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寝煙草注意

テーマ:よもやま話
一昨日、相撲町で寝タバコが原因と見られる火事があり、住人が遺体で発見されるという痛ましい事故がありました。寝タバコで一酸化炭素中毒になるんですね。実は私も危うくそうなったかもしれない経験が...。

昨日のブログに引き続いて、湖国寮時代に遡ります。以前にも書きましたが、大学の1年から3年までは二人部屋。2年時と3年時は高3の時クラスが同じだった同級生と相部屋でした。実名を明かすわけには参りませんので、仮にニルモンさんとでもしておきましょう。

確か3年生の時だったと思います。ニルモンさんは既に当時より現在の奥様と交際をなさっていたわけですが、時々デートの後上機嫌で酔っ払って帰って来ることがありました。「◯◯子ぉ~、I love you.」と何度も言いながら、そのうち寝てしまうわけです。

2人部屋で大学も違うし、生活パターンも違いますので、寝る時間も当然異なるわけですが、そんなある日、夜中に突然、「やばい!やばい!」という声が聞こえてきます。しかし、こちらもアメフトの猛練習かなんかで疲れていたのでしょう。とても起きる気にはなりません。

翌日、ニルモンさんから聞いたところでは、必死に私を起こしていたのに、私は「臭い、臭~い」というだけで眠り続けていたというのです。

翌朝、目が覚めてびっくり。なんと、ニルモンさんの敷き布団の真ん中あたりがこっぺりと焦げて無くなっているではありませんか。そうです、彼は寝タバコをしたようで、その火が布団に燃え移ったようです。道理で臭いはずです。

部屋にはバケツも無く、消火に役立ちそうなのは風呂おけのみ。彼は部屋の外にある共同便所の洗面所に水を汲みに行っては何度もそこと部屋を往復し、火を消し止めたようです。彼はその後も、布団が焼失した部分に水色のゴミ袋をガムテープか何かで貼って取り繕い使用し続けておりました。

目を醒ますことなく消火に協力しなかったことに対し、今でも「冷たいやっちゃ」と非難する彼ですが、もしかしたら一酸化炭素中毒で二人とも死んでいたかもしれませんね。「湖国寮で同級生心中」なんて変な噂が危うく立ってしまうところでした。

新湖国寮では何をおいても各部屋に消火器と火災報知機を設置されますことを、老婆心ながらOBとしてご進言申し上げまする。(いや、このご時世、そもそも禁煙かな)

新旧湖国寮

テーマ:よもやま話
毎夕新聞に「東京の学生寮『新湖国寮』完成」の記事が掲載されておりました。この4月から入寮可能で入居希望の学生の募集を始めたそうです。

以前にも書きましたが、私も学生時代はかつての「(旧)湖国寮」に4年間お世話になりました。(私が生まれた)昭和35年に東京都文京区から武蔵野市西久保に移転された後、平成17年まで運営されていたが、老朽化と県の財政難で廃止されていた、と記事には書かれています。
旧湖国寮
私が入寮していた30年前と現在を比較するのもなんですが、当時は寮生はむくつけき男のみだったのですが、今度は男女混合ですね。同部屋とかでもいいんでしょうかね。学生夫婦とかね。

さらに、なになに、部屋にバス・トイレ・洗濯乾燥機・冷蔵庫完備だとぉ~?そういうのを寮って言うの?こういうものは、共同利用してこその寮でしょうが。で、交代で掃除当番とかが回ってくるところに意義がある。洗濯場では、いつも泥だらけの練習着とか洗濯してたなぁ。

あ、そうそう、今は携帯電話が当たり前の時代ですが、当時は1階の事務室の前に1台だけ(2台だったかな?)公衆電話があって、先輩とかが彼女と長話してて使いたくても使えなかったりね。家から電話が掛かってくると、寮長さんが「〇〇~、〇〇~、でんわぁ~」と全館放送。「は~~~い!」なんて返事して飛んでいく。

さて、注目の寮費ですが、二食付きで月額約9万2千円、一室を二人で借りた場合は一人同6万円。まあ、食事付きとは言え、決して安くはないですね。私らの時代はいくらだったんだろう。普通に下宿するより格段に安かったような気がしますけど。

新歓コンパでしこたま飲まされて、トイレで寝たり、寮祭で焼き鳥班に当たってしまって、巨大な牛の舌を切り分けて串刺しにして気持ち悪くなったり、駅伝大会があったり、それなりに楽しい思い出もいっぱいあります。新湖国寮に入寮される方にも、寮生活を大いに謳歌していただきたいものです。


毎度ありがとうございました

テーマ:よもやま話
ふとしたきっかけで、こんなもん見つけたんですけど

皆さん、「毎度ありがとうございました」って言います?あるいは言われたことあります?普通は「毎度」と来たら「ありがとうございます」ですわね。あるいは、「ご来店ありがとうございました」とか「お買上げありがとうございました」ならわかる。

「毎度」と過去形の組合せって有りなんでしょうか?「ありがとうございました」ってのは、過去の特定あるいは継続した行為に対しての感謝ですよね。で、「毎度」というのは過去のことではなく、「いつも」ってことでしょ?

こんなのぼりを上げた店なんかあるのかよぉ?と思っていた矢先に車で通りかかった某有名チェーン飲食店の看板。

「毎度ご来店ありがとうございました」の文字がぁ~。え゛~っ、やっぱり言うのかよ、この変なご挨拶。

鬼籍に入る

テーマ:よもやま話
「声に出して読みたい日本語」の著者である齋藤孝さんが、「三色ボールペン読書法」というのを推奨されております。私自身は、本はほとんど図書館で借りて読みますので、残念ながらこの読書法は採用してはおりません。

なのですが、とりあえずそれがどういうものかと申しますと、本を読みながら「まあ大事」と思ったところには青い線を引く。そして、客観的に見て「すごく大事」と思ったところには赤線を引く。

青線の部分は「客観重要」、赤線の部分は「客観最重要」ということで、後で線を引いた部分を見なおせば、その本に書かれている内容がすぐ把握できるというわけです。

これだけだと三色ボールペンは要りませんよね。斎藤さんはもう一つ、客観的に見て本の主題に沿っているわけではないけれど、自分が勝手に「おもしろい」と感じたところに緑色の線を引きなさい、と言うのです。

赤線と青線を引く箇所は読解力があれば、誰でも同じようなところに引くのでしょうが、この緑色の線の部分、つまり「主観大切」こそ、それぞれの読者の個性が現れて面白いんだそうです。私も線は引きませんが、面白いと思った箇所はメモに取るようにしています。

さて、前置きが長くなりました。先日、アロマなママさんが読んで下さいと届けて下さった御父上の著作「自由の精神を求め続けて」。その中で私が頭の中で緑色の線を引いた部分。

「近頃の女子大生は『鬼籍に入る』などという言葉を知らない。解釈を想像させると、『それは(長男の嫁になる)ことだろう』と答えるそうだ。(鬼籍は、本来は死者の名前、死亡年月日などを記した過去帳のことであり、鬼籍に入るとは死んで過去帳に記載されること。)」

はぁ~、おもろいですなぁ、これ。アロマなママさんのお母さんも一時、嫁姑の関係、そして檀家とのやりとりなど、まさにこの新解釈の「鬼籍に入られた」わけです。あ~ぁ、そう言えば私も長男ではないけれど、妻は完全に「鬼籍に入った」状態ですわ。角が出ないように、そぉ~っと...

ゆうこりんより稽古りんやろ

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日の午後、北国街道と大通寺の西門を出た通りが交差する「今重屋敷」にて、三役修業塾の素義会(素浄瑠璃の会)が開催されました。雪を心配したのですが、幸いの青空。今回は大夫・三味線7組の発表で、私は3番目に登場。演目は、くんさんが小学生の時曳山祭に弁慶役で出場した「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」。

今回、ペアを組ませていただいたのは、ゆうこりんさんのお琴の師匠でもあるTさん。後で伺ったのですが、以前メガネをかけて発表会に出たら、ある人から「メガネは外されたほうがいいですよ」と忠告されたので、今回は暗譜しようと努力したんですよ、とのこと。

私といえば、メガネをはずすと景色がぼやけて、誰が見に来られているかよくわからないので、緊張しなくて丁度いいやと思うくらい。今回も最前列で弟子達の出来栄えを確認する師匠や、楽屋であらかじめ「◯◯さんとか△△さんが来てやあるで」と聞いていた人以外は、輪郭がぼやけてよくわからん。

浄瑠璃の出来の方は、稽古不足であることに加え、時代物の中の立女形のくどきが延々と続く苦手なパターン。案の定、後半息が続かなくなり、声が裏返り通し。さらに先日の脳教育の話じゃありませんが、段切(終わり)を意識し出した途端にパフォーマンスが落ちましたわ。全然学習してないやん。

何とか、25分程度の出番を終え、着物から洋服に着替えて、店も気になるのでいったん帰ることにいたしました。楽屋を出て玄関の方に向かうと、前に2人の女性の姿。浄瑠璃鑑賞をされていた方たちでしょうか。しかし、左側の方の後ろ姿どこかで見覚えがあるなぁ。

黒いダウンジャケット着ておられるけど、うん、この髪型と顔の小ささはもしかして?と思った瞬間、振り返ったお顔は、あらま!ゆうこりんさんではないですか。そうなんです、今日の私の相方だった三味線のTさんが弟子の方たちにお声掛けして下さっており、ゆうこりんさんも見に来てくれたんですね。

「え゛~っ、来てたの?」「来てたでぇ~、お疲れさん」「えっ?後ろの方で見てた?」「う~うん、前から3番目くらいで」「うそっ、全然わからんかった」。おいおい、後ろ姿で気がついて正面で気がつかんてどういうこっちゃい!。

まあ、それだけ「瓶洗いの女」シリーズで後ろ姿を刷り込まれてるってことでしょうか。浄瑠璃もそれくらいしっかりと刷り込まれるほど稽古せなあかんな。ゆうこりんさん、お忙しい中、風邪も治ってないのにご高覧ありがとうございました。
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