きらず揚げ

テーマ:油甚本店
え~皆さん、「きらず」というものをご存知でしょうか?
あ~、それはキラーズ
「きらず」とは漢字で「雪花菜」と書きますが、いわゆる「おから」のことであります。なぜ「きらず」というのか?わざわざ包丁で切ったり料理する必要がないから、なのだそうです。で、それがどうした?

実は、先日tossanが愛娘のベーダちゃんを連れて来店下さった時に、ベーダちゃんが試食してくれたお菓子がございます。tossanが「このお菓子売っておられるのでしょうか?」というお尋ねだったのですが、売っております、これこの通り。
その名も きらず揚げ

なぜ、油屋がお菓子を売るのか?至極もっともな疑問であります。お答えいたしましょう。

私どもの取引先のメーカーさんが「赤水(あかみず)」という菜種油を製造されております。菜種油は古来日本で明かり用や食用として広く利用されて参りましたが、昨今の菜種油は抽出法と申しまして、搾り粕からさらにヘキサンによって化学的に抽出された油が混ざっております。

しかるに、この「赤水」は、遺伝子組換のない菜種をヘキサン抽出をしない昔ながらの圧搾法で絞った、いわゆる「一番搾り菜種油」なのです。

一般の菜種油に比べ、焙煎を強くすることで香りを強めているこの「赤水」は、当店でも1リットル700円で販売しているのですが、なかなか一般のお客さんには訴求力がございません。そこで、メーカーさんが「このお菓子は、この赤水で揚げてるんです。これを試食していただいて、赤水の販促につなげて下さい」と紹介して下さったのが、「きらず揚げ」だったのです。

確かに、かりんとうとも違うし、歯ごたえもよく、適度な塩味でくせになります。おかげさまで、販促のための試供品の方がどんどん売れまして、赤水の方はなかなか「あかんみず」ですわ。

きらず揚げ、色々な種類があるようですが、当店では塩味と唐辛子味を扱っております。280円。♪忘~すれられないの~、な味ですよ。

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