テーマ:言葉・漢字
今年の冬は寒くて凍てつく日が続きます。さて、この「凍」という字ですが「冫(にすい)」に「東」と書きます。何でこんな字を書くのかと不思議に思ったことはありませんか?

「冫(にすい)」は「冷」「冬」「寒」などにも含まれ、「こおり」という意味、ではなぜ「東」が出てくるのか?「北」なら分からんでもないが。いやいや、南半球は南の方が寒かったりするな。

それはともかく皆さん、「東」という字の成り立ちについてはよくご存知ですよね。

そうですね。木の向こうから日が昇る方向だから東と習いましたね。ところが何と漢和大字典を見ていたら、「この説は誤り」と堂々と書いてあるではありませんか。

「東」という字は、実は「中に芯棒を通し、両端をしぼった袋の形」を描いた象形文字だというではありませんか。で、この「トウ」とは「通(とおす)」、「棟(屋根をとおす棟木)」、「動(上下につきぬけてうごく)」などと同系のことばとあります。

つまり、太陽が地平線を「とおして」「つきぬけて」出る方向が「東」だというわけです。今では、「凍」の字は広く「こおる」という意味に用いられておりますが、本来は一部分がわずかにこおるのは凍とはいわず、氷が端から端まで「通して」張ることが「凍」という意味なんだそうです。

まだまだ寒い日が続きますが、凍てついた氷の上で滑ってイテテテとならぬよう気をつけて下さいませ。あ、オチまで凍てついて滑っちゃいましたね。

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