感ける

テーマ:言葉・漢字
「感ける」。これ何て読むかわかります?先日、たけしの平成教育委員会の特番やっていて、最後の最後にこの漢字が読めるか読めないかで勝負がつくという場面で、私の同い年の船越英一郎が、まぐれで正解しやがった。

こういう時に、私はいつも「あ、これ番組制作上のやらせやわ」と言うので、「もう、いっつもそういうことばっかり言う」と妻に叱られるのですが、それはともかく、この「感ける」、どう読んでも「かんける」としか読めませんわな。

「かんける」と言えば、小学生の時、よく御坊さん(大通寺)で「かんけり」して遊んだなあ。山門のところに缶を置いて、そこから鬼を置いて皆で隠れる。だいたい、ドン臭い奴がいて、いつもそいつが鬼になるとなかなか終わらない。一度、鬼を一人置いて、皆で帰ってしまったこともあったな。

そうそう、で、あまりに熱中しすぎると、親に「あんたら遊びにかまけて、勉強全然してんがな!」とか言って叱られる。わかりました?「感ける」の読み。そうなんです、これ「かまける」って読むんですってよ。

現在ではもっぱら「あることだけにかかわって、ほかのことを顧みる余裕がなくなる」という意味で使われますが、元々は「心が動く。感心する」という意味で、万葉集にも用例がみられるようです。あまりに心が動いて他のことに気がいかなくなるということなんでしょうね。

さらには、「ぐちを言う。なげく」という意味もあるみたいです。そうなると、遊びに「かまけて」ばかりいる子どもを「かまける」親、なんていうこともあり得るわけですな。皆さんも「ブログ感け」にくれぐれもご注意を。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2012/02      >>
29 30 31 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧