studio湖北弁

テーマ:言葉・漢字
ブログで前宣伝があったように、今週の水曜日の「studioこほく」さんのオンエア特集は「湖北弁」がテーマ。残念ながら生放送は見逃したので、昨日ビデオで。

いやぁ、面白かったですね。まず、湖北以外の地ではおそらく他意にとられるであろう「さびしない」「ほっこり」「まいらしてもらう」の3例について、劇団プラネットの3人がさもありそうな会話を小芝居で実演。

その後、「とうもろこし」「ししとう」「キャベツ」「やもり」などを何と呼ぶかというアンケート結果の発表。湖北町あたりでは「やもり」を「カベチョロ」とか言うんですね。可愛らしい呼び名ですよね。

「とうもろこし」「ししとう」などは、湖北の北の方ではそれぞれ「こうらい」「なんば」と呼ぶことが多いそうです。しかも「こうらい」は場所によって「こ」にアクセントがあるところと「ら」にあるところがあるみたい。

「こうらい」は「高麗」つまり朝鮮半島から来たからこう呼ばれるんでしょうね。さらに「なんば」は「南蛮」と関係ないのかしら?と番組の中でケイミーさんがおっしゃってましたけど、どうやらこれは小さいからしを「唐の辛子」=「唐辛子」というように、大きく長いものを「南蛮辛子」といい、これが「なんば」となったみたいですよ。

「キャベツ」を「かんらん」というのは私も聞いたことが無く、番組の中でも語源は明らかにならなかったのですが、調べてみると、これはれっきとした「キャベツの別名」で「甘藍」と書くそうですな。中国語名なんだそうな。やはり湖北は渡来人が多く住みつき、言語的にも大陸や半島の影響を強く受けているのかもね。

最後に国友伊知郎さんの湖北弁解説も勉強になりました。「まめなかな」「休んでもらおう」「あよばしまして」などが東京出身のケイミーさんのお気に入りだったようですが、確かに「♪まめなかな~」は湖北版「How are you?」として流行らしてもいいですね。

古くなった道具類や衣服を処分する時に「休んでもらおう」というのはとても心温まる言い方なので私も最近使っております。「あよばしまして」は「歩く」→「歩む」→「あゆぶ」→「あよぶ」と変化したもので、「ご足労いただきまして」ってことなんでしょうか?

ま、とにかく見逃された皆さん、これは必見ですよ。番組開始後18分あたりからメインテーマの「湖北のことば」が始まります。こちらからどうぞ~。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2014/01      >>
29 30 31 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 1

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧