ちょっとだけ松江

テーマ:旅日記
昨日、一昨日と滋賀県都市教育委員会連絡協議会の県外研修として島根県の松江に行って参りました。観光ではなく西日本の市町村教育委員会研究協議会に参加するのが目的。

今年も大津駅に集合しバスで移動の予定だったのですが、例年会場に缶詰で講演と分科会参加のみでせっかく遠方まで行ってもその土地の文化、香りに接する機会が全くない乾いた研修でしたので、今回は私が無理をお願いして、長浜だけ電車で行って2日目の日程終了後にわずかでも現地散策の時間がとれるように組んでもらいました。

宿泊と夜の懇親会は県内他市と合同だったんですけど、泊まったホテルはちょっとたまげましたね。ドアを開けた瞬間に部屋の狭さに思わず「何、これ~!」。その階の見取り図を見ると、法の限界に挑戦!みたいな感じでさまざまな形状の数多くの部屋が配置されており、外気に接していない部屋も多数。

翌日、松江駅から泊まったホテルが見えまして、納得。この値段ならしゃあないわな。

さて、松江といえば以前に「緯度端会談」というタイトルで小泉八雲のことや長浜と緯度が同じであることを書いたことがありますが、おかげさまで小泉八雲記念館や小泉八雲旧居(ヘルン旧居)にも訪れる機会を得ました。

八雲は1年3ヶ月しか松江には居なかったのですが、三方を庭で囲まれた武家屋敷に住み、庭がちょうど全て見渡せる床の間を背に座るのがお気に入りだったそうです。

日本人のセツさんと結婚したわけですが、小泉八雲記念館のしおりの中に「松江時代の行動歴」というのが書いてあって、それを眺めておりましたら、次のように書かれておりました。

1891年(明治24年)
 1月中旬  風邪でしばらく床につく
 1月下旬  セツが住み込み女中として世話にあたり、やがて事実上の結婚という関係に進展する。

患者さんと看護婦さんが結婚するという例は結構あるようですけど、やっぱり体が弱っている時にお世話になった女性は天使に見えるんでしょうね。

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