自動車保険大幅値上げ
テーマ:保険・金融
2009/07/09 09:36
「自動車保険大幅値上げ」の見出しが各紙で躍っております。どういうことなんでしょう、一体?
損害保険各社が加盟する「損害保険料率算出機構」というところがありまして、ここがいろんな自動車事故のデータを集めて、事故があった場合に保険会社が支払う保険金と、事故があった時に備えて契約者が払う保険料とが同じになるように計算して、保険料の目安を出すわけです。
この目安となる「参考純率」を来年度、平均5.7%上げますよ、と発表したわけです。さて、引き上げの要因は何か?
1.2005年に保険金の不払い問題が発覚してから、保険各社が積極的請求を呼びかけるようになり、保険金支払額が増加傾向にあること。
2.コンパクトカーの増加、保険料の高い若者の車離れ、割引競争の激化で保険料収入が減少傾向にあること。
さらに、大きな改定は年齢条件26歳以上を、~30歳、30~40、40~50、50~60、60~70、70歳以上に細分化するということで、60歳以上の引き上げ率が非常に高いものになっているということです。年寄りは乗っちゃいかん、ということなんでしょうかね。
さて、ややこしいのは、これはあくまでも「参考」料率であって、強制ではなく各社がこれに従ってすべて改定するという意味ではないようです。
各社とも「現時点では、値上げの実施時期・改定内容については未定、他者動向を踏まえて決定」ということなんでしょうけど、横並び大国ニッポンですから、早晩自動車保険料が値上げに、特に定年後のドライバーに厳しいものとなるのは確実なようです。
定年は諦念と覚えたり。「歩きましょう 下駄やのおじさん 見習って」
損害保険各社が加盟する「損害保険料率算出機構」というところがありまして、ここがいろんな自動車事故のデータを集めて、事故があった場合に保険会社が支払う保険金と、事故があった時に備えて契約者が払う保険料とが同じになるように計算して、保険料の目安を出すわけです。
この目安となる「参考純率」を来年度、平均5.7%上げますよ、と発表したわけです。さて、引き上げの要因は何か?
1.2005年に保険金の不払い問題が発覚してから、保険各社が積極的請求を呼びかけるようになり、保険金支払額が増加傾向にあること。
2.コンパクトカーの増加、保険料の高い若者の車離れ、割引競争の激化で保険料収入が減少傾向にあること。
さらに、大きな改定は年齢条件26歳以上を、~30歳、30~40、40~50、50~60、60~70、70歳以上に細分化するということで、60歳以上の引き上げ率が非常に高いものになっているということです。年寄りは乗っちゃいかん、ということなんでしょうかね。
さて、ややこしいのは、これはあくまでも「参考」料率であって、強制ではなく各社がこれに従ってすべて改定するという意味ではないようです。
各社とも「現時点では、値上げの実施時期・改定内容については未定、他者動向を踏まえて決定」ということなんでしょうけど、横並び大国ニッポンですから、早晩自動車保険料が値上げに、特に定年後のドライバーに厳しいものとなるのは確実なようです。
定年は諦念と覚えたり。「歩きましょう 下駄やのおじさん 見習って」