姪 you be happy
テーマ:よもやま話
2014/02/23 09:11
昨日は姪(姉の娘)の結婚式。ご当家がチャーターされた中型バスに親戚、長浜の友人たちが乗り込んで一路名古屋へ。式場はアルカンシエルという専門式場。義兄が「歩かん貝」と覚えました、と解説。
式の前に親族紹介があったのですが、中央に仕切りのあるカラオケルーム大の大きさの部屋に通され、中央に向かって当方の親族が並んで座ります。
準備万端整ったところで
それではご対面~ん
とばかりに、ブラインドカーテンが開いて両家が顔合わせという仕組み。こんなの初めて。さすが名古屋だがや。
新婦父子のヴァージンロード
新郎新婦&神父
屋外階段でのフラワーシャワーと親族記念撮影。披露宴は、2階から新郎新婦が降りてくるスタイル。着座と同時にブラインドが上がって外が見えたり、厨房を見せたり。ん?これどこかで見たことがあるぞ、と考えていたのですが、2,3年前に参列した親戚の結婚式が岐阜のアルカンシエルであったことを思い出しました。
映像をふんだんに活用した展開、参列者にも事前予告なしでエスコート役をお願いしたり、ゲームに参加させたり、というのは最近の流行りでしょうか。新郎新婦が入刀したケーキを両親がお互いに食べさせたりも
あ~ん
新婦は未熟児で生まれたんですが、エレクトーンの腕は天才的。これはうちの家系の血ではありませんわ。親友のスピーチの中にもありましたが、小さな顔いっぱいに魅力的な笑顔をはじけさせます。いや~、本当におめでとう。
主賓である勤務先の専務さんが、ちょうど開催中のソチ五輪にちなんで結婚をメダルに例える名スピーチ。今日の結婚式はご両親への金メダル。本人たちにとっては銅メダルで、子供ができた時が銀メダルで、子供の結婚式を見届けた時が自分たちの金メダルだと。
式場の「アルカンシエル(Arc en ciel)」はフランス語で空にかける架け橋、つまり「虹」という意味だそうな。marinaちゃん、銀メダルは最低2個、「にじ(虹、二児)」を越えることを祈っています。二人で一歩一歩あるかんせ。お幸せに。
式の前に親族紹介があったのですが、中央に仕切りのあるカラオケルーム大の大きさの部屋に通され、中央に向かって当方の親族が並んで座ります。
準備万端整ったところで
それではご対面~ん
とばかりに、ブラインドカーテンが開いて両家が顔合わせという仕組み。こんなの初めて。さすが名古屋だがや。
新婦父子のヴァージンロード
新郎新婦&神父
屋外階段でのフラワーシャワーと親族記念撮影。披露宴は、2階から新郎新婦が降りてくるスタイル。着座と同時にブラインドが上がって外が見えたり、厨房を見せたり。ん?これどこかで見たことがあるぞ、と考えていたのですが、2,3年前に参列した親戚の結婚式が岐阜のアルカンシエルであったことを思い出しました。
映像をふんだんに活用した展開、参列者にも事前予告なしでエスコート役をお願いしたり、ゲームに参加させたり、というのは最近の流行りでしょうか。新郎新婦が入刀したケーキを両親がお互いに食べさせたりも
あ~ん
新婦は未熟児で生まれたんですが、エレクトーンの腕は天才的。これはうちの家系の血ではありませんわ。親友のスピーチの中にもありましたが、小さな顔いっぱいに魅力的な笑顔をはじけさせます。いや~、本当におめでとう。
主賓である勤務先の専務さんが、ちょうど開催中のソチ五輪にちなんで結婚をメダルに例える名スピーチ。今日の結婚式はご両親への金メダル。本人たちにとっては銅メダルで、子供ができた時が銀メダルで、子供の結婚式を見届けた時が自分たちの金メダルだと。
式場の「アルカンシエル(Arc en ciel)」はフランス語で空にかける架け橋、つまり「虹」という意味だそうな。marinaちゃん、銀メダルは最低2個、「にじ(虹、二児)」を越えることを祈っています。二人で一歩一歩あるかんせ。お幸せに。
久々に木之本
テーマ:まちづくり
2014/02/22 09:00
昨日は学校訪問で余呉小と木之本中へ。先日木之本小でもお願いしたのですが、木之本の人たちは木之本の良さに気づいておられないような様子なので、もっと地域を知ってもらうような活動をしてほしい、と申し上げました。北国街道なんて長浜より木之本のほうが立派。地元に自信と誇りを持ってほしいと思います。
そんな偉そうなことを言った手前、そのまま帰るわけには行きませんで、久々に木之本の街を散策。まず開催中の「黒田官兵衛博覧会」の会場へ。う~ん、2年前に見たのと同じような会場光景。もうNHKの大河パネル展もええかげん飽きてきましたなぁ。
出口の右側の目立たないスペースに面白そうなものがありまして
そこで記念撮影お笑いやな
会場のちょうど斜め前に「かえる堂」というお土産屋さんができておりましたので、中を覗いてスタッフのご婦人に「いかがですかぁ、観光客増えましたかぁ?」と聞きますと「ぼち~、ですねぇ」と。「ぼち~、ですか?」と聞き返しますと、「ぼちぼちまで行かん、ぼち~ですわ」と。なるほど、うまいことおっしゃる。
木之本名物と思しき名品が並んでおりましたが、「何が一番売れますか?」と尋ねますと、「そうですねぇ、丁稚羊羹なんかが手頃で」。見ると280円とある。安い!買わんけど。「でもね、ここには置いてませんけどね、皆さん買われるのは、つるやさんのサラダパンですね」。ちなみに黒田パンベエなるパンも出たらしい。
そこから北国街道をやや南に行ったところに新しく開店したというお蕎麦屋さんで昼食をとることに。寒いので最初かけそばにしようと思ったのですが、安曇野産わさび使用という宣伝文句につられて、ざるそばに変更。そばはコシが強くこだわりが感じられ美味。できたらおツユとわさびをもうちょっと増量してほしいかな。
さて、ここまで来て寄って帰らんわけにはいかんやろ、ということで、電話で在宅を確認した後ゆうこりんさんのお店へ。ちょうど大女将もお見えで歌舞伎談義なんぞをした後、以前から色々お尋ねしたいことがあった商品を入れる化粧箱の件で、有用なアドバイスを頂戴いたしました。
私が来店してほどなく、4名ほどのお客さんが来られてお話は中断したのですが、うち一人のおばはん客が、ゆうこりんさんが私のお土産にとケースの上に置いていた桑酒ケーキを何食わぬ顔で持って帰ろうとするではありませんか。私は気が弱いので黙認しかけていたら、ゆうこりんさんが「あ、それは違います!」と。
最初、「地蔵さんからこっちには全然お客は来ゃあれんのよ」とお嘆きでしたが、その後も新たなお客様が来店。ひょっとして私誘客パワー有り?ご繁盛ぶりを嬉しく拝見し、お邪魔にならぬように引き上げた次第でござりまする。
そんな偉そうなことを言った手前、そのまま帰るわけには行きませんで、久々に木之本の街を散策。まず開催中の「黒田官兵衛博覧会」の会場へ。う~ん、2年前に見たのと同じような会場光景。もうNHKの大河パネル展もええかげん飽きてきましたなぁ。
出口の右側の目立たないスペースに面白そうなものがありまして
そこで記念撮影お笑いやな
会場のちょうど斜め前に「かえる堂」というお土産屋さんができておりましたので、中を覗いてスタッフのご婦人に「いかがですかぁ、観光客増えましたかぁ?」と聞きますと「ぼち~、ですねぇ」と。「ぼち~、ですか?」と聞き返しますと、「ぼちぼちまで行かん、ぼち~ですわ」と。なるほど、うまいことおっしゃる。
木之本名物と思しき名品が並んでおりましたが、「何が一番売れますか?」と尋ねますと、「そうですねぇ、丁稚羊羹なんかが手頃で」。見ると280円とある。安い!買わんけど。「でもね、ここには置いてませんけどね、皆さん買われるのは、つるやさんのサラダパンですね」。ちなみに黒田パンベエなるパンも出たらしい。
そこから北国街道をやや南に行ったところに新しく開店したというお蕎麦屋さんで昼食をとることに。寒いので最初かけそばにしようと思ったのですが、安曇野産わさび使用という宣伝文句につられて、ざるそばに変更。そばはコシが強くこだわりが感じられ美味。できたらおツユとわさびをもうちょっと増量してほしいかな。
さて、ここまで来て寄って帰らんわけにはいかんやろ、ということで、電話で在宅を確認した後ゆうこりんさんのお店へ。ちょうど大女将もお見えで歌舞伎談義なんぞをした後、以前から色々お尋ねしたいことがあった商品を入れる化粧箱の件で、有用なアドバイスを頂戴いたしました。
私が来店してほどなく、4名ほどのお客さんが来られてお話は中断したのですが、うち一人のおばはん客が、ゆうこりんさんが私のお土産にとケースの上に置いていた桑酒ケーキを何食わぬ顔で持って帰ろうとするではありませんか。私は気が弱いので黙認しかけていたら、ゆうこりんさんが「あ、それは違います!」と。
最初、「地蔵さんからこっちには全然お客は来ゃあれんのよ」とお嘆きでしたが、その後も新たなお客様が来店。ひょっとして私誘客パワー有り?ご繁盛ぶりを嬉しく拝見し、お邪魔にならぬように引き上げた次第でござりまする。
こましゃくれる
テーマ:言葉・漢字
2014/02/21 09:46
今月のさざなみ通信は「「小」がつくと」になったんですが、それを決めるやりとりをする中で、メイさんから次のようなメッセージをいただきました。
「こましゃくれる」っていうのは「こ」が接頭語ではないですね。語源が気になります。ついでに、「決れる」って、こんな書き方をするようです。知らんかった…。
大人びていたり、小生意気な子供がいると、「こましゃくれたガキや」なんて言ったりしますよね。これは「小+ましゃくれた」ではありませんで、「こま+しゃくれた」でもないようです。
あ、ちなみにメイさんが書いておられた「決れる」、これで「しゃくれる」と読むんですね。「抉」という字も同義のようですが、旁の「夬(カイ)」は「コ型にえぐるさま」を表した会意文字。
「決」は「水+夬」なので、「水によって堤防がコ型にえぐられること」を表すんだそうです。そうか、だから堤防の決壊って言うんか。「がっぽりと切ること」から「決定(きめる)」の意に転じたんだって。これは知らなんだな。
さて「こましゃくれる」の方は語源由来辞典によれば、「こまさくれる」が転じた言葉だそうな。「こま」は「細かい」、「さくれる」は利口ぶったりする意味で使われていた「さくじる」が転じた語なんですと。
「さくじる」は利口そうに振る舞うをいう「さかしら(賢しら)」と同源と思われるとも書かれています。「小ざかしい」も「小賢しい」と書きますから、結局「ちょっと利口ぶった」という意味の同じような構成の語なんですね。
ちょっと 利口ぶった
小 賢しい → 小賢しい(こざかしい)
細 さくじる → 細賢れた(こまさくれた)
「こましゃくれる」っていうのは「こ」が接頭語ではないですね。語源が気になります。ついでに、「決れる」って、こんな書き方をするようです。知らんかった…。
大人びていたり、小生意気な子供がいると、「こましゃくれたガキや」なんて言ったりしますよね。これは「小+ましゃくれた」ではありませんで、「こま+しゃくれた」でもないようです。
あ、ちなみにメイさんが書いておられた「決れる」、これで「しゃくれる」と読むんですね。「抉」という字も同義のようですが、旁の「夬(カイ)」は「コ型にえぐるさま」を表した会意文字。
「決」は「水+夬」なので、「水によって堤防がコ型にえぐられること」を表すんだそうです。そうか、だから堤防の決壊って言うんか。「がっぽりと切ること」から「決定(きめる)」の意に転じたんだって。これは知らなんだな。
さて「こましゃくれる」の方は語源由来辞典によれば、「こまさくれる」が転じた言葉だそうな。「こま」は「細かい」、「さくれる」は利口ぶったりする意味で使われていた「さくじる」が転じた語なんですと。
「さくじる」は利口そうに振る舞うをいう「さかしら(賢しら)」と同源と思われるとも書かれています。「小ざかしい」も「小賢しい」と書きますから、結局「ちょっと利口ぶった」という意味の同じような構成の語なんですね。
ちょっと 利口ぶった
小 賢しい → 小賢しい(こざかしい)
細 さくじる → 細賢れた(こまさくれた)
惚気る
テーマ:言葉・漢字
2014/02/20 09:12
昨日のブログの最後の一行は私の「のろけ」でしょ、というコメントを頂いたんですが、「のろけ話」を聞いた後には「ごちそうさま」と言うのがお決まりになっていますよね。
これは、本人以外が聞いても全くつまらないおのろけ話を長々と聞かされても迷惑だという気持ちを、「もうたくさんだ」「お腹いっぱいだよぉ」という意味の「ごちそうさん」に託しているわけですよね。
さて、「のろける」を漢字変換すると「惚気る」と出てまいりやす。ほぉ~、こんな字を書くんでやんすね。この「惚」という字は「惚れる」と書くと「ほれる」と読み、「惚ける」と書くと「ぼける」もしくは「ほうける」とも読むようです。
「のろける」の「のろ」は「鈍間(のろま)」の「のろ」と同じ語幹で「のろけ(惚気)」は「動きがのろくなった精神」を意味するようです。つまり、恋愛に夢中になって周囲のしらっとした空気が読めないほど頭の回転が鈍っている状態を言うそうな。
惚の字の含まれた「恍惚(こうこつ)」という語がありますが、これは元々は「うっとりする。気をとられてぼんやりする」という意味だったのが、有吉佐和子の小説「恍惚の人」が出た時に老人性痴呆を指す用語として大流行したのを覚えています。あれは、まだ中学生くらいだったか?
まあ、痴呆も恋も原理は「惚」で一緒なのか。お腹がふくれても頭はぼんやりしますな。どっちにせよ「ごちそうさま」か。
これは、本人以外が聞いても全くつまらないおのろけ話を長々と聞かされても迷惑だという気持ちを、「もうたくさんだ」「お腹いっぱいだよぉ」という意味の「ごちそうさん」に託しているわけですよね。
さて、「のろける」を漢字変換すると「惚気る」と出てまいりやす。ほぉ~、こんな字を書くんでやんすね。この「惚」という字は「惚れる」と書くと「ほれる」と読み、「惚ける」と書くと「ぼける」もしくは「ほうける」とも読むようです。
「のろける」の「のろ」は「鈍間(のろま)」の「のろ」と同じ語幹で「のろけ(惚気)」は「動きがのろくなった精神」を意味するようです。つまり、恋愛に夢中になって周囲のしらっとした空気が読めないほど頭の回転が鈍っている状態を言うそうな。
惚の字の含まれた「恍惚(こうこつ)」という語がありますが、これは元々は「うっとりする。気をとられてぼんやりする」という意味だったのが、有吉佐和子の小説「恍惚の人」が出た時に老人性痴呆を指す用語として大流行したのを覚えています。あれは、まだ中学生くらいだったか?
まあ、痴呆も恋も原理は「惚」で一緒なのか。お腹がふくれても頭はぼんやりしますな。どっちにせよ「ごちそうさま」か。
ご馳走さん
テーマ:言葉・漢字
2014/02/19 09:22
「諸岡君のこと複製したい」「結婚はどうでもいいから子供を産みたい」と言い、ついに夜這いまで試みるふ久の大胆かつ奇怪な言行に戸惑いを隠せないここ数日のNHK朝ドラ「ごちそうさん」。
さてドラマの「ごちそうさん」はひらがなですけど、あれって漢字で書くと「ご馳走さん」でしょ。なんでこんな字書くんやろと思ったことありませんか?無い?あ、そうですか。では、さようなら。また明日。
というのも寂しいので続けますが、「馳走」の「馳」は「はせ参じる」の「馳せ」という字でありまして、「馳走」とは元々「走る」あるいは「はやく行くために馬を走らせる」という意味だそうな。
これが何で「もてなし」や「立派な料理」を意味するようになったか?それは、人をもてなすためには色々と準備に走り回らなあきませんでしょ。ほんであっちこっち奔走、いや馳走することが、そのまま「もてなし、立派な料理」の意味になったと。
てことは、「ごちそうさん」というのは、そもそも「色々とご準備ご大儀さん」という意味だったんですね。そう言えば欧米人は食事の前後にお祈りはしても、特に「いただきます」とも「ごちそうさま」とも言いませんね。食事ができるのも神様のおかげと思ってるからでしょうか。
うちはもちろんかみさんのおかげです。「ごちそうさん」。
さてドラマの「ごちそうさん」はひらがなですけど、あれって漢字で書くと「ご馳走さん」でしょ。なんでこんな字書くんやろと思ったことありませんか?無い?あ、そうですか。では、さようなら。また明日。
というのも寂しいので続けますが、「馳走」の「馳」は「はせ参じる」の「馳せ」という字でありまして、「馳走」とは元々「走る」あるいは「はやく行くために馬を走らせる」という意味だそうな。
これが何で「もてなし」や「立派な料理」を意味するようになったか?それは、人をもてなすためには色々と準備に走り回らなあきませんでしょ。ほんであっちこっち奔走、いや馳走することが、そのまま「もてなし、立派な料理」の意味になったと。
てことは、「ごちそうさん」というのは、そもそも「色々とご準備ご大儀さん」という意味だったんですね。そう言えば欧米人は食事の前後にお祈りはしても、特に「いただきます」とも「ごちそうさま」とも言いませんね。食事ができるのも神様のおかげと思ってるからでしょうか。
うちはもちろんかみさんのおかげです。「ごちそうさん」。