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ラジオ生出演

テーマ:よもやま話
先日もちらっと書きましたように、昨日は午後2時から三役修業塾の素浄瑠璃発表会がございまして、私も発表させていただいたのですが、実は先立って午前中にKBS京都の「さざなBeゲーション」という生番組にゲスト出演する機会を頂戴いたしました。

パーソナリティは中村鋭一さんと小川順子さんで、大手門通りのまちづくり役場がサテライトスタジオとなって日曜日に放送されるのですが、この日の「おうみ彼方此方」というコーナーで三役修業塾の取り組みを紹介していただきました。

放送開始時刻の30分くらい前にスタジオ入りして打ち合わせ。小川順子さんは(暑いのに)着物をお召しでございまして、しかしすっきりと涼しげに着こなされますからさすがです。一方の鋭ちゃんこと中村鋭一さんは、しゃべるネタにしようと前日の野球の結果をスタッフに確認。

「あの、ほれ誰やったかいな、阪神の新人ピッチャー、え~っと菅浪(すがなみ)か?」。すると小声でスタッフ、「巨人の菅野と藤浪がごっちゃになってますわ」。浄瑠璃の話をし始めると、ご存じの曲の一節を語りだされ始めまして、「これは壺坂霊験記とちゃいまっか?」「いやぁ、知りません」

そうそう、三役修業塾の歴史、経緯、目的、塾生の構成や発表会のことなどについて、色々と尋ねられましてそれに答えていくのですが、おがじゅんの段取りもものかは、鋭ちゃんが話をさえぎって、「せっかくやさかい、ちょっと一節やってもらいましょうや」とせかすせかす。

いや、実は実演も最初から予定されておりまして、発表会でコンビを組みました三味線の賀桜さんも一緒だったのですが、まず音合せというかボリュームコントロールというかのためにリハーサルも行いまして、それを聞いた鋭ちゃんが、「そうや今日の歌のところで、わしにも歌わしてもらえんかな、浄瑠璃」

「どうぞ、どうぞ」ということで、私たちが実演した「三つ違いの兄さんと」という有名なセリフで始まる一節を本番でちょっと語る鋭ちゃん。「あ~、あかん。わしホンマは忠臣蔵のお軽、勘平のところが好きやねん。それは無いんでっか?」

その段は11月にありますよ、と言おうとしたら、鋭ちゃんすっかり別の話題に切り替えておられました。しかし、この番組、大手門通りに向けて出演者の顔が見えるように放送席が設定されてるんですね。何か不思議な気分でしたわ。

KBS京都で午前11時10分頃からの放送だったんですけど、どなたか聞いておられませんでしたかな?

突拍子もない

テーマ:言葉・漢字
先日、minoriさんがご自身の性格や奇行を省みるブログに「突拍子もないこと?」というタイトルをつけておられましたが、クエスチョンマークは要らんでしょ(笑)。いやいや、笑ろたらあきませんな。

しかし、「突拍子」って何なんでしょうね?調べてみると、「突拍子」とはそもそも「調子はずれ」のことで、平安時代の今様(いまよう)に由来するみたいですね。ほら、昨年の大河ドラマ平清盛で「♪遊びをせんとや 生まれけむ」とか歌われてましたやろ。

そうした今様の歌い方で、「なだらかな調子が急に高くなる技法」、それを「突拍子」と言うんだそうです。待てよ、その突拍子がないのが何で「突拍子もない」ことになるの?「突拍子がある」でしょ!

と思いましたら、この「突拍子もない」の「ない」は否定ではなくて強調だそうでして、「滅相もない」とか「せわしない」とかと同類。

一方、よく似た意味で「途方もない」とか「途轍もない」という言い方もしますけど、こちらは「筋道・道理」を示す「途方」や「途轍」が「無い」という否定だそうで、ほんと日本語は難しい。

ちなみに、これらのよく似た言い回しの微妙なニュアンスの違いを語感の辞典で調べてみますと、

「途方も無い」: 程度が並外れている意で、会話にも文章にも使われる表現。(一番普通っぽく、公式的な言い方でしょうかね)

「途轍も無い」: 度を超えた非常識な意で、主に会話に使われるやや俗っぽい表現。標準より大きいほうに外れている場合に使うことが多い。(確かに、とてつもなくデカイ、とか言いたくなる)

「突拍子もない」: いきなり常軌を逸した行動に出る場合に、主に会話に使われるやや俗っぽい表現。標準から外れる大きさよりも、唐突で、普通の人には考えつかないほど変わっている点に特徴がある。


う~ん、minoriさん、やっぱり「突拍子もないこと」にクエスチョンマークは要りませんわ。

素うどんをすすりに

テーマ:曳山・歌舞伎
三役修業塾では、今年度になって毎月曳山博物館のサロンで素義会(素浄瑠璃の会)を開いておりまして、各月2組づつ交代で20~30分の演目を市民や観光客の前で披露しております。

昨年までは、年に1,2回、塾生が全員出場する形で行なっていましたが、全部で6,7組となって最初から最後まで聞いていると2時間以上を費やしてしまいます。回数を増やし、時間を短くすることで演者も聞く側もより気楽に、ということで賀祝さんが提案されまして、実行することになったのです。

さて、三役修業塾は曳山祭に出場できる太夫・三味線を養成するのが目的でできた塾ですので、子ども歌舞伎で演じられる演目を稽古するのが本筋です。しかし子ども歌舞伎の演目はほとんどが、人形浄瑠璃から派生したいわゆる丸本物という芝居です。

ですので、我々はこうした文楽の演目も稽古するわけで、歌舞伎であれば役者が言うセリフも大夫が語ります。ちなみに、大夫が語り、三味線弾きが演奏し、人形遣いが人形を遣う三業が一体となったものを「文楽=人形浄瑠璃」といい、我々が披露するのは人形が無いので「素浄瑠璃」というわけです。

文楽の大夫である豊竹咲甫大夫(さきほだゆう)さん著の「文楽へ行こう」という本を読んでおりましたら、咲甫大夫さん、文楽を「うどん」に例えていらっしゃいました。なるほどうまいことおっしゃるなと感心したのですが、

「まず中心にどっしりと構えるうどんが大夫。味わい深くうどんを支えるだし(汁)が三味線弾き。華やかにうどんを彩る具が人形遣い。三つの合体で最高にウマいうどん=文楽が完成する」と書かれておりました。

てことで、我々の素義会(素浄瑠璃の会)は文字通り「素うどん」ですな。もちろん、プロの麺のようにコシも粘りもないし、出汁もコクやうま味に欠けはいたしますが、まあ只で食べていただけますのでね、気軽に素うどんすすりに来ていただけますと有難く存じます。



(お知らせ)
明日8月18日(日)午後2時より曳山博物館サロンにて今年度4回目の素義会を開催いたします。不肖甚太夫、「壺坂観音霊験記沢市内の段」、大夫相勤め申し上げまする。

週末の食卓(80)

テーマ:週末の食卓
(その1)
花火大会に合わせて帰省した娘の超上げ底サンダルを見て

母: 何やこれ?おっそろしぃ~靴やなあ

私: ほれ履いたら7~8cm背ぇ高う見えるでぇ

娘: おばあちゃん、履いてみるか?

母: あほな、そんな恐ろしいもん

(娘がいなくなるのを見計らって)

母: ちょっとだけ足を入れさせてもらお。いやいや履かへんでぇ。片足だけな。へぇ~っ、これは危ないわぁ

(さらにしばらくして)

母: こっちの足も入れてみよ。あ、履けたなぁ。けど、これはどこかに捕まらんと立てんなあ


おいおい、本気かよ




(その2)
続いて帰省した息子が土産に551の豚まんを買ってきて

妻: おかあさ~ん、◯◯◯が買ってきた豚まん蒸しましたけど食べますかぁ~?

(座敷で寝転がって居眠りしている母)
母: うぅぅぅ~ん? ためにゅ......

妻: あれ、おばあちゃん、死んでるなぁ

母: 死んでも豚まんは 食べる~


そんなような歌舞伎のセリフがあったなあ




(その3)
自主的にお墓の草むしりをしてくれた息子に感激して仏壇に手を合わせる母。すると突然

母: あいたっ!あいたたたたた!

私: どうした!?

母: 刺された、いかい虫に刺された、あぁイタタタタタ

(メガネのあたりに飛んできたハチを手で払いのけた瞬間、指を刺されたらしい)

母: ◯◯ちゃん(息子)、おまんお墓からハチを連れてきたんとちゃうか?

息子: あぁ~、そうかも

妻: ひょっとして、ご先祖さんやったんとちゃいますかぁ?おかあさんに「しっかりせんかい!」って刺しに来たんじゃないですかぁ。



バチでなくハチが当たりました



忘れ得ぬ命日

テーマ:よもやま話
今日8月15日はお盆、そして終戦記念日でもありますが、もう一つ5年前にあの世に旅立ってしまった親友の命日でもあります。

こんな日に亡くなるなんて、命日を忘れようがないじゃないですか(笑)。ということで、毎年8月15日には川道にある彼のお墓に詣ることが当たり前のように。

例年はお昼前後とかに行くんですけれども、最近齢のせいか朝早く目が覚めるようになりまして、今日も6時起床、とりあえず日経一紙だけ読んで、7時少し前に出発。

やはりお盆ということで7時頃でも結構な人がお墓詣りされております。それにしても毎年来ていながらいつも彼のお墓はどのあたりやったっけと迷います。あった、あった、と見つけたところで、今年も好物ローソクお供えして。

詳しくは申しませんが、彼の力なのか、今年は不思議な御縁に恵まれまして、それに感謝するとともにそれぞれの働きぶりを見守ってくれるようにお願いしてまいりました。

さて、帰りに自分ところのお墓にも立ち寄りました。昨日、家族でお詣りして、このように立派な
ほおずきも供えておいたのですが、
今日行きましたら、何とぐんにゃりと途中で折れ曲がっているではありませんか。おばあちゃん、ちょっとこれ立派過ぎたんちゃうか。

花立てに水を足し加えてもう一度まっすぐ立たせてはみましたけど、どうなんでしょう?やっぱりこれだけ暑いと水もすぐ無くなりますわな。人間だって体の8割は水だとか。水分を失えば熱中症で倒れるのは道理。

それにしても、ほおずきもこうなるとちょっと可哀想ですね。桃井かおりじゃないですが、もう、ほおずきはつかない、って言いたくなります。あ、あれはほおづえか。

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