処分代結構です

テーマ:よもやま話
車が古くなったり、壊れたりいたしますと、買換えを考えるということになりますが、困ってしまうのが廃車となる車の処分であります。そんな時、新車の購入先の車屋さんが「廃車の処分代は結構ですよ」などとおっしゃって下さるとうれしくなるものです。

10年ほど前、知人が「京都には、動かなくなった車が次々と捨てられている道があるんやけど、そのうち誰かが少しづつ部品をもぎ取っていき、やがて躯体だけ残ることから『もぎとり街道』と呼ばれているところがあるんや」と、ウソともホントともつかぬことを言っておりましたが、実際当時は廃車の処分費が馬鹿にならないものだったに違いありません。

ところが、ついこの間までの資源価格の高騰で様相は一変。その証拠に「買い取り屋」なるものが現れ、ガソリンスタンド業界にも、「とにかくどんな車でもいいので廃車を引き取るから連絡してくれ」と言って来たらしく、しかもこれがタダではなく、数万円~10万円で買ってくれるそうなのです。実際、買い取り屋と取引しているところなど、「超薄利のガソリンなんかアホらしくて売ってられなくなる」と半ば本気で言っておりました。

この頃に、もし車屋さんが「処分代は結構です」と言ったら、それはウソではありませんが、「結構な儲けになります」という意味だったと解釈すればよいでしょう。

車のSV(スクラップバリュー)は時代によって大きく変わるもので、急騰していた鉄の価格は暴落中だとか。もう結構な儲けにはならないかもしれませんが、車屋さんのセリフ「処分代は結構ですよ」は変わらないでしょう。日本語は本当に便利ですね。

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