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取材商法

テーマ:よもやま話
先日店番してた時にかかってきた電話に出ると、「こちらリーダーズアイの出版社ですが、◯◯社長いらっしゃいますでしょうか?」。◯◯というのは私の苗字なんですが、何か声のトーンが妙に調子よくて胡散臭い。

思わず「いや、今ちょっとおりませんが」と言うと、「そうですか~、◯◯社長に取材のお願いをしたかったのですが、何時頃お帰りでしょうか?」。「いや~、ちょっとわかりません」と答えて電話を切る。

ディスプレイに現れた電話番号をメモして、「これはまたきっと怪しい会社に違いない」と思ってネット検索すると、あれあれほんまにリーダーズアイっちゅう雑誌あるやん。ほうか、今度かかってきたらちゃんと話聞かんとあかんな、と思ったところに出て来たYahoo知恵袋のサイト。

「今日電話でリーダーズアイと言う雑誌から、会社の取材をしたいと連絡がありました...」やて。まるで私やん、これ。「初めて聞く雑誌名なので、とりあえず断りました。誰か知っている人がいたら教えてください。」そうそう、私も是非それが聞きたい。

ベストアンサーとして書かれていたのが、「雑誌と言うより広告誌と思っていいでしょう。芸能人などを使い取材と言いつつ掲載のために掲載料を要求したり、雑誌製作後に買い取りを要求したり、勝手に記事を書いて買い取りを要求したり、相場は1回50万位のようです。

断った方が賢明です、会社の知名度が上がることはありません、業界誌に広告を出した方が効果は上がるでしょう。『掲載されました』といってHPにアップしてる企業もあり、誰か教えてあげればなと思うのです。」やて。

へぇ~、芸能人連れてきて取材して雑誌掲載料を取るってわけか。考えたなぁ。さらに同社のHPを読んでいくと、A4の1/4の大きさの広告で7万円~、とか書いてある。この雑誌って本屋で見たことないけど宣伝価値あるんかいな?(滋賀県には同誌を置く書店は無いもよう)

ほんでね、ゲストインタビュアーとして連れてくる芸能人のリストが出ていて、これがまた渋い。どうですか、見事に一流崩れというか賞味期限切れというか何というか、芸能人が来たと自慢したいようなしたくないような顔ぶれでしょ。

そう言えば、昔「リーダーズ・ダイジェスト」っていう雑誌ありましたね。今でもあるんやろか?





ズック

テーマ:よもやま話
昨日「下駄箱は死語か?」という題で書きましたら、松男さんから「学校の上靴を持ち運びするための袋、『ぞうり袋』と呼んでましたが・・・」というコメントをいただきました。

そうそう、呼んでた、呼んでた、呼んでたくらいな。「ぞうり袋」懐かしいねぇ~。今はこれも言わないんですかねぇ。何て呼ぶんでしょう?靴袋?靴入れ?シューズ入れか?

そもそも、ぞうり袋にはシューズは入れんかったな、少なくとも。ほうよほうよ、入れよかいな。て、きなこさんのブログみたいになってきましたが、「ぞうり袋」にはやっぱり「ズック」やろ。

ひょっとして「ズック」も死語なんでしょうか。なんて寂しい世の中になってしまったんでしょう。ところで、ズックって一体どこから来たんでしょうか?その前に「ズックって何や?」と思っている人がいるといけないので例示しますと、

これや
これや
これね

一番下のはちょっとハイカラで私らは履かんかったかもしれません。ま、とにかくですね。「ズック(zoek)」はどうやらオランダ語で「黄麻の繊維を平織りにした布」つまり、帆布のことを云うらしいですわ。

で、「それを主素材とした前ゴム運動靴が通学靴としても全盛時代があったので一般名称化していたのでしょう」とYahoo知恵袋には書かれておりました。前ゴム運動靴っちゅう言い方も好きやわ。

そう言えば、レッテルもオランダ語でしたな。江戸時代は清とオランダとしか交易がなかったもんなぁ。どうやら、私らの世代は江戸時代の名残がまだ残っていたようですわ。

下駄箱は死語?

テーマ:言葉・漢字
STAPかSMAP細胞か知りませんが、またまた日本でとんでもない発見がなされたようですね。それはともかく近年日本を、あるいは日本の製品や文化を賞賛して「クールジャパン」という言い方をされます。「カッコいい日本」といった感じでしょうか。

しかし、私たちが子供の頃は決してそんな言い方をされませんで、耳に入ってくるのはもっぱら「エコノミック・アニマル」ばかり。つまり、日本の海外経済進出が金儲け一辺倒である姿が非難されたわけですね。

さらにもうひと昔前になると、日本製品は今でいう中国製品のように安いけど質が悪かったわけですね。ですから「MIJ(ミジュ)」すなわち「made in Japan」というのは粗悪品を意味した。いずれにせよ、MIJ(ミジュ)はもちろんのこと、エコノミック・アニマルすら「死語」となってしまいました。

死語といえば、「舟を編む」という小説の中で、岸辺という若い女性の編者が「『げたばこ【下駄箱】』が(辞書に)採用されているのはどうしてかな、と思っていました」という場面が出てまいりました。

「なに、下駄箱は死語か?」、即座に発せられた荒木というベテラン編者の言葉はまさに読者である私が叫びたい一語でありました。

そうか、下駄箱は死語なのかよぉ~。岸辺女史曰く「私が通ってた学校では『靴箱』と呼んでましたよ」と。え゛~っ!今は学校では靴箱と言うのかよぉ~。確かに下駄は入ってないわな、下駄箱に、いや靴箱に。

そういう目で見ますと、「筆箱」すらも死語の部類なんですね。私ら筆箱以外の表現が思いつかないんですけど、今は「ペンケース」と言うらしい。なんか違うもん思い浮かべてしまうわん。
うん、コテよ
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