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鰯の頭も信心から

テーマ:よもやま話
え~、全く科学的根拠はないのですが、自転車屋さんって良い方が多くないですか?チ◯ンピ◯んなどの安売り量販店は別として、少なくとも私の知っている自転車屋さんは皆善人。もっとも世の中から善人が減るのと同じように自転車屋さんもだんだんと数が減っております。

さて、いつも宅配便の取次でお世話になるN自転車屋さんが、「鰯の頭も信心から、って言いますやろ。あれ、どっからきてるか、あんたなら知ってやあるやろ?」とおっしゃいます。「あ~、そういえば、そういう風に言いますねえ。意味はわかりますけど、なんで鰯の頭なんでしょうね?」

てことで、調べますと、近世以降、節分に鰯の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口に挿す風習が行なわれるようになったことから来ているようです。もっとも、平安時代は注連縄に鯔(なよし)の頭と柊を飾っていたようで、鰯ではなかったようです。

さすがの鬼も、柊のトゲと鰯の臭いは苦手ということなんでしょうが、ドラキュラ避けにニンニクを吊るのと同じ発想でしょうか。いずれにせよ、鰯の頭のようなつまらないものでも、信仰すれば非常に尊いものに見えることから信仰の不思議さをたとえることわざになったようです。

ちなみに、英語では何と表現するのだろうと調べてみますと、

Miracles are those who believe in them.

とありました。「奇跡は信じる人のところに起こる」とでも訳すのでしょうか。あるいは「宝くじは買わないと当たらない」とでも。鰯の頭も信心から。1億円とは言わないまでも自転車買えるくらいの額でいいから当たってみたい。あ、いや、やっぱり鰯の頭(300円)かな?

いのちたいせつ(大雪)

テーマ:石油
ホンマによう降りましたね。昨日は、朝起きてびっくり。うちの前はおかげ様で融雪装置がついているので大丈夫と思ったら、店の前吹き溜まりになって積もってるし、念のため置いといた軽自動車も今まで見たことないくらいの雪。

とりあえず、表の雪どけをした後、灯油配達が気になって三ツ矢のスタンドへ徒歩で。うぉ~、とんでもないことになってる。チューンナップ室の前の積雪のため、中の灯油ミニローリーと軽油ローリーが出庫不能。既に稼働可能なローリーで二人は配達に出たとのことで、店番のスタッフとスノーダンプで午前中、ずぅ~っと雪どけ。

昼ごはん食べに帰って、もう一度スタンド行こうとしたら、お隣さんが屋根の庇の雪を落としてや~る。「落とさんとやばいですかね?」「う~ん、ちょっと心配やな」ってことで、うちも落とすことにする。落ちた雪をまた融雪装置の周りにスコップで移す。

そのうち、灯油の注文が入る。ローリーで配達中のスタッフに連絡したら、バイパスが渋滞で1時間くらいほとんど動いてませ~ん、とのこと。幸い、注文先が割と近所だったので、本店においてある在庫を3缶台車で運んでお届けする。

あちゃ、もう在庫あんまり残ってないやん。ってことで、再びスタンドまで行って、ようやく外に出られたミニローリーを自ら操って本店に持って行き、本店の空缶15缶に灯油充填。ローリーを返しに行って、今度はスタンド店番手伝い。

しかし、昨日も大変やったけど、今日からの灯油配達、ほんまに回り切れるんでしょうか?渋滞したり事故があると大幅に遅配、もしくは届けられなくなります。暖房用の燃料は命に関わりますので、心配です。それでは、配達支援隊ただ今より行って参ります。

ゴンベ?

テーマ:よもやま話
昨日、事務員さんが、「ちょっと、コピー室の戸がカチャンと閉まるやつがあかんようになってしまいましたわ」と言いますもんで、「どれどれ」と見に行きますと、確かにドアが閉まる時の引っかかるやつのバネが効かなくなっております。

今までは、この手の補修を店のみならず家の中の一部までも老番頭さんに頼っていたのですが、そうも行かなくなりまして、「ちょっと買うて来るわ」と言ったはいいけど、「これ、何ちゅうんやったっけ?」「あれ~?何て言うんやろなあ」と事務員さんも当惑顔。

サイズもあることですので、とりあえずネジをはずして、部品を持ってアヤハディオへGo、Go!まずは、独力でありそうなレーンをくまなく探しますが、くまはなし。いや、くまじゃなくて名無しの例の部品よ。あ、ぶひんはぶたか。

どうでもいいけど見つからないので、しょうがなく店員のおじさんに尋ねてみる。
あの~、これどこにありますか?
「あ~ん、酸素ボンベ(と聞こえた)はそこのレーンのまんなかくらい」。 「はあ?」て言うか、ダイビングするわけじゃなし、酸素ボンベに用はねえ。怪訝そうに立ちすくむこの憐れな男を見て、おじさん、わざわざ誘導してくれる。

はいこれ、三角ゴンベね

ほぉ~、これ「三角ゴンベ」っちゅうんかいな。早速買って帰りまして、取り付け完了。しかし、戸が直ることよりも用語の方が気になる悪い性格。まず大辞林を引くも出てこず。さらにネット検索するも、部品の写真が出てくるのみ。「ゴンベとは」というのをクリックしたら、ポケモンのキャラクターときた。いくらなんでも、こんな形のポケモンおらんやろ。

わからん。わからへん。何でや~?何でこの部品のこと「ゴンベ」って言うの?も、もしかして、名前が無いから、「名無しの権兵衛」のゴンベさん、なんてことはあるまいね。

オウコッナイ

テーマ:まちづくり
おかめちゃんが、杉野のおこないの紹介をして下さっておりましたが、湖北はこの「オコナイ」のメッカ。さて、以前「長浜市歴史まちづくり協議会」の活動について書かせていただきましたが、「オコナイにみる歴史的風致」も報告書の一項目として取り上げられました。

それによりますと、オコナイとは「村内の豊作と安全を祈願し、1月から3月にかけて西日本(特に滋賀県、とりわけ湖北)で広範囲に繰り広げられる年頭行事」とありまして、由来は明らかでないものの、その言葉の登場は平安時代に遡り、今昔物語にもその様子が記されているんだそうです。

ネットで調べますと、オコナイは漢字で「行い」「御構内」「御神事」と書いて、「オコナイ」と読ませる場合があると書かれておりますが、単なる「行い」をわざわざ行事の名前にするだろうか?という疑問がわきますが、考えてみれば「行事」そのものが「行う事」ですもんね。

調べる前は、冬の寒い雪の多い地域では、この行事を「屋内」でやるので、春や秋に屋外で行なわれる祭事と対比するうえで、「おくない」→「おこない」と呼ばれるのではなかろうか?いやそうに違いない!と勇んでいたんですが、どうも「屋内(おくない)」という響きは消極的でインパクトがあまりに弱いですな。

湖北最大のオコナイといえば、何と言っても「川道のオコナイ」。高校の同級生のオコナイの神輿デビューを見に行ったことがありましたが、なかなか勇壮なものでありました。案の定、喧嘩しょおりましたけど。昔は2月の28日と日が決まっていたようですが、現在は土日に移行したんですかね。

ところで、以前新聞記事で「オウコッナイ」というアイヌ語があることを知りました。確か梅原猛さんによるもので、川は生殖行為をも営むと考えられ、二つの川が合流しているところを「オウコッナイ」(交尾している川)と呼ぶ、といったものだったと思います。(「ナイ」はアイヌ語で「川」)

まさか、オコナイの語源がアイヌ語ではあるまいと思いますが、アイヌ人の祖先は縄文人。この言葉の奥底に古代の日本人の子孫繁栄や生命の継続に対する祈りが、あるいは込められていたのではないかと思うのです。
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