konjac物語

テーマ:よもやま話
先日、「カタカナ語の常識・非常識」(阿部一/東京書籍)という本を読んでおりまして、コンニャクは英語で「devil's tongue」つまり「悪魔の舌」ということを初めて知りました。

そこには、観光案内や旅行ガイドブックの「料理編」にはよく和英対照で英訳が出ているが、「コンニャク」の英訳を「devil's tongue」と文字通り書いてしまっては、(食材として)まったく理解できないだろうし、食べる気にはならないだろう、といった趣旨のことが書かれてありました。

そもそも、コンニャクなんか食べるの日本人くらいでしょ、と思うのですが、低カロリーがもてはやされる昨今、海外でも普及しているらしく、筆者の助言を取り入れたか、現在では「konjac」としてかなり浸透しているそうです。これって、「コンジャク」ではなく、お酒のコニャック(cognac)のように発音するんでしょうね。

それはともかく、なぜ「悪魔の舌」などと呼ばれたのか?コンニャクのあの色、見映え、感触、臭いなどは確かに「悪魔の舌」だと言われると、うん確かにそうだな、と変に納得してしまいがちではありますね。

ところが、この本を離れてもう少し調べてみると、どうやら「悪魔の舌」と名付けられたのは、製品としてのコンニャクではなく、原料のこんにゃく芋の花の形からの連想らしい。(ブログ:蝉コロンより)
確かにペロペロペローリや

さらに、コンニャク属の学名は「Amorphophallus」。これは古代ギリシャ語の「amorphos」と「phallos」からきていて、意味は「奇妙な形の」「チ◯ポ」なんだとか。古代ギリシャ語だからどうせわからんだろうと、とんでもない名前をつけるから学者というやつは全く油断がなりませんな。

「蒟蒻畑」なんていうヒット商品もありましたけど、本当の蒟蒻畑みたら気持ち悪くて食べられなくなるのでは、と余計な心配をしてしまいます。もっとも日本では群馬県の生産量が9割と言いますから、他府県の人たちは蒟蒻畑の何たるかも知らんわけですね。知らぬがコンニャク、いや仏とはこのことだ。

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