永遠にゼロで

テーマ:よもやま話
いつもは正月2日間は初詣以外は外には出かけないのですが、今年は今日3日が高校の同窓会ということで家族で出かけられないので、昨日午後から彦根へ映画を見に行くことに。

せっかくなので多賀大社へ初詣。3が日にお参りするのは4年ぶり。近隣の空き地が1回500円の臨時駐車場となるのは正月のお決まり。普段は神社などへは足も向けない人たちが湧き出るようにお見えになります。

見渡すと、十日戎の専売特許のはずのエビスさんの福熊手や福箕を持った人が。あれ?こんなものも販売してるの?前から売ってましたっけ?

さて参拝後はビバシティに向かいまして、買物をしたり本屋さんで立ち読みをして時間をつぶし、4時から「永遠のゼロ」を鑑賞。原作はミリオンセラーになったようですが未読。

映画も絶賛の嵐という前評判でしたが、個人的には最も心に残ったシーンは合コンの場面で、主人公が突然特攻隊の話をし出して、その場の雰囲気を乱して周囲から当惑、反論され一人立ち去って行くとっても痛い場面。

戦後教育やマスコミに毒された今の日本社会の縮図があの合コンの席にあって、正しいことを言っている主人公が虚しくその場を去っていく。そう言いたいのか?

家族や国のために尊い命を捧げた来た人たちのおかげで今の我々の平穏な生活があることは忘れてはならないし、自虐史観に冒された日本人に自信を取り戻させたいという趣旨はわからないでもないけれど....。

でもね、でもね。この論調がすっかり正反対になった時に、主人公の立場で反対の意見を言うことすら許されなくなってしまうのではないかと危惧するのです。肯定が大多数になった時、少数の否定は抹殺されると。

日本人は誇らしい、自分もその日本人の一人である。そんなことは自分の心の中にしまっておけばいいと私は思います。声高にそれを叫んで批判もできない社会はうんざり。日本人の強烈な団結力が変な方向に行かないことだけを切に祈ります。

戦争は「永遠にゼロ」でお願いします。

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