官僚たちの夏

テーマ:まちづくり
先週からTBS日曜劇場で「官僚たちの夏」の放映が始まりましたね。今晩の第2話も楽しみです。

城山三郎さんの原作、確か学生時代に読みましたし、何年か前に中村敦夫主役のTV放映があったのを見たような記憶があります。内容はよく覚えておりませんでしたが、前評判通り、主役の佐藤浩市をはじめ、高橋克典、堺雅人、北大路欣也、船越英二郎等々、実力者揃いで見ごたえがありました。

国民車第一号に取り組むアケボノ自動車のモデルはどこなんだろう?と考えながら見ておりましたが、イメージとしては「スバル360」の富士重工業だったんですが、車の形からすると「コルト500」の三菱自動車だという説もあるようです。

それにしても通産官僚の風越(佐藤浩市)の、自分が「国を動かす」んだという気概、そのためには「政治家をも利用する」という言葉、ちょっと間違えると官僚のおごりだと非難されかねない当節ですが、現在本当にそれだけの気概と自信をもって仕事をしている役人がどれだけいらっしゃるんでしょうか。

部下の庭野(堺雅人)がアケボノ自動車の社長の葬式の時に「これじゃ皆さんの努力が報われませんね」という言葉を掛けられた時、「私は報われる為に仕事をしているんじゃない」と言い切りましたが、なかなか格好良かったですね。

国レベルのことはよくわかりませんが、市役所なんかでも10~15年前は、「自分達が新しい長浜をつくりあげるんだ」という気概に満ち溢れた人がもっといたような気がするんですけどいかがでしょうか?自らは黒衣に徹するものの、青写真は彼らが描いて議員さんや市民を動かしていたのではないでしょうか?

今は「官民一体となって」、などと耳障りのよい言い訳で、お役所さんのやるべき仕事まで市民のボランティアに頼っているような気がします。国家公務員は今やすべての元凶みたいに叩かれており、「官僚たちの夏」どころか、完全に冬の時代ですが、地方公務員さんにはもう少し夏に向かって熱くなっていただきたいものです。

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