鬼籍に入る

テーマ:よもやま話
「声に出して読みたい日本語」の著者である齋藤孝さんが、「三色ボールペン読書法」というのを推奨されております。私自身は、本はほとんど図書館で借りて読みますので、残念ながらこの読書法は採用してはおりません。

なのですが、とりあえずそれがどういうものかと申しますと、本を読みながら「まあ大事」と思ったところには青い線を引く。そして、客観的に見て「すごく大事」と思ったところには赤線を引く。

青線の部分は「客観重要」、赤線の部分は「客観最重要」ということで、後で線を引いた部分を見なおせば、その本に書かれている内容がすぐ把握できるというわけです。

これだけだと三色ボールペンは要りませんよね。斎藤さんはもう一つ、客観的に見て本の主題に沿っているわけではないけれど、自分が勝手に「おもしろい」と感じたところに緑色の線を引きなさい、と言うのです。

赤線と青線を引く箇所は読解力があれば、誰でも同じようなところに引くのでしょうが、この緑色の線の部分、つまり「主観大切」こそ、それぞれの読者の個性が現れて面白いんだそうです。私も線は引きませんが、面白いと思った箇所はメモに取るようにしています。

さて、前置きが長くなりました。先日、アロマなママさんが読んで下さいと届けて下さった御父上の著作「自由の精神を求め続けて」。その中で私が頭の中で緑色の線を引いた部分。

「近頃の女子大生は『鬼籍に入る』などという言葉を知らない。解釈を想像させると、『それは(長男の嫁になる)ことだろう』と答えるそうだ。(鬼籍は、本来は死者の名前、死亡年月日などを記した過去帳のことであり、鬼籍に入るとは死んで過去帳に記載されること。)」

はぁ~、おもろいですなぁ、これ。アロマなママさんのお母さんも一時、嫁姑の関係、そして檀家とのやりとりなど、まさにこの新解釈の「鬼籍に入られた」わけです。あ~ぁ、そう言えば私も長男ではないけれど、妻は完全に「鬼籍に入った」状態ですわ。角が出ないように、そぉ~っと...

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