ゆうこりんより稽古りんやろ

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日の午後、北国街道と大通寺の西門を出た通りが交差する「今重屋敷」にて、三役修業塾の素義会(素浄瑠璃の会)が開催されました。雪を心配したのですが、幸いの青空。今回は大夫・三味線7組の発表で、私は3番目に登場。演目は、くんさんが小学生の時曳山祭に弁慶役で出場した「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」。

今回、ペアを組ませていただいたのは、ゆうこりんさんのお琴の師匠でもあるTさん。後で伺ったのですが、以前メガネをかけて発表会に出たら、ある人から「メガネは外されたほうがいいですよ」と忠告されたので、今回は暗譜しようと努力したんですよ、とのこと。

私といえば、メガネをはずすと景色がぼやけて、誰が見に来られているかよくわからないので、緊張しなくて丁度いいやと思うくらい。今回も最前列で弟子達の出来栄えを確認する師匠や、楽屋であらかじめ「◯◯さんとか△△さんが来てやあるで」と聞いていた人以外は、輪郭がぼやけてよくわからん。

浄瑠璃の出来の方は、稽古不足であることに加え、時代物の中の立女形のくどきが延々と続く苦手なパターン。案の定、後半息が続かなくなり、声が裏返り通し。さらに先日の脳教育の話じゃありませんが、段切(終わり)を意識し出した途端にパフォーマンスが落ちましたわ。全然学習してないやん。

何とか、25分程度の出番を終え、着物から洋服に着替えて、店も気になるのでいったん帰ることにいたしました。楽屋を出て玄関の方に向かうと、前に2人の女性の姿。浄瑠璃鑑賞をされていた方たちでしょうか。しかし、左側の方の後ろ姿どこかで見覚えがあるなぁ。

黒いダウンジャケット着ておられるけど、うん、この髪型と顔の小ささはもしかして?と思った瞬間、振り返ったお顔は、あらま!ゆうこりんさんではないですか。そうなんです、今日の私の相方だった三味線のTさんが弟子の方たちにお声掛けして下さっており、ゆうこりんさんも見に来てくれたんですね。

「え゛~っ、来てたの?」「来てたでぇ~、お疲れさん」「えっ?後ろの方で見てた?」「う~うん、前から3番目くらいで」「うそっ、全然わからんかった」。おいおい、後ろ姿で気がついて正面で気がつかんてどういうこっちゃい!。

まあ、それだけ「瓶洗いの女」シリーズで後ろ姿を刷り込まれてるってことでしょうか。浄瑠璃もそれくらいしっかりと刷り込まれるほど稽古せなあかんな。ゆうこりんさん、お忙しい中、風邪も治ってないのにご高覧ありがとうございました。

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