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処分代結構です

テーマ:よもやま話
車が古くなったり、壊れたりいたしますと、買換えを考えるということになりますが、困ってしまうのが廃車となる車の処分であります。そんな時、新車の購入先の車屋さんが「廃車の処分代は結構ですよ」などとおっしゃって下さるとうれしくなるものです。

10年ほど前、知人が「京都には、動かなくなった車が次々と捨てられている道があるんやけど、そのうち誰かが少しづつ部品をもぎ取っていき、やがて躯体だけ残ることから『もぎとり街道』と呼ばれているところがあるんや」と、ウソともホントともつかぬことを言っておりましたが、実際当時は廃車の処分費が馬鹿にならないものだったに違いありません。

ところが、ついこの間までの資源価格の高騰で様相は一変。その証拠に「買い取り屋」なるものが現れ、ガソリンスタンド業界にも、「とにかくどんな車でもいいので廃車を引き取るから連絡してくれ」と言って来たらしく、しかもこれがタダではなく、数万円~10万円で買ってくれるそうなのです。実際、買い取り屋と取引しているところなど、「超薄利のガソリンなんかアホらしくて売ってられなくなる」と半ば本気で言っておりました。

この頃に、もし車屋さんが「処分代は結構です」と言ったら、それはウソではありませんが、「結構な儲けになります」という意味だったと解釈すればよいでしょう。

車のSV(スクラップバリュー)は時代によって大きく変わるもので、急騰していた鉄の価格は暴落中だとか。もう結構な儲けにはならないかもしれませんが、車屋さんのセリフ「処分代は結構ですよ」は変わらないでしょう。日本語は本当に便利ですね。

あく

テーマ:言葉・漢字
昨日は伝承委員会の懇親会ということで、朝日町の「弁慶」さんでちゃんこ鍋を頂戴いたしました。このお店は私の同級生のS惣のI君が趣味と実益を兼ねて経営している鍋料理のお店であります。伝承委員会の気のおけないメンバーと「飽く」ことのない楽しい時間を過ごす事ができました。

鍋料理における「あく」は困りものですが、「肉から溶け出した水溶性のたんぱく質や血などが熱によって固まり、浮いている脂肪にくっついたもの」と定義されております。ちなみに鍋料理を仕切りたがる人を「鍋奉行」、あくをこまめにすくう人は「あく代官」と呼ばれ、鍋奉行よりは格下に位置付けられるようです。

さて一方、「食品中に含まれるえぐみや苦味、渋みなど人間が食べておいしくないと感じる成分」も「あく」と呼ばれます。たけのこ、わらび、ふきなどにも含まれております、いわゆる「おいしさの敵」であります。

どちらも漢字では「灰汁」と書きます。灰汁とは本来、「わら灰や木灰を水に溶いた上澄み」のことで、昔はこれを使って、酸味や苦味など食品のまずい成分を除去しており、その作業を「灰汁抜き」といったのですが、それがいつのまにか食品のまずい成分そのものをいうように転じてしまったようです。

「あかぬけない奴だ」などと言う事がありますが、「あくがぬけてない」から来ているそうです。「垢抜けない」ではないようですので、石鹸でこすりすぎないようにね。

ゆ党読み

テーマ:政治
Q: 田母神前統幕長の懸賞論文が問題になっておりますが、戦争責任に対する総理の歴史認識をお尋ねします?

麻生: アジア諸国へのおわびと反省を表明した95年の村山首相談話を『ふしゅう』いたします

Q: 総理は従軍慰安婦問題に対する質問に際しても、河野談話を「ふしゅう」すると答弁なさっておりますが、ひょっとして「踏襲(とうしゅう)」のことではないでしょうか?

麻生: いや「ふしゅう」です。

Q: 一部から、村山談話や河野談話は「腐臭」がするという意味では、という穿った見解も生じておりますが?

「湯桶(ゆとう)読み」って知ってるかい?

衆議院では与党(よとう)、参議院では野党(やとう)、従って「踏襲」を「ゆ党読み」したまでよ。


(付記)
・漢字を「音読み+訓読み」の組合せで読む「重箱(じゅうばこ)読み」に対して、「訓読み+音読み」の組合せで読むのを「湯桶(ゆとう)読み」という。原則として誤りとされるが、慣用になっているものも少なくない。


輸入ゴマから残留農薬!?

テーマ:油甚本店
11/7の日本経済新聞社会面に「輸入ゴマから残留農薬」という記事が太字の見出しと共に掲載されておりました。胡麻油を主力商品としている当店としては看過できない記事内容であります。

概要は、国内消費量の99%以上を輸入に頼っているゴマから、基準値を超える農薬やカビ毒が検出されていることが判明(今年12回)し、厚生労働省が検疫前の全量検査命令を出した、というものです。なお輸入前検疫で見つかったために「国内には流通していない」ということで一安心です。

早速当店販売品の搾油メーカーに、当記事についての見解を確認いたしました。回答は以下の通りでありました。
1.胡麻の原産国は多岐に渡っており(アフリカ、南米、東南アジア、中国等)、同社でも10数カ国から輸入している。
2.各栽培農家あたりの収穫量が非常に少なく、流通経路も複雑である。
3.従って全入船ロットに対して、胡麻の残留農薬の一斉分析(国基準)を既に実施しており、基準値以上の数値が検出された場合は一切使用していない。

とりあえず安心というわけであります。なお、ゴマの輸入量は年間 15万トン前後で輸入先は各地に分散化の傾向があるようです。中国産は5年前には4万トン以上輸入されていたようですが、中国食品に対する不信感が強まったので現在は1万トン以下、とのこと。当店のお客様でも原料の産地を気になさる方が多く、特に中国への不信感は強いようです。

ところでメーカーの話では、ゴマは「農薬を使用しないことが前提となっているので基準値が極めて低い」のだが、「農薬使用が前提となっている菜種や大豆をゴマの基準で検査したら全量アウトになるであろう」と語っており、「流通量の少ないゴマにスポットを当て、より影響の大きい菜種や大豆の残留農薬から目を避けさせるための意図的なものすら感じられる」という言葉が妙に気になりました。



気になるしせん

テーマ:よもやま話
先日久しぶりにうどんを食べに出掛けました。正確に申し上げますと、そばを食べに行ったつもりだったのに、うどんにしてしまったんですけどね。

行先は「そば廣」さん。キャンス2の東側の道を北上して神照運動公園の向いあたりにございます。以前は長浜北高の近くにあったと記憶しておりますが、近年こちらに新築開店なさいました。

長浜はのっぺいうどんが有名ですが、そばも「そば八」さんや「みな方」さんなどおいしい店が何軒かあって、「そば廣」さんもその一つですね。

さて何にしようかなとメニューを見ますと、見慣れない名前のうどんがございました。ややお値段が張りますが、どうも自慢の一品のようですし気になります。注文してみましょう。
四川うどん 1,100円也
出てまいりました。あんかけうどんですが、溶き卵がからんでおります。麺はやや固めの手打ち麺。具はと申しますと、白菜、しいたけ、小エビの炒めたの、薄切り豚肉、木耳(?)等々、とにかく具沢山であります。ほのかな胡麻油風の香りとかすかな酸味。今までにない味です。うまいです。即「お気に入り」に追加です。

ところで何で四川うどん?最近中国の地名がついた食品は、あ、怪し...う、うう~苦しい
(って毒入りか!死線さまよってどうする)
なんてわけはありません。食べている時はそれほど気にならないのですが、ややピリッと辛く感じます。で、食べ終わって暫くして、ふと気がつきますと鼻の頭に汗をかいており、体の奥がほかほかしてきます。

これからだんだんと寒くなってまいります。皆さんも「そば廣」さんの熱い「四川」感じてみませんか?
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