そこまで言うのが委員です

テーマ:よもやま話
やしきたかじんさん亡くなられましたね。歌手としての活躍はほとんど知りませんで、私の中のたかじんさんはもっぱら日曜日の午後読売TVで放映の「たかじんのそこまで言って委員会」。

仕事の都合上、生ではなかなか見ることができないのですが、録画して必ず見ています。東京では放映されない、というのが一番の魅力かもしれません。

が、何か違うな、と思わせる昨今の同番組。たかじんさんの休演中も、三宅久之さんがいる間は良かった。コメンテーターがいくら好き放題言っても、三宅さんという良識者がいることで安心して番組を見ていることができました。

三宅さんの後任ということで誰がやっても荷が重いということを差し引いても、津川雅彦さんの傲慢ぶりはちょっと不快だし、そもそも民主党政権の時はその批判、チェック機能を果たしていたけれど、安倍政権になってからは、なんだか幇間の集まりの御用番組になってしまったようで....。

たかじんさんとずっと番組を引っ張ってきた辛坊治郎さんは、たかじんさんを評して「ガラス細工のように、ものすごく繊細な人だった。右派的な発言をする人が多く、一方的な番組になりがちなところを、幅の広いリベラルな考え方のたかじんさんが全部まとめていたからこそ、成立していた」と話したそうな。

辛抱さんの後を引き継いだ山本浩之さんは期待以上によくやってるとは思うけど、櫻井よし子さんが司会として出て来たら、コメンテーターが皆借りてきた猫みたいに大人しくなっちゃいますもんね。反対意見が言えない、言いづらいっていう雰囲気が一番恐いんですけどね。

田島陽子さん一人をピエロにしていじめるより、せめて保守とリベラルが7:3くらいで真剣に議論して欲しい。でもまあ、所詮読売テレビの番組ですからねぇ。ここも例のグループ会長兼主筆独裁の「ナベ心臓」内閣ですもんな。とにもかくにも、たかじんさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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