ふきょう
テーマ:よもやま話
2009/07/24 08:59
5月末のことだったと思いますが、日本経済新聞に劇画が登場してびっくりしたことを覚えております。妻と顔を見合わせて「な、何?これ!」と声をあげてしまいました。
同新聞が若い購読者を開拓しようと新設した「U-29」(アンダー29つまり30歳未満の若者向けという意味、ユニークとも読める?)面に大胆に展開された、「結い 親鸞」という題の、親鸞聖人のお話を漫画にしたものだったと思います。
確か連載ということになっていた気がしますが、その後掲載がなされないので、不思議に思っておりました。「選択」という雑誌を読んでその謎がとけました。この漫画の原作者・小池一夫氏が著作権二重譲渡疑惑に巻き込まれ、初回の掲載だけで「休載」となったんだそうです。
同誌によれば、疑惑はともかく、この劇画連載には「日経の秘められた意図」があるというんです。つまり若者向けというより、これは全国2000万人と言われる真宗門徒がターゲットだったに違いないというわけです。
親鸞聖人の劇画を呼び水に門徒の新規講読を目論み、さらには2012年の「親鸞聖人750回大遠忌」法要に向けての関連広告収入や、系列出版社やTV局を使った著作権の二次利用、三次利用で荒稼ぎを狙っていたというわけです。
ネット新聞の普及や不況による広告収入に新聞各社の業績が急激に悪化していると伝えられておりますが、そう言えば、政界進出を決定した某宗教団体の新聞広告も最近目立ってきております。
私は宗教心は厚くはないものの浄土真宗には地域柄慣れ親しんでおりますので、宗教批判では決してありませんが....。「不況と布教」、新聞界と宗教界の思惑が合致した成り行きといえばそれまでですが、どうもこの二つが結びつくのはあまり快い気がいたしません。国民の不興を買わなければよいのですが...。
同新聞が若い購読者を開拓しようと新設した「U-29」(アンダー29つまり30歳未満の若者向けという意味、ユニークとも読める?)面に大胆に展開された、「結い 親鸞」という題の、親鸞聖人のお話を漫画にしたものだったと思います。
確か連載ということになっていた気がしますが、その後掲載がなされないので、不思議に思っておりました。「選択」という雑誌を読んでその謎がとけました。この漫画の原作者・小池一夫氏が著作権二重譲渡疑惑に巻き込まれ、初回の掲載だけで「休載」となったんだそうです。
同誌によれば、疑惑はともかく、この劇画連載には「日経の秘められた意図」があるというんです。つまり若者向けというより、これは全国2000万人と言われる真宗門徒がターゲットだったに違いないというわけです。
親鸞聖人の劇画を呼び水に門徒の新規講読を目論み、さらには2012年の「親鸞聖人750回大遠忌」法要に向けての関連広告収入や、系列出版社やTV局を使った著作権の二次利用、三次利用で荒稼ぎを狙っていたというわけです。
ネット新聞の普及や不況による広告収入に新聞各社の業績が急激に悪化していると伝えられておりますが、そう言えば、政界進出を決定した某宗教団体の新聞広告も最近目立ってきております。
私は宗教心は厚くはないものの浄土真宗には地域柄慣れ親しんでおりますので、宗教批判では決してありませんが....。「不況と布教」、新聞界と宗教界の思惑が合致した成り行きといえばそれまでですが、どうもこの二つが結びつくのはあまり快い気がいたしません。国民の不興を買わなければよいのですが...。