鰯の頭も信心から

テーマ:よもやま話
え~、全く科学的根拠はないのですが、自転車屋さんって良い方が多くないですか?チ◯ンピ◯んなどの安売り量販店は別として、少なくとも私の知っている自転車屋さんは皆善人。もっとも世の中から善人が減るのと同じように自転車屋さんもだんだんと数が減っております。

さて、いつも宅配便の取次でお世話になるN自転車屋さんが、「鰯の頭も信心から、って言いますやろ。あれ、どっからきてるか、あんたなら知ってやあるやろ?」とおっしゃいます。「あ~、そういえば、そういう風に言いますねえ。意味はわかりますけど、なんで鰯の頭なんでしょうね?」

てことで、調べますと、近世以降、節分に鰯の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口に挿す風習が行なわれるようになったことから来ているようです。もっとも、平安時代は注連縄に鯔(なよし)の頭と柊を飾っていたようで、鰯ではなかったようです。

さすがの鬼も、柊のトゲと鰯の臭いは苦手ということなんでしょうが、ドラキュラ避けにニンニクを吊るのと同じ発想でしょうか。いずれにせよ、鰯の頭のようなつまらないものでも、信仰すれば非常に尊いものに見えることから信仰の不思議さをたとえることわざになったようです。

ちなみに、英語では何と表現するのだろうと調べてみますと、

Miracles are those who believe in them.

とありました。「奇跡は信じる人のところに起こる」とでも訳すのでしょうか。あるいは「宝くじは買わないと当たらない」とでも。鰯の頭も信心から。1億円とは言わないまでも自転車買えるくらいの額でいいから当たってみたい。あ、いや、やっぱり鰯の頭(300円)かな?

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