サンキュー ポール

テーマ:政治
・大恐慌以来、最悪の危機

・ブッシュの「思いやり保守主義」は億万長者に対して優しい政治

・規制緩和をやりすぎた資本主義は、壊れやすい花のようなもの

・悪魔的でフランケンシュタイン的怪物のような金融工学

・今回の特徴は危機がタイ発やメキシコ発ではなく米国発ということ


ポール・サミュエルソンの言葉です。10/25の朝日新聞「経済危機の行方-世界は」というコラムに掲載されておりました。MIT名誉教授であるサミュエルソン氏は1970年にノーベル賞を受賞した経済学者で、著書「経済学」は私が学生の頃は経済学のバイブルと呼ばれておりました。

「規制緩和と金融工学」が今回の経済危機の元凶というのが氏の主張であります。当然賛否両論あろうかと思いますが、振れ過ぎた振り子は元に戻り、逆方向への大きな揺り戻しがあるものです。

で、この危機を終わらせるのに有効なのは「赤字をいとわない財政支出」なんだそうであります。大恐慌の時にルーズベルトがとった政策と同じであります。公共事業や農業支援計画を通じた巨額の支出。これしか資本主義を救う道はないと...。

結局、経済学の化石とまで言われたケインズ主義に頼るしかないのかと思うと、ちょっと寂しいですが、それはともかく、私たちの業界も商店街も規制緩和の犠牲者だとずっと思って来ましたが、それを口にすることは、負け犬の遠吠えのようにしか聞こえないと思い控えて来ました。

93年生きてきた経済学の大御所がおっしゃっているんだから、この際言わせてもらお。「規制緩和のバカヤロー!」

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