瓶詰めの男

テーマ:油甚本店
昨日は、番頭さんのお休みと事務員さんの親戚のご不幸が重なりまして、私が店番。大学も決まって暇にしている息子に「バイトするか?」と声をかけましたら、やってみるとのことですので、胡麻油の瓶詰めをさせることにいたしました。

この作業は、まず量り売り用の油壺の中から、柄杓で胡麻油を掬いまして、漏斗を通して瓶に流し入れます。それが終わりますと、今度は打栓。打栓器などというものはございませんで、土間と上がり框の高低差を利用し、木片を使って梃子の応用で打栓いたします。

さらに、瓶の裏面に商品仕様ラベルを糊付け賞味期限を押印、表面には「胡麻油」のレッテルを糊付け。そして、蓋の部分の化粧にカッパ巻き。最後に白いハトロン紙で包装。

この内の、最後の包装以外の過程を息子にやらせてみました。油の瓶詰めは漏斗が動いたり、量の調節も慣れるまではなかなかうまく行かず、肩が凝ったことだと思います。打栓や糊付けは問題なくこなしましたが、問題は「カッパ巻き」。

この作業、ゆうこりんさんやままさんはよくご存知だと思いますが、格好良く巻きつけるのはなかなか至難の業で熟練、と言うより手先の器用さを要します。事務員さんもこれだけは苦手で、普段でもこの作業だけは私の専任作業となっています。

それでも、何とか半分弱15本くらいは息子が巻きました。やや不細工ですが、味に変わりはないのでこらいて下さい。通常の倍くらいの時間はかかりましたけど、何とか完成。ちなみにバイト料はおばあちゃんが志願してお支払い下さいましたわ。

ホントは、写真付で作業解説したいところですが、まあ今日は
手本を見せる
瓶詰めの男
これだけで勘弁しといて下さい。しかし、誰やらさんとは違って全く絵になりませんな。

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