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ええ国旗

テーマ:よもやま話
日本人が好む外国旗ナンバーワンは英国旗だそうで、朝日新聞beのアンケート調査では4割以上の支持を集めたそうな。通称「ユニオンジャック」と呼ばれていますが、公式には「ユニオンフラッグ」だそうです。

「他に類を見ない放射分割型で躍動感がある。由来が定かでない国旗が多い中、三色の配合、各ラインにも意味がある優れた意匠」との評価。よく見ると、左右非対称で斜めの赤線もつながっていないんですね。

これ、イングランド(白地に赤十字)、スコットランド(青地に白の斜め十字)、アイルランド(白地に赤の斜め十字)の三つの旗を合わせて誕生したもの、ってご存じでした?各国の料理を全部混ぜたら偶然めっちゃ美味しいものができた、って感じでしょうか。

ちなみに、2位以下は②フランス③スイス④カナダ⑤アメリカ⑥イタリア⑦スウェーデン⑧ブラジル⑨ドイツ⑩トルコとフィンランド(同数)、という結果。

スイス、カナダ、ブラジル、トルコのように、すぐそれとわかる国旗もありますけど、全体的に見ると三色の縞の国旗って多いですよね。ほとんどがやはりフランスの三色旗からヒントを得ているようです。

日の丸はあえてランキングには入れられていなかったのですが、日本人の7割以上は日の丸のデザインに肯定的で、理由は圧倒的に「シンプル」。確かにこれを超える日本の旗というのはあり得ないと思いますわ。

さて、丸谷才一さんの「裏声で歌へ君が代」という本を読んでおりましたら、「東アジアの国旗はどこかで日の丸を非常に意識したデザインになっている」と書かれており、これには2つの要因が考えられると。

すなわち、①日本がこの地域で最初に近代国家になって国旗を作りいわば原型を定めた。②西欧風の国家理念なく、農耕民族の太陽崇拝という原始的な信仰に立ち返るしかなかった。

色と線で理念を表す西洋的な合理性、円をモチーフにする東洋的な融通性、国旗をこういう視点で眺めると国家の成り立ちや国家間の関係性を再確認できて面白いかもしれませんね。

指は開いてね

テーマ:よもやま話
昨日は、大垣共立銀行さんの顧客からなる共立会の講演会。講師は京都女子大教授の西尾久美子さんで、演題は「京都花街の経営学」。つまり芸姑さんや舞妓さんの世界のお話だす。

まあ、この世界は全く無縁なわけですが、舞妓さんがどのようなシステムで教育され芸姑へと育っていき、歌舞練場などの興行がその中でどういう意味を持つのかなど実に興味深い話を聞くことができました。

元々は、代々血縁で花街は継続してきたそうですが、それがまかりならず現在は全国から人材を集め教育するシステムとなっており、驚くべきは宝塚や果てはAKB48もこの花街のシステムを模倣したものだというのです。

こうした研究はやはり女性ならではなのでしょう。つまり、同じ組織論の専門である経営学者でも、男であればこのようなお茶屋の席に入れば、まずどの娘が好みだとか、どうやって気を引こうとかばかりに気がいって、とても客観的な視点で分析などできないというわけ。

さて、舞妓さんの言葉というのはなかなか深みがございます。例えば「おおきに、◯◯さん」と必ず名前を呼び、周囲の人と関係性の基礎をつくり、自分が配慮してもらえる感謝の気持ちを表す。

そして「すんまへん」は日に100ぺん言うてもええんだそうです。つまり相手に負けたのではなく、自分の不十分なところを認め、責任を自覚する言葉。信頼があってこそいえる言葉なんですね。

「本年も相変わりませずに」という新年の言葉。これは変わらない関係をということなのだけれど、舞妓さんは年々技能を高め進歩していくわけなので、「あなたもそれに見合うようになってね」、つまりお互いに伸び合うことが前提になった関係を、という意味になるんですね。

ところで、初めて芸姑遊びをした人はすぐわかるそうですよ。つまり、緊張していると手のひらを出した時に指が閉じているんだとか。そうした所作を的確に見分けて、芸舞妓さんたちはお客のくすぐる言葉を投げかけるんですね。

手のひらに現れる男の緊張は浮気などやましいことをした時も共通だとか。ご主人も奥様も手のひらにどうぞご注意を。

農家アート

テーマ:まちづくり
先日、神無月さんがAIN2013の反省会についてレポートされていましたが、確かに今年のアートインナガハマは「農家アート」の試みが斬新かつ新鮮で、一番の立役者であったように思います。

そう言えば「商人」や「職人」と言うのに「農人」とは言わんのは何でやろ?とかつまらんことを考えてしまったのですが、やっぱり「アート」という言葉とくっつけるには「農家」というのが一番スマートなんでしょうか。

農業に携わる人を表すのに、他にも「農民」や「農夫」、「百姓」といろいろな言い方があるのですが、これらはどういうニュアンスの違いがあるのか、「語感の辞典」で引いてみますと、

「農民」: 謙遜して「農民の出」などというケースもまだ見られるが、一方で「農民文学」「農民としての自覚」のような例もあり、悪い語感をひきずっている「百姓」に代わって、会話にも文章にも普通に用いられる。

「農夫」: 「農民」に比べ、昔ののんびりした時代の空気を感じさせ、古い絵の画題などに用いられそうな懐かしい雰囲気がある。そのため「農民が立ち上がる」というような例で置き換えると多少の違和感が生ずる。

「百姓」: 以前、「どん百姓」「水呑み百姓」「百姓の出」などと軽蔑の気持ちを込めて使われることがあったため、現代では職業に対する不当な差別意識を伴う語としてその使用を控える傾向にあるが、誇りをもって自称したり、農業問題を自ら提示するときに用いる例もある。

と書かれています。ちなみに「百姓」は元々は「ひゃくせい」と読み、「百」=「もろもろの」、「姓」=「かばね」を持つ公民という意味だったのが、やがて一般庶民、さらに農民という意味に固定されてきたらしい。

横文字を使った「ファーマーズアート」とする必要はないけど、どうなんでしょう?語感からいって、アートと一番相性のいいのはむしろ「百姓」ではなかったのかな、という個人的感想。「百姓アート」にこそ「いっちょやってやるぞ」という、エネルギッシュかつ内に秘めた強烈なプライドが感じられると思うのは私だけか。

名称はともかく、「農家アート」さんの活動は、Konefaさんのブログ農家アートのFacebookをご参照下さい。今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

生そば

テーマ:よもやま話
昔、というか今もあるのかもしれませんけど、米原駅のホームの「生そば」。小さい頃からずっと「なまそば」と読むんだと疑いもせず育って参りまして、ある日それが「きそば」と読むんだということを知る。皆さんにはそんな経験はありませんでしょうか?

「生そば(きそば)」とはそもそも「つなぎの小麦粉を混ぜずに、そば粉だけで作ったそば」を指すようですね。しかし、米原駅のホームのそばはそれとは程遠い代物で、今流行の偽装食品のそしりを免れないものであったように思います。

もっとも、だんだん本来の意味からは遠ざかり、普通のそばを「生そば(きそば)」と称するようになったのも事実で、本来の意味を表す用語として現在は「十割そば」が使われているのが実態のようです。

で、最近見た「日清どん兵衛生そば食感」のCM。スマップの中居くんが出てましたけど、堂々と「なまそば食感」と言っており、「おいおい『きそば』とちゃうんかい」と突っ込みを入れてしまいましたが、姉妹品で「どん兵衛生うどん食感」というのもあるらしい。.

「生うどん」を「きうどん」と読む例は聞いたことがなく、うどんは100%小麦粉でしょ。てことは何?乾麺ではない生うどんのような食感という意味なんでしょうね。

するっていと、「生そば食感」の方も、乾麺のそばではなくて、例のビニール袋に入っていて既にゆがいた感じの湿った風の「そば」っていう意味で使われているんですかね。

この商品の流行如何によっては、「生そば(きそば)」は完全な死語となるだろうという予感がする私でございます。

胡麻ラー油

テーマ:油甚本店
もう3年くらい前でしたっけ、食べるラー油が流行ったの。あれって今はどうなんですか?今でも皆さん相変わらず食べてやあるんでしょうか?私は結局買わないうちにブームが去りましたわ。

メーカーから四季ごとに発行される小冊子に記載されている料理のレシピを、店のウィンドウで紹介しているのですが、この夏号は「胡麻ラー油を使った料理」でした。ところが、これまでラー油の販売をしておりませんでした。

さすがに、それはまずかろ、と思いましてメーカーに問い合わせて、とりあえず夏の間だけでも置いて、売れ残ったら適当に配ろうくらいに思っておりましたら、予想に反しましてこれが意外と売れまして、結局秋になってからも継続販売することに。

この胡麻ラー油。胡麻油ととうがらしだけで作られており、他には何も混ぜ物無し。そんなん当たり前と思うなかれ。普通に100円くらいで売ってるやつは、油も胡麻油ではない安物が混じり、とうがらしも香料や着色料を混ぜたものもあるらしい。風味もくそもあったものではないようです。

ラー油というとぎょうざのタレくらいしか利用法を思いつかなかったのですが、上記冊子のレシピによると、辛い料理例えばエビチリなどの炒め油としての用途も書かれており、実際試してみましたが確かに美味い。

胡麻ラー油と言えば思い出すのが出前一丁。久しぶりにあの味が懐かしくなりまして他のラーメンで試してみることに。最近マイブームとなっているエースコックワンタンメンのしょうゆ味でチャレンジ。
これおススメです
う~ん、う゛ま゛い!これはちょっとやみつきになりそうなお味。これから鍋の季節になりますが、それに少し垂らしてもいける予感。

多分売れまいと値段設定に失敗して400円でほとんど儲けなし。ちょっと容量が多いのが難点ですけど、辛いものが好きな方には是非お勧めです。と、久しぶりの商品宣伝でしたな。


(追記)
朝日新聞の香港駐在記者によれば、香港では件の「出前一丁」が驚異的に浸透しており、外食では注文していなくても副菜として出てきてしまうそうで、「出前一丁」はもはや商品名ではなく、即席麺を表す普通名詞と化しているそうな。
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