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週末の食卓(52)

テーマ:週末の食卓
今回は、大雪の食卓

(その1)
大雪が降って、夜中にとてつもなく積もった日の朝

妻: あれ~、お母さん起きてきゃあれんなあ。寒くて起きられんのかな?

私: 雪に埋もれてるんかも

妻: ちょっと見てきて

(その瞬間、ガチャっと戸が開いて)

母: おはようございます

私: 雪に埋もれてるんかと心配したがな

母: アホかいな。こんな日に死んだら大変やがな

私: なんで?

母: 葬式もできんがな、雪で

私: 大丈夫。腐らんように雪の中にしばらく置いとくで





(その2)
大雪の後の日曜日にスタンドに出勤していた時に、家にいる母から電話があって

母: おい、家の前にな、あの~ほれ、ウィンドブレーカーが落ちたったんやけど、あれうちのとちゃうやろな?

私: ウィンドブレーカー?

母: おん、ウィンドブレーカーて言うんとちゃうんか?あれ。

私: え?上に着るやつか?

母: 着るやつぅ? ほれ、車のガラスに付いたるやつやがな。ほれ雨とか降ってきた時に動くの


屋根から落ちた雪で、はずれた後ろのワイパーのことだった





(その3)
雪の続く寒い日に、途中まで飲んだ赤ワインを冷蔵庫に取りに行って

私: わぁ~、これ冷えすぎやぁ~

妻: あ、あっちの冷蔵庫ちょっと冷えすぎるのよ

私: いや、どっちにせよ、こんな寒い時は冷蔵庫入れんほうがええな

母: お湯さしたらあかんのかいな?

一同: ?????


お湯は差したらあかんワイン

イケ脳

テーマ:まちづくり
昨日の午後は浅井文化ホールで長浜市教育センター主催の「教育研究発表会」に出席。「確かな学力の定着を図る学習指導の工夫」ならびに「郷土に生きる人々に学ぶ道徳教育」という二つの研究発表が行なわれた後、日本大学大学院の林成之教授による記念講演。

テーマは「育脳~持てる才能を最大限に発揮するために~」。先生は脳低温療法で名を馳せ、オシム監督の主治医を務めた脳神経外科医で、北京五輪の競泳日本代表チームにも招かれ、その脳理論の実践で北島選手の金メダル他5個のメダル獲得に貢献。

子どもの才能は3歳、7歳、10歳の育脳で決まるそうで、その時々の子どもの育て方の注意点を指摘して下さいます。必死にメモを取る聴衆の先生方。私は教師でもないし、うちの子ども達は既に大きくなっちゃってるし、時既に遅し。育て方間違ってかも。すまん。

そんな中、特に印象に残ったのが「文武両道の才能」を育てるための秘訣。実践が簡単そうでわかりやすく、これで卓球の石川選手が開眼し、林先生自体もゴルフが著しく上達したというから、大人でもまだ間に合うかも。

一つは「水平目線」。つまり物を左右の目で水平に見ること。傾いて物を見ると左右の目でそれぞれ見たものを知覚するのに0.07秒のずれが生じるのだそうです。これを習慣にすると空間認知能が鍛えられるそうで、一流のスポーツ選手は視線が左右で全くぶれてないのだとか。はい、皆さんも画面をまっすぐ見て~。

もう一つは「体軸支点」を鍛えること。体軸というと肩甲骨を意識する人が多いけど、肝心なのは「大腰筋」。ウシやブタでいうと「ヒレ肉」。体操の内村選手などはこの筋肉が異様に鍛えられているそうです。肩甲骨は開かずに締めること!だそうです。

あとね、ゴールがもう近いと思うとだめなんですって。レース途中でもうすぐ終わるとか、勝てそうと意識すると一気に脳血流が落ちるのだとか。ゴール間際に弱い日本競泳陣に「ゴールはまだ先だと考えろ」とアドバイスして好結果が出たそうなんです。晩御飯のビールのこと考えて仕事したらあかんのですな。

男の脳は全体を把握し、女の脳は細部にこだわるとも。「髪を切ったのにちっとも旦那は気づいてくれない」という経験お持ちでしょ?私もそうなんですが、これってしょうがないんですって。脳の権威曰く「世の女性諸君、イメージを変えるのなら、髪型から服装、色彩まで大胆に変えなさい」と。

おため

テーマ:よもやま話
先日、母が滋賀夕刊に掲載されていた結納専門店さんの広告にわざわざ線まで引いて「おい、これ見たか?」と持って参りました。「何よ?」「これ、よう考えやったなと思て」「何が?」「おため袋がよう売れるがな」

さて、皆さんは「おため」をご存知ですか?「♪おかめちゃんなら知ってる」「おちゃめなおばはんは私」とあちこちから声が聞こえて参りますが、この広告には「結婚祝を戴いたお印としてその場でお返しするギフトです」と説明がなされております。

さらに「半紙や金封セットなどの『紙』ものに昆布、鰹節、小風呂敷、ガーゼタオル等をお茶菓子の代わりに添えてお渡し下さい」とあります。なるほど、母の「おため袋がよう売れるがな」の一言はこの文からの連想だったんですね。

ちなみに辞書で引いてみますと、漢字は「御為」。元意は「相手を敬って、その利益をいう語」とありまして、「それでは御為になりません」といった用例が書いてあります。

これが転じたのか、もう一つの意として書かれているのが、「もらい物の返礼としてその器に入れて相手に返す品。お移り。また、使いの者に与える駄賃」。うんうん、こっちが今日のお題の方ですね。

どうやら、結婚祝に限らず、「もらい物に対して、その場で返すちょっとしたもの」を「おため」と称するようです。しかしなぜ「御為」なのか?「粗品」とか「つまらないものですが」とか、必要以上にへりくだるのが好きな日本人としてはむしろ「ためならず」とか言いそうなもんだけどな。

色々と調べていくうちに、「おため=御賜め」説を発見。「ため」は「たまへ」の転とあります。「賜う」とは「与える」「くれる」の尊敬語で、「賜わる」は「もらう」の謙譲語。ひょっとしたら「確かに御祝を賜りました」という領収書的な意味だったのかもしれませんね。

いずれにせよ、「それでは御為になりません」と言われないようなものをご準備下さいませね。

水に浮かぶ

テーマ:よもやま話
「あんた、よう毎日、毎日、ブログ書いて、一体どこで書くことを思いつくんやいな?」と聞かれます。う~ん、まあ思いつくこともあれば、何も書くことがないこともありまして色々なんですけど、思い浮かんだ時には「ため書き」つまり貯金をしておいて、徐々にはき出す、というのが毎日続けられる秘訣でしょうか。

「文章力 かくチカラ」(外山滋比古/展望社)という本を読んでおりましたら、昔中国の欧陽修という人が、文章の着想を得るのにもっともよい場所は「三上」だと言った、ということが書いてありました。

三上とは、鞍上(あんじょう)、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)。鞍上は馬に乗っているとき、今なら通勤電車の中?枕上とは床についてから起床までの間。厠上はトイレの中。う~ん、「枕上」で思い浮かんだのに起きてしばらくしたら忘れてしまい、悔しい思いをしたことが何度かあるなあ、そう言えば。

さて、私の場合は「水の中で」よく着想いたします。アルキメデスは、風呂に入った時に水が湯船からあふれるのを見て、その瞬間アルキメデスの原理のヒントを発見したと言われておりますが、水の中というのは確かによくアイデアが浮く場所であります。

私は週に2回夕方プールに通っているのですが、風呂の中よりも、むしろこのプールの中が発想の場所になっております。とりわけ水中歩行はあなどれません。仕事のだんどりを整理したり、浄瑠璃を頭の中で復習したりするわけですが、突然しょうもないダジャレなど、ブログのネタになるようなことも浮かんでくるわけです。

まさに「歩き芽出す」。油屋だからというわけでもないでしょうが、アイデアと油は本当に水によく浮かびます。

現代小学校考

テーマ:まちづくり
昨日は一昨日に引き続いて、教育委員としての学校訪問。午前中に虎姫小学校および神照小学校、午後からはびわ南小学校の3校を訪問いたしました。

学校なんて大方同じような感じだろうという先入観があったのですが、地域性や規模によって千差万別ですね。まあ、そんな中で最近は「一校一芸」と称して、特に力を入れる活動を選んで特色ある学校づくりが行なわれているようです。

例えば、虎姫小学校では「俳句」、びわ南小学校では「詩、百人一首の暗唱」に取り組んでおられ、校内各所に俳句や、筆で書かれた和歌が掲示されています。歳を取ったせいでしょうか、こういうものを目にすると文化的な香りがして、気持ちも落ち着きます。

各校それぞれでなされている、色々な工夫や取組について伺っていると、自分の小学生時代の記憶が蘇って参ります。以前にも書きましたが、わたしの場合は4年生の時の担任の林先生の記憶が強烈です。

「上手な字を書くのは難しいけど読みやすい字は誰にでも書ける」と、今でいうゴシック体のような字を教えてもらったり、算数の時間のはじめには必ずそろばんを数題ほどやらせ、無意識のうちに暗算能力を高めるとか。その他数え上げればきりがないのですが、今の自分の基礎は小4時に確立したという確信があります。

今回視察を行なった中で、頻繁に耳にした「9歳の壁」なる言葉。やはり小学生の教育は、3、4年生のところが一つのヤマ場になるようです。この時期に素晴らしい先生に教えて頂いたことに心から感謝いたしたいと思います。

それにしても、驚くのは特別支援教育対象の生徒の多さ。以前幼稚園訪問の時にも書きましたけど、家庭はもちろんのこと、現場の先生の苦労は計り知れないものがあります。わが子可愛さに学校や先生に多くを求める親御さんもいらっしゃると思いますが、実際の現場は昔と違ってかなり大変な状況にあるのも事実でしょう。

さて、昨日は神照小で給食を頂戴いたしました。メニューはごはん、タラのカレー風味のムニエル、里芋といかの煮物、千枚漬け、と完璧に私好みのメニュー。教育部長さんが「こういうメニューは私らには有難いですけど、子どもらにはどうなんでしょうね?」と聞かれると、校長先生「いや、子どもらも結構好きみたいですよ」。

最後に、長浜北小でPTAの役員をやっていた時にお世話になった先生方が市内各校の管理職でご活躍なさっている姿を見るのは嬉しいものです。大変なお仕事ですが、誇りと自信を持って教育道に邁進していただきたいと思います。

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