油上がり

テーマ:よもやま話
イラン情勢で....ってな話ではござんせん。皆さん、リンゴはお好きですか?私は果物一般をあまり食べません。嫌いというわけではなく、食べるのが面倒くさい。特にリンゴなどは自ら皮を剥いてまで食べようという気が起こらない。

リンゴをかじると血が出ませんか?というCMがありました。デンターライオン、私も愛用しておりますが、リンゴは皮ごと食べるという手もありましたね。しかし、表面にワックスが塗ってある感じがしますし、これまた洗うのが面倒くさい。

ところが、先日中日新聞読んでましたら書いてました。あの表面のベタベタは、一部の輸入品を除けばワックスを塗ってるんじゃないんだとか。これは熟したリンゴ自身が自らの表面を保護するために分泌するものなんだそうです。

まず、自ら「果粉」という蝋物質をつくり、さらに皮から分泌されたリノール酸やオレイン酸が果粉を溶かして果皮の保護をし、この働きが強い品種ではベタベタしてしまうというわけです。

でね、この現象を「油上がり」っていうんだそうです。油が上がってくるから「油上がり」。何と単純な命名でしょう。でもリノール酸もオレイン酸も植物油に含まれている成分ですし、「人体にも有益な物質なので安心して食べて下さい」なんて書いてありました。

油上がりはリンゴ熟成の証しでもあるとか。ほぉ~、と思いつつも、なんか人間の顔の表面に出てきた脂を連想しちゃってかえって嫌になっちゃったな。あの脂も実は人間のお肌を保護するために「上がって」来るものなのでしょうか、もしかしたら。

米国では収穫後に選果場で殺菌剤などをかけ、鮮度保持のため最後の仕上げにわざとワックスを塗っているそうです。人間のお手入れもこれと似たようなものなのでしょうか。

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