現代小学校考

テーマ:まちづくり
昨日は一昨日に引き続いて、教育委員としての学校訪問。午前中に虎姫小学校および神照小学校、午後からはびわ南小学校の3校を訪問いたしました。

学校なんて大方同じような感じだろうという先入観があったのですが、地域性や規模によって千差万別ですね。まあ、そんな中で最近は「一校一芸」と称して、特に力を入れる活動を選んで特色ある学校づくりが行なわれているようです。

例えば、虎姫小学校では「俳句」、びわ南小学校では「詩、百人一首の暗唱」に取り組んでおられ、校内各所に俳句や、筆で書かれた和歌が掲示されています。歳を取ったせいでしょうか、こういうものを目にすると文化的な香りがして、気持ちも落ち着きます。

各校それぞれでなされている、色々な工夫や取組について伺っていると、自分の小学生時代の記憶が蘇って参ります。以前にも書きましたが、わたしの場合は4年生の時の担任の林先生の記憶が強烈です。

「上手な字を書くのは難しいけど読みやすい字は誰にでも書ける」と、今でいうゴシック体のような字を教えてもらったり、算数の時間のはじめには必ずそろばんを数題ほどやらせ、無意識のうちに暗算能力を高めるとか。その他数え上げればきりがないのですが、今の自分の基礎は小4時に確立したという確信があります。

今回視察を行なった中で、頻繁に耳にした「9歳の壁」なる言葉。やはり小学生の教育は、3、4年生のところが一つのヤマ場になるようです。この時期に素晴らしい先生に教えて頂いたことに心から感謝いたしたいと思います。

それにしても、驚くのは特別支援教育対象の生徒の多さ。以前幼稚園訪問の時にも書きましたけど、家庭はもちろんのこと、現場の先生の苦労は計り知れないものがあります。わが子可愛さに学校や先生に多くを求める親御さんもいらっしゃると思いますが、実際の現場は昔と違ってかなり大変な状況にあるのも事実でしょう。

さて、昨日は神照小で給食を頂戴いたしました。メニューはごはん、タラのカレー風味のムニエル、里芋といかの煮物、千枚漬け、と完璧に私好みのメニュー。教育部長さんが「こういうメニューは私らには有難いですけど、子どもらにはどうなんでしょうね?」と聞かれると、校長先生「いや、子どもらも結構好きみたいですよ」。

最後に、長浜北小でPTAの役員をやっていた時にお世話になった先生方が市内各校の管理職でご活躍なさっている姿を見るのは嬉しいものです。大変なお仕事ですが、誇りと自信を持って教育道に邁進していただきたいと思います。

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