うなぎ食わぬ鯖

テーマ:よもやま話
先月の22日がそうでしたが、今年は土用の丑の日が2回あるそうで、今日がその2回目。二の丑と云うそうです。それにしてもうなぎ高すぎますよね。そのうち食べられなくなるかもしれませんね。

しかし、広い日本、先取りじゃないですが、既に「うなぎを食べない」地域があるんですね。先日新聞を読んでいて驚きました。そこは山口県山口市、その名も「鯖地区」。現在30戸が存在し50人が暮らしているそうですから、うちの町と似たようなもんですな。

何でも、昔、大河内村というところで大うなぎが取れたが、あまりにでかいので、周辺の7か村にも配られ、鯖村も全戸に配られたそうです。ところがその夜、腹痛を起こした村民が続出し、3日後には疫病が広がり半数近い村民が死んでしまったそうな。

村民たちは、食べた大うなぎは山の大切な木を守る川の主で、神の使いだったのではと考え、造林の神様を祀る地元の三島神社へ村人全員がそろって参拝し、神前で深く詫び「今後は絶対にうなぎを食べない」と約束したんだそうです。

この風習は800年間、現在に至っても続いており、鯖地区の人たちはうなぎを食べたいという気も起こらないそうで、外部から嫁入りしてきた人も、かつて食べたことはあるが、どんな味だか忘れてしまった、と言っているらしいです。

まあ、minoriさんならこの村でも暮らしていけるでしょうけど、うなぎ好きの私としてはとても我慢ができませんわ。しかし、うなぎの祟りとは恐ろしい話ですが、稚魚の激減もある意味、現代版うなぎの祟りかもしれませんね。

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