講師初体験
テーマ:よもやま話
2012/08/21 09:09
ひと月ほど前に突然、中学校2年の時の恩師から電話がかかってまいりました。一昨年の同窓会で何十年ぶりかの再会を果たした一文先生。母がまず出て「おい、いちもん先生から電話やで」
何事かと思いましたら、「いや、実は今彦根総合高校で勤務してるんだけど、今度教職員の研修を長浜ロイヤルホテルでやるんで、講演の講師を頼めんやろか?」「は?冗談は顔だけにして下さい」なんて言いませんよ。しかも男前の先生ですから、顔も冗談じゃありませんし。
とりあえず、お話だけは伺おうということで、後日長浜に来られた機会にお会いすることに。私、講師の経験なんて生まれてこのかたありませんで、しかも1時間ほどしゃべってくれて....。老舗経営者、曳山祭関係者、教育委員として、何でもええから思う存分しゃべってくれと。
先生、現在同校の副校長をされているらしく、恩師の依頼を無下に断ることもできません。しかも、先生には中学時代多大な迷惑をかけた借りもあるし。「わかりました。でも、どうなるかわかりませんよ」。ほんとにどうなるか自分自身わかりませんでした。
その時にお渡しした店のリーフレットを気に入って下さったようで、それのコピーを資料とし、講演の題名も「油を売る」にしてねと。あぁ、これなら何か喋れる気がしてきた。油売ったらええんや。
とりあえず、話せそうなことをメモで羅列。しかし、どうもメモだけでは心もとないので、実際に喋ってるつもりで文章に。あ、これブログと一緒やん。てことで、店のこと、祭りのこと、教育のこと、手当たり次第書き連ねます。できた、できた、A4版の紙に12枚。
でも、もしあっという間に喋り終わって時間が余ったらどうしょうという不安にかられ、曳山博物館で曳山祭の広報用のDVDを借りて参りまして、「先生DVD流してもよろしいか?」と確認。よし、これで15分稼いだぞと。
さて、その講演日が昨日だったのですが、予想に反して時間というのは早く過ぎますね。しかも、紙に書いていなかった枝葉までぺちゃくちゃ喋るもんだから、結局予定していた話の2割くらいはカット。実はコブログの宣伝もしたろか、と思ったんですけど時間切れ。
それにしても、途中で「皆さんの中で、セルフサービスのスタンドでガソリン入れている人どれくらいいます?」と手を挙げてもらったら、ほとんど全員だったのはショックでしたね。時代ですな。
ま、とにかく、何とかかんとか曲がりなりにも話は終わりました。決してご期待に添える内容ではなかったと思いますが、一文先生にはいい機会を与えていただきまして本当に感謝いたしております。どうもありがとうございました。
何事かと思いましたら、「いや、実は今彦根総合高校で勤務してるんだけど、今度教職員の研修を長浜ロイヤルホテルでやるんで、講演の講師を頼めんやろか?」「は?冗談は顔だけにして下さい」なんて言いませんよ。しかも男前の先生ですから、顔も冗談じゃありませんし。
とりあえず、お話だけは伺おうということで、後日長浜に来られた機会にお会いすることに。私、講師の経験なんて生まれてこのかたありませんで、しかも1時間ほどしゃべってくれて....。老舗経営者、曳山祭関係者、教育委員として、何でもええから思う存分しゃべってくれと。
先生、現在同校の副校長をされているらしく、恩師の依頼を無下に断ることもできません。しかも、先生には中学時代多大な迷惑をかけた借りもあるし。「わかりました。でも、どうなるかわかりませんよ」。ほんとにどうなるか自分自身わかりませんでした。
その時にお渡しした店のリーフレットを気に入って下さったようで、それのコピーを資料とし、講演の題名も「油を売る」にしてねと。あぁ、これなら何か喋れる気がしてきた。油売ったらええんや。
とりあえず、話せそうなことをメモで羅列。しかし、どうもメモだけでは心もとないので、実際に喋ってるつもりで文章に。あ、これブログと一緒やん。てことで、店のこと、祭りのこと、教育のこと、手当たり次第書き連ねます。できた、できた、A4版の紙に12枚。
でも、もしあっという間に喋り終わって時間が余ったらどうしょうという不安にかられ、曳山博物館で曳山祭の広報用のDVDを借りて参りまして、「先生DVD流してもよろしいか?」と確認。よし、これで15分稼いだぞと。
さて、その講演日が昨日だったのですが、予想に反して時間というのは早く過ぎますね。しかも、紙に書いていなかった枝葉までぺちゃくちゃ喋るもんだから、結局予定していた話の2割くらいはカット。実はコブログの宣伝もしたろか、と思ったんですけど時間切れ。
それにしても、途中で「皆さんの中で、セルフサービスのスタンドでガソリン入れている人どれくらいいます?」と手を挙げてもらったら、ほとんど全員だったのはショックでしたね。時代ですな。
ま、とにかく、何とかかんとか曲がりなりにも話は終わりました。決してご期待に添える内容ではなかったと思いますが、一文先生にはいい機会を与えていただきまして本当に感謝いたしております。どうもありがとうございました。
変なユニフォーム
テーマ:スポーツ
2012/08/20 09:18
近頃見かける、プロ野球の風変わりなユニフォーム。タイガースの復刻版はともかくとして
ジャイアンツのオレンジ
ライオンズのレインボー
ホークスのイエロー
ちょっと酷すぎません?夏になると、こういう変テコなユニフォームが登場するんですけど、趣味悪すぎ。しかも、こんなのいっぱい作ってどうするんでしょう?オークションにでもかけて儲けるんか?
元々、日本のプロ野球チームは大リーグのユニフォームのデザインを真似る傾向がありましたけど、何といっても歴史的に一番派手だったのはアスレチックスのそれを模した大洋ホエールズの
これですな
この選手、私が史上最も好きだった外人選手のシピン。袖のマルはマークが超渋いですね。大洋漁業の創業者である中部家の屋号が林屋(のち林兼)で、その略称の「は」の字を標章としていたようです。
あとね、航海中の「荒波(は)を丸くおさめる」っていう意味も込められているそうですわ。これ着て、最近の日本近海での物騒な荒波もおさめてくれんかの。
ジャイアンツのオレンジ
ライオンズのレインボー
ホークスのイエロー
ちょっと酷すぎません?夏になると、こういう変テコなユニフォームが登場するんですけど、趣味悪すぎ。しかも、こんなのいっぱい作ってどうするんでしょう?オークションにでもかけて儲けるんか?
元々、日本のプロ野球チームは大リーグのユニフォームのデザインを真似る傾向がありましたけど、何といっても歴史的に一番派手だったのはアスレチックスのそれを模した大洋ホエールズの
これですな
この選手、私が史上最も好きだった外人選手のシピン。袖のマルはマークが超渋いですね。大洋漁業の創業者である中部家の屋号が林屋(のち林兼)で、その略称の「は」の字を標章としていたようです。
あとね、航海中の「荒波(は)を丸くおさめる」っていう意味も込められているそうですわ。これ着て、最近の日本近海での物騒な荒波もおさめてくれんかの。
shit hit the fan
テーマ:よもやま話
2012/08/19 09:15
昨日のminoriさんのブログ。不安定な椅子の上にゴーヤの料理を置いたら、線にひっかかってガシャーン。で、扇風機の羽根がポキリと欠けてしまったそうです。まあ、怪我もなくそれだけで済んだと思えば、不幸中の幸いでしょう。
以前、くんさんがminoriさんをモデルとした(?)「真由美さん」というyoutubeをアップしておられましたが、あそこに出てきたまさに「しっちゃかめっちゃか」な状況の数々。
こうした「もう、どうしょうもない」、「え~、どうしたらいいのぉ」という面倒でやっかいな状況をあらわす英語、それも扇風機(fan)を使った表現があるのをご存知でしょうか?
それがこの
言葉で逐一説明するのもはばかられますが、
要するにこういう状態
その結果
え~、なんと申しましょうか、想像だにしたくない状況ですね。日本語ではせいぜい先の「しっちゃかめっちゃか」とか「目も当てられない状況」くらいしか思いつかないんですが、実に的を射たいや扇風機を射た英語表現と言えると思います。
以前、くんさんがminoriさんをモデルとした(?)「真由美さん」というyoutubeをアップしておられましたが、あそこに出てきたまさに「しっちゃかめっちゃか」な状況の数々。
こうした「もう、どうしょうもない」、「え~、どうしたらいいのぉ」という面倒でやっかいな状況をあらわす英語、それも扇風機(fan)を使った表現があるのをご存知でしょうか?
それがこの
言葉で逐一説明するのもはばかられますが、
要するにこういう状態
その結果
え~、なんと申しましょうか、想像だにしたくない状況ですね。日本語ではせいぜい先の「しっちゃかめっちゃか」とか「目も当てられない状況」くらいしか思いつかないんですが、実に的を射たいや扇風機を射た英語表現と言えると思います。
クラブかみつばか
テーマ:よもやま話
2012/08/18 09:15
時々、皆さんのブログネタになっている四つ葉のクローバー。普通は三つ葉なので四つ葉が見つかると幸運をもたらすとかいう俗信があるようですが、ありゃどう見ても三つ葉の方がバランスがいいと思いますが。
さて、トランプのスートの一つになっているこのマーク
皆さんは何とお呼びになります。三つ葉?クローバー?クラブ?私の場合、小さい時は三つ葉とかクローバーとか言ってたような気がしますが、ある年齢から後はクラブと呼ぶようになった気がします。
三つ葉やクローバーは見た目そのものなんですが、何でクラブやねん?クラブ言うても高級な酒場とか◯◯クラブみたいな集まりと違いますよ。このクラブはゴルフクラブのクラブ。つまり棍棒なんですね。
元々トランプが最初に出来た時は、クローバーじゃなくてクラブ(棍棒)だったんだそうです。あとね、ハートのマークあるでしょ。あれは心じゃなくて、聖杯なんだそうですよ。スペードは剣、ダイヤは貨幣。
てことで、スペード(剣)は騎士、ハート(聖杯)は僧職、ダイヤ(貨幣)は商人、クラブ(棍棒)は農民を表すとも言われているそうです。スートの強さはこの順番なんですが、何だか士農工商の身分制を思い出させます。
で、絵札にはそれぞれモデルがあるそうです。ちなみに、キングはスペードがダビデ王、ハートがカール大帝、ダイヤがカエサルで、クラブがアレキサンダー大王。日本の戦国武将版ならスペードのキングは織田信長か?
あなたのお好みのは?
さて、トランプのスートの一つになっているこのマーク
皆さんは何とお呼びになります。三つ葉?クローバー?クラブ?私の場合、小さい時は三つ葉とかクローバーとか言ってたような気がしますが、ある年齢から後はクラブと呼ぶようになった気がします。
三つ葉やクローバーは見た目そのものなんですが、何でクラブやねん?クラブ言うても高級な酒場とか◯◯クラブみたいな集まりと違いますよ。このクラブはゴルフクラブのクラブ。つまり棍棒なんですね。
元々トランプが最初に出来た時は、クローバーじゃなくてクラブ(棍棒)だったんだそうです。あとね、ハートのマークあるでしょ。あれは心じゃなくて、聖杯なんだそうですよ。スペードは剣、ダイヤは貨幣。
てことで、スペード(剣)は騎士、ハート(聖杯)は僧職、ダイヤ(貨幣)は商人、クラブ(棍棒)は農民を表すとも言われているそうです。スートの強さはこの順番なんですが、何だか士農工商の身分制を思い出させます。
で、絵札にはそれぞれモデルがあるそうです。ちなみに、キングはスペードがダビデ王、ハートがカール大帝、ダイヤがカエサルで、クラブがアレキサンダー大王。日本の戦国武将版ならスペードのキングは織田信長か?
あなたのお好みのは?
主客転倒
テーマ:油甚本店
2012/08/17 09:01
事務員さんがお盆休みを取られておりますので、14~16日の3日間はずっぺりこっぺりと本店の店番。息子にしばし店番を任せて、こっそり奥で涼んでおりましたら、「マシン油ちょうだいな」というお客さんの声が店から聞こえて参ります。
マシン油ってあったっけ?うん、確か前は置いてあったけど、買う人少ないからやめたんでなかったっけ?などと考えてるうちに息子が母を探しに中へ入ってきて、「おばあちゃ~ん」と呼ぶや否や、密かに佇む私の姿を見つけて「あ、お父さん、居たんか。あのぉ~、マシン油てある?」
いやいや、息子よ。おばあちゃんを探したのは正解や。お父さんも知らんのや。呼ばれてひょこひょこ出てきた母に「マシン油ってあったっけ?」「いや~、前は置いたったんやけどなぁ。買う人あんまりあらへんし、売るのやめやんたかもしれんなぁ」。しまった、思考回路が親子で一緒だ。
とりあえず、店に出ますと、スクリューキャップのコーヒーの空き缶を2つ持ったおっちゃんが、「これにマシン油入れてくれ」と。「マシン油ですかぁ。前はあったんですけどね、今はどうやったかな~」。
本店では、食用油や灯油以外にもホワイトガソリンやスピンドル油などの潤滑油を一部扱っているのですが、老番頭さんは居なくなったし、事務員さんも休みやし、わからへんがな。エエかげんな店主ですな。
とりあえず、灯油の1斗缶やホワイトガソリンの入れてある保管庫を覗いて、「ここにあるかなぁ~?」と探しますと、背後からそのお客さん、「そことちゃう、そっちや」ともう少し奥の方を指さされます。「え?どれ?」「ほれ、ほこに蓋したるやつよ」。
見ると、オイルの缶みたいのにポリバケツの蓋がしてあって、消えかけたマジックの字で「マシン油」て書いてます。「あ~ん、これか。これ、どやって入れるんやいな?」「そこに升があるやろ」。はいはい、確かに一合升が置いて升。「漏斗もあるやろ。これに2合は入らんで、1合ずつ2つに入れてえな」
「いや~、お客さんの方がよう知ってやありますやん」。「ほうや、時々買いに来るでな」「おおきに。ほんで、これ何に使わあるん?」「これはな、チェーンソーやら、草刈機に使うの」「あ~ん、そうだったんですかぁ」。これが、ホンマの主客転倒ですな。
マシン油ってあったっけ?うん、確か前は置いてあったけど、買う人少ないからやめたんでなかったっけ?などと考えてるうちに息子が母を探しに中へ入ってきて、「おばあちゃ~ん」と呼ぶや否や、密かに佇む私の姿を見つけて「あ、お父さん、居たんか。あのぉ~、マシン油てある?」
いやいや、息子よ。おばあちゃんを探したのは正解や。お父さんも知らんのや。呼ばれてひょこひょこ出てきた母に「マシン油ってあったっけ?」「いや~、前は置いたったんやけどなぁ。買う人あんまりあらへんし、売るのやめやんたかもしれんなぁ」。しまった、思考回路が親子で一緒だ。
とりあえず、店に出ますと、スクリューキャップのコーヒーの空き缶を2つ持ったおっちゃんが、「これにマシン油入れてくれ」と。「マシン油ですかぁ。前はあったんですけどね、今はどうやったかな~」。
本店では、食用油や灯油以外にもホワイトガソリンやスピンドル油などの潤滑油を一部扱っているのですが、老番頭さんは居なくなったし、事務員さんも休みやし、わからへんがな。エエかげんな店主ですな。
とりあえず、灯油の1斗缶やホワイトガソリンの入れてある保管庫を覗いて、「ここにあるかなぁ~?」と探しますと、背後からそのお客さん、「そことちゃう、そっちや」ともう少し奥の方を指さされます。「え?どれ?」「ほれ、ほこに蓋したるやつよ」。
見ると、オイルの缶みたいのにポリバケツの蓋がしてあって、消えかけたマジックの字で「マシン油」て書いてます。「あ~ん、これか。これ、どやって入れるんやいな?」「そこに升があるやろ」。はいはい、確かに一合升が置いて升。「漏斗もあるやろ。これに2合は入らんで、1合ずつ2つに入れてえな」
「いや~、お客さんの方がよう知ってやありますやん」。「ほうや、時々買いに来るでな」「おおきに。ほんで、これ何に使わあるん?」「これはな、チェーンソーやら、草刈機に使うの」「あ~ん、そうだったんですかぁ」。これが、ホンマの主客転倒ですな。