御蔭と所為

テーマ:よもやま話
暑さ、寒さも彼岸までと申しますが、昨日は時々雪や霰が降る大荒れの天気でしたね。そんな中、大阪の姉が母の顔を見に日帰りし、東京にいる娘も友人の結婚式出席のため週末帰省するとのこと。

そこで一念発起、二人に美味しい小鮎の炊いたんを食べさせたろと思い、いや正直自分がいちばん食べたかったんですが、駅ちょんさんの水鳥ステーションまで買いに行くことに。10時頃に行きましたのでお目当ての品もまだ在庫豊富。時間が遅いと売切れてしまいますからね。

売り場には普段少ししか置いてないお供え用の花がたくさん置いてありまして、実はこの時点でハタと「今日はお彼岸さんやんか」と気が付きましてお墓用の花も買って買えることに。

以前であれば2,3日前から母がそわそわし出し、花も買って準備していたのですが、最近は外に買物に出ることもほとんなくなり、日にちの感覚も怪しいもんですから、多分忘れているでしょう。案の定、帰って私が花を抱えているのを見て「何やいな?花持って」と。

お墓に着いた頃には生憎天気がひどいことになっておりまして、みぞれ混じりの中、そそくさと花を替え、草むしりはしたものの墓石掃除はこらいてもらお、と線香も立てず、拝むだけ拝んで帰ってきました。

まあ、こうしてお墓参りを忘れなかったのも日々安寧に暮らさせていただいているからで、まさにご先祖様の御蔭。御蔭と思えるうちはやっぱり自分が幸せだからなんだ思います。これが気持ちが荒んでおりますと「◯◯の御蔭」ではなく「◯◯のせい」となります。

そうそう、今まで考えたことなかったんですが、「せい」ってどんな字書くかわかりますか?

これは、「所為」と書くそうで、元々は「そゐ」という言葉の音変化のようです。辞書には「しょい(所為)」としても載っていますが、同じ原因・理由を示す言葉ですが、「せい」は特に結果が悪い場合に使うようですね。

以前は「ご先祖様の御蔭」という言葉を聞くと、「じゃあ結果が悪かった時はご先祖様のせいにするのか?」と正直あまり好きな言葉ではなかったのですが、最近はまああんまり難しいこと言わんとこと思うようになりました。その割には理屈っぽいブログが多いですな。

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