びわ湖の歌姫さんか?

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日は曳山博物館にて三役修業塾の2月度の素浄瑠璃発表会。今年度は原則二組ずつの発表を毎月開催してきたのですが、4月の初旬辺りに「studioこほく」でも取り上げていただけるようで、スタッフの方が撮影に来ておられました。

さて小一時間の発表会が終わると、後片付けを済まして稽古場であるワークルームの方へ。ほどなく師匠が垂井の祭に向けての三味線さんへの特訓をお始めになりましたので、私もその様子を見学しておりました。

入口に近い場所に座っていたのですが、しばらくすると見目麗しき女性が入室して来られまして、私の隣に着座されました。最初、報道関係の方かなと思いながらも、知らんふりをしていたのですが、そのうち副塾長のS女史と話をし始められまして、「どちらをなさいますか?」「三味線の方を」などという会話が聞こえて参ります。

少し稽古を見学されて退室されていかれたのですが、後で「なになに?彼女塾に入ってきゃんすんか?」と応対していた塾女、いやS女史に聞きますと、「はい、考え中らしいですよ。T田さんのお琴のお弟子さんで、民謡とかも歌ってらっしゃるみたいですよ」

あれま、それって、ひょっとして「びわ湖の歌姫」と違うの?いや、そうに違いない。ゆうこりんさんのブログに頻繁に登場され各所で活躍中の女性ですがな。これまで着物姿で髪の毛をアップにされた写真しか拝見したことがなかったので、洋服でロングヘアーの姿からはそれと気付かずじまい。

「津軽三味線とかもやられてるし、三味線の方がやりたいみたいですよ」とSさん。「そうか、民謡とか歌てやあるんやで太夫やってほしいなぁ」は、太夫陣の願望。これで素浄瑠璃発表会も、彼女目当てに人が集まるようになるかもしれん、と早くも捕らぬ狸の皮算用も。

そんな素浄瑠璃発表会も今年度は3月度を残すのみとなりました。
3月9日(日)午後2時より 曳山博物館伝承スタジオにて、不肖甚太夫「壺坂観音霊験記 山の段」相勤め申し上げます。谷へ飛び込んだ沢市・お里夫婦の運命や如何に?最後は「ありがたかりけるminoriなり」で段切りとなります。お暇な~ら来てよね。

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