下駄箱は死語?

テーマ:言葉・漢字
STAPかSMAP細胞か知りませんが、またまた日本でとんでもない発見がなされたようですね。それはともかく近年日本を、あるいは日本の製品や文化を賞賛して「クールジャパン」という言い方をされます。「カッコいい日本」といった感じでしょうか。

しかし、私たちが子供の頃は決してそんな言い方をされませんで、耳に入ってくるのはもっぱら「エコノミック・アニマル」ばかり。つまり、日本の海外経済進出が金儲け一辺倒である姿が非難されたわけですね。

さらにもうひと昔前になると、日本製品は今でいう中国製品のように安いけど質が悪かったわけですね。ですから「MIJ(ミジュ)」すなわち「made in Japan」というのは粗悪品を意味した。いずれにせよ、MIJ(ミジュ)はもちろんのこと、エコノミック・アニマルすら「死語」となってしまいました。

死語といえば、「舟を編む」という小説の中で、岸辺という若い女性の編者が「『げたばこ【下駄箱】』が(辞書に)採用されているのはどうしてかな、と思っていました」という場面が出てまいりました。

「なに、下駄箱は死語か?」、即座に発せられた荒木というベテラン編者の言葉はまさに読者である私が叫びたい一語でありました。

そうか、下駄箱は死語なのかよぉ~。岸辺女史曰く「私が通ってた学校では『靴箱』と呼んでましたよ」と。え゛~っ!今は学校では靴箱と言うのかよぉ~。確かに下駄は入ってないわな、下駄箱に、いや靴箱に。

そういう目で見ますと、「筆箱」すらも死語の部類なんですね。私ら筆箱以外の表現が思いつかないんですけど、今は「ペンケース」と言うらしい。なんか違うもん思い浮かべてしまうわん。
うん、コテよ

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