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夏はきぬ

テーマ:油甚本店
昨年もちょうどこの時期に、ウィンドウの模様替えをいたしました。昨年は、花火柄の手ぬぐいを額に入れ、下段には折り紙で作った金魚を飾りました。

今年は、上段は
 何やねん?
ということで、例によって何の柄の手ぬぐいかさっぱりわかりませんね。が、今年はクイズにするのはやめましょう。プロクルーさんが去年より遠くになっちゃったんで...。

さて、拡大いたしますと
 本当はもっと真っ青なんよ
こういう柄でござんす。何年か前に江戸東京博物館に行った時に買ったものなんですが、よく見かける割に何という柄なのかわかりませんでした。何となく色が青いので、夏の空っぽくていいやと今回採用してみました。

大喜利で有名な「笑点」という番組の背景にも使われているデザインで、伝統的な和柄ですよね。調べてみますと「紗綾(さや)型」というんだそうです。全くの初耳でした、私自身。紗綾という絹織物に多く用いられたことから名付けられたようで、かつて女性の慶事用の白襟は紗綾型と決まっていたそうです。

そう言えば、篤姫の白い寝間着の柄はこれだったかな?また、卍を斜めにした連続模様のため、「卍崩し」、「卍繋ぎ」、「雷文繋ぎ」等とも呼ばれているそうです。そう言われれば、卍が随所に見られますな。パッと見は「北」という字が並んでいるように私には見えます。まあ「雷文」だから、夏に使ってもいいだろう、と勝手に解釈。

さて、下段は

説明するまでもありませんが、「ひまわり」でございます。これも折り紙で折りました。某造り酒屋さんと違って植物園が身近にあるわけではありませんので、折り紙で模造品を作成いたします。店が「ひまあり」になると困っちゃうんですけどね。

ハリーポッターの秘密

テーマ:よもやま話
本日、7月15日から映画「ハリーポッターと謎のプリンス」が日米同時公開だそうです。次の第7作「ハリーポッターと死の秘法」が最終作で、この本の日本語版は昨年7月に発売されました。私も子どもを連れて何回か映画を見に行ったり、第3作までは原書講読に挑戦してみたりしました。

さて先日テレビ放映がありましたが、第1作は「ハリーポッターと賢者の石」という題名でありました。原作名は「Harry Potter and
Philosopher's Stone」でしたね。そもそもPhilosopherというのは我々日本人の頭の中では「哲学者」なんですが、それが「賢者」と訳され、その「賢者の石」とは一体何じゃいな?と、密かな疑問を抱いておりました。

「Philosopher」という用語はイギリスでは「魔法使い(錬金術師)」というニュアンスも持ち、それが読者に伝わるようですが、アメリカでは日本と同じように、その単語からは「哲学者」を連想し「魔法使い」につながることがほとんどないという理由で、米国版のタイトルは「Harry Potter and Sorcerer's Stone」、つまり「魔法使いの石」と置き換えられているのだそうです。

イギリス英語とアメリカ英語の違いを指摘する一例だったのですが、日本語訳の「賢者」というのは、哲学者ではないんだけど、「魔法使い」という直接的表現も避けたいという訳者の苦労の跡が見られますが、でも魔法使い(錬金術師)のイメージはやはり湧いてきませんね。ちなみに米国版のSorcererもただの魔法使いではなく、悪霊の力を借りた魔術師という感じだそうです。歴史や宗教の異なる日本人にはなかなか理解が及びませんね。

さらに原作では主な登場人物が白人なので、多民族国家では支持が得られないという批判もあるようですが、何と米国版ではそうした配慮からか、ホグワーツ校の新入生たちが寮へ振り分けられる場面で、英国版には出てこない黒人少年を付け加えて登場させているんだそうです。

こうしたハリーポッターの「アメリカ化」については異論もあって、「ニューヨークタイムズ」などは「アメリカ版では原作の趣き(flavour)が失われてしまった」という意味の「Harry Potter, Minus a
Certain Flavour」という批判記事も書いているそうです。

米語では「flavor」と「u」は入らないのですが、敢て英国式の
「flavour」という綴りにすることによって、文字通り英国の原作の趣きという意味が込められていうんだそうです。一口に「英語」と言ってもなかなか奥深いものがありますね。


(参考)「英語の歴史(寺澤盾/中公新書)」

キリン+サントリー

テーマ:よもやま話
キリンとサントリーが統合?
  

だれもが考えてみたくなる、「新しい社名はどうなる?」

キリンサンは可愛いすぎ?
サリンじゃまずいし、
サンリンは既に存在。
キリトリするわけには...

つまらんことを考え始めると、夜も眠れない....。

眠れない夜には、

やっぱり、キントリーかな?

(キレもコクもなし)

週末の食卓(10)

テーマ:週末の食卓
今回は、「週末の食卓」というより「週末の店先」なんですけど....。


(その1)

お客さんに道を聞かれた母が、私に確認して

母: 「おい、ふいぎやはあそこやったな?」

私: 「ふいぎやって何? 麩屋さんか?」

母: 「ちがうがな。あかんな、私横文字言えんのや。ほれ、ふいぎやよ」

私: 「横文字?あ~ん、フィギュアミュージアムね」

母: 「そうそう、その ふいぎや みゆ~~じやむっ?」



ちなみに、ディズニーランドは「でいずにい~ランド」になります。



(その2)

昨日から大相撲名古屋場所が始まりましたので、番付を店内に貼り付けました。7/1のブログで書きましたように、今場所から「右肩上り」という四股名の力士が登場いたしました。

私: 「この番付のここちょっと見てみ、虫めがね持ってきて」

母: 「どれどれ」

私: 「『右肩上り』って書いたるやろ」

母: 「ほ~、ほんまやなあ。何でおまん知ってるんや?」

私: 「この前新聞に書いたったさかい、どこにあるか一生懸命探したんやがな。」

母: 「この人、右肩上りの字書かあるんやろか?」


そっちかい!




官僚たちの夏

テーマ:まちづくり
先週からTBS日曜劇場で「官僚たちの夏」の放映が始まりましたね。今晩の第2話も楽しみです。

城山三郎さんの原作、確か学生時代に読みましたし、何年か前に中村敦夫主役のTV放映があったのを見たような記憶があります。内容はよく覚えておりませんでしたが、前評判通り、主役の佐藤浩市をはじめ、高橋克典、堺雅人、北大路欣也、船越英二郎等々、実力者揃いで見ごたえがありました。

国民車第一号に取り組むアケボノ自動車のモデルはどこなんだろう?と考えながら見ておりましたが、イメージとしては「スバル360」の富士重工業だったんですが、車の形からすると「コルト500」の三菱自動車だという説もあるようです。

それにしても通産官僚の風越(佐藤浩市)の、自分が「国を動かす」んだという気概、そのためには「政治家をも利用する」という言葉、ちょっと間違えると官僚のおごりだと非難されかねない当節ですが、現在本当にそれだけの気概と自信をもって仕事をしている役人がどれだけいらっしゃるんでしょうか。

部下の庭野(堺雅人)がアケボノ自動車の社長の葬式の時に「これじゃ皆さんの努力が報われませんね」という言葉を掛けられた時、「私は報われる為に仕事をしているんじゃない」と言い切りましたが、なかなか格好良かったですね。

国レベルのことはよくわかりませんが、市役所なんかでも10~15年前は、「自分達が新しい長浜をつくりあげるんだ」という気概に満ち溢れた人がもっといたような気がするんですけどいかがでしょうか?自らは黒衣に徹するものの、青写真は彼らが描いて議員さんや市民を動かしていたのではないでしょうか?

今は「官民一体となって」、などと耳障りのよい言い訳で、お役所さんのやるべき仕事まで市民のボランティアに頼っているような気がします。国家公務員は今やすべての元凶みたいに叩かれており、「官僚たちの夏」どころか、完全に冬の時代ですが、地方公務員さんにはもう少し夏に向かって熱くなっていただきたいものです。
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