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右から読んで

テーマ:油甚本店
私どもの店には、昔メーカーから販促用にいただいた木製や琺瑯製の看板が何枚かあり、店内に展示しております。そのうちの1枚が
これなんですが、
ちょうど表を歩いている人から真正面に見え、また黒地に金文字が映えるせいか、ここに書かれている文字を読みながら通り過ぎて行かれるお客さんが必ずいらっしゃいます。

そして、半分以上の方が「ドーマポ?椿らば、って何や?」と呟きながら立ち去って行かれます。

まあ、現代人は横向きに書かれた文字は「左から右へ」読むのに慣れているのでやむを得ないのですが、この看板のように時代が古い物は文字が右から左に書かれておりますので、これは「ばら椿」であり「ポマード」なわけですね。

「ばら椿」というのは商標ですが、整髪料として使用される椿油、かつては香料が入っているのが常識だったのです。昔のおばあちゃんの髪のにおいはこの匂いだったわけで、おそらく「ばら」のようにかぐわしい匂いという意味でつけられたのでしょうね。

そして「ポマード」。私が幼い頃、当店でもポマードを販売していたことを微かに記憶していますが、今時ポマードをつける殿方は皆無でしょうね。お亡くなりに成られた橋本龍太郎元首相がポマードをつけていると思っていた方が多いようですが、あれも実はヘアクリームだったようです。
誤解してもらっちゃ困るんだよね~
さて、椿油の看板は右から読んでほしいのですが、右から読んではいけない看板もありますのでご注意を。
右から読むと?
一口(ひとくち)で死んではたまりません。

またもや大阪のおばちゃん

テーマ:油甚本店
朝の7時半頃に電話の呼び出し音が鳴った。

8時過ぎにお客さんから灯・軽油の配達の注文電話が入ることがあるけれど、それにしてはちょっと早いので、個人的な電話、あるいは間違い電話かと思い、「はい、もしもし」とだけ応える。

すると受話器の向こうから

「あの~、椿油(つばきあぶら)さんですか?」

「いいえ椿油ではありません。油甚です。」

と応えますと、

「あ、あ、そうそう、あぶらじんや!椿油売ってはりますね?」

となり、結局以前椿油をお買い求め下さった大阪のお客様が、気に入って下さって、品物を送ってもらえるか、という照会電話でありました。住所、お名前、電話番号、注文数などをお聞きして、郵便番号をお尋ねしますと、

「え~っと、07 いや 055 、やない、何やったかな~」

としどろもどろになりまして、結局当方でお調べすることになりました。

さて、こうしてご注文をいただけるのは大変ありがたいことですなんですが、それにしましても、

1.思いついたら最後、時間など関係ない。 
2.店名のつもりで欲しい物を言ってしまう。
3.郵便番号が覚わらない、いやそもそも覚える気がない。

もしかしたら、これらも、いわゆる「大阪のおばちゃん」の特徴なのでしょうか?(笑)

テーマ:言葉・漢字
昨日、ていくさんが「くじら」という題で鯨食文化について熱く語っておられましたが、奇しくもその晩、太地町のイルカ漁を隠し撮りして批判した映画「ザ・コーブ」がアカデミー賞ドキュメンタリー賞を受賞いたしました。そこで、いきなり質問です。
これは紅白幕ですが、
じゃあ、これは?

「黒白幕」とはいいませんで「鯨(くじら)幕」と呼ばれます。鯨の体が黒と白の2色であること、あるいは黒い皮を剥いだ際の身が白いこと、に由来するそうでありますが、こういう名前は一度覚えますと印象が強くて忘れません。

この幕、現在では葬式などの弔い事にもっぱら使用されますが、日本では古来弔事には白を用いていたのが、江戸に入り「弔事=黒」という西欧文化の影響を受けて、現在に至っているようです。皇室などでは慶事にも鯨幕が使用されているそうです。

じゃあ翻って「鯨」は何で「くじら」って言うんだろうと考えていたら、新聞に「鯨の語源は『クロシラ(黒白)』からきたというのが定説である」なんて書かれておりまして、じゃあ堂々巡りじゃねえか、と思った次第であります。

それから、「鯨」っていう字ですけどね、なんで「魚へん」なんだよ、って思いません?ありゃあ哺乳類だろうがよ~。でも、古名は「勇魚(いさな)」ともいったようで、みんな超でかい魚だと思っていたんでしょうね。

それはともかく、旁の「京」はねえだろうよ。鯨は海の生き物でありまして、京(みやこ)には住んでおりませぬぞ。と疑問に思っておりましたら、何と「京」は数字の単位「千、万、億、兆」の次の「京(けい)」から来てるんだそうです。つまり、とてつもなくでかいということを「京(けい)」の字に込めたんですね。

魚かと思っていたら哺乳類、都かと思ったら大数、白かと思えば黒、鯨にはそんな「黒白」的な要素がついて回るのかもしれません。知能が発達しているからという理由で、捕鯨が著しく制限されているようですが、世界中でヘルシー食品として魚のすり身(練り物)の需要が高まっており、鯨肉はその大きな供給源として期待できるそうです。(「魚食文化の系譜」雄山閣)

自らの欲望のためには価値観を白から黒へ簡単にひっくり返す。そんな欲深な人間によって再び堂々と食用に供される日が来るかもしれませんね。

映画素人アカデミー賞予想

テーマ:よもやま話
あともう少しで、アカデミー賞が決まるらしいですね。先ほど朝のワイドショーを見てたら言ってました。私、映画はあまり見ないんです。特に洋画は登場人物の区別がつかなくなって、途中でわけがわからなくなることが多いんで。

その点、正月に見た「アバター」はさすがに、登場人物の区別もつきましたし、わかりやすい映画でしたわ。特に3Dで見せるという手法は、映画館にお客さんの足を運ばせるという意味で画期的だったと言われております。2Dだと、いずれDVDが出てから自宅で見ればいいやとなりますが、3Dですとそうは行きませんからね。

斯く言う私も2Dでしか見てないわけですが、3Dを見た人の感想を聞いてもどんな感じなのか、正確には実態がつかみ切れません。従ってもう一度3Dで見たい、という気持ちがさらに湧いてくる、というように映画業界にとっては興行上誠に好都合な作品なわけです。

私のような映画素人は、これでアカデミー賞は「アバター」に決まり、と他の作品も知らないくせに思ってしまうわけですが、そうは問屋が卸さないようで、「ハート・ロッカー」という戦場の断片を疑似体験でき、イラク問題にも踏み込んだ作品が対抗馬として有力なんだとか。

おまけに、この作品の監督であるキャサリン・ビグローさんが、アバター監督のジェームズ・キャメロンさんと元夫婦だそうで、二人の監督賞対決も注目なんだそうです。キャメロンさんは「タイタニック」の監督でもあったんですってね。すごいですなあ。

いずれにせよ、作品賞(Academy Award for Best motion picture of the year)と監督賞(Academy Award for Achivement in cinematic direction)は、この二人の作品の組合せで決まることは間違いなさそうですね。
 VS 
では、私は作品賞は「アバター」、監督賞は「キャサリン・ビグロー」さんということで、予想しておきましょう。いや~映画って、ホンっトにいいもんですね。それじゃ、サイナラ、サイナラ、サイナラ。

美人の条件

テーマ:よもやま話
ちょっと前になりますが、テレビをつけたら、何ていう番組かは知りませんが「美人の条件」とは?っていうのをやっておりまして、こういうテーマだとつい「じゃ見てみるかな」ってことになります。

3つあったと思いますが、なるほどな~と思いましたのが「瞳の比率 1 : 2 : 1」というやつです。つまり、白目:黒目:白目の比率が、1:2:1の人が美しく感じるということだそうです。

実際、該当する人とそうでない人が映像で出てきましたが、「なるほど、なるほど、そうかも」。で、普通の平均的日本人というのは、この比率が「1 : 1.5 : 1」なんだそうですわ。ま、要するに黒目の部分が大きい人が可愛らしいというわけですね。

あ、鏡見て確認しましたね?いかがでしたか?目ん玉ひんむいて大きくしても黒目は大きくなりませんからね。無駄なことはやめましょうね。大丈夫、私も仲間ですよ。黒目小さい、小さい平均的日本人あるよ。

そして、この黒目の大きい女性の目は、男からすると「自分に好意があるような」目に見えるんだそうです。とんでもない勘違いなわけですが、それでも好感をもたれる(と錯覚する)と自分も相手を好きになってしまう、と説明されておりました。

黒目の大きなべっぴんさん、あなたのおめめで勘違いしている男性がたくさんいるようですのでお気をつけくださいね。さて、私しゃ白目にマジックでもぬるかな(笑)
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