こうの世界に感じていたGAPを埋める生活が始めるはずです。それは物の不足か物価の高騰か、はたまた大増税なのかわかりませんが、痛みを平等に分かちあう覚悟が必要となるはずです。

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