B級でもAやん
テーマ:まちづくり
2010/09/20 09:30
B-1グランプリで「甲府鳥もつ煮」が優勝、という新聞記事を今朝読みまして、「あ~、昨日テレビでやっていたやつか」と気がつきました。今年の結果を即日で報道していたのですね。ドキュメンタリータッチだったので気がつきませんでした。
甲府鳥もつ煮
神奈川県の厚木で行なわれた同グランプリ、今年で5回目だそうで、18,19日の2日間で何と43万5千人の来場者だそうです。アートインナガハマの5倍くらいですか?
B-1グルメでパッと思いつくのは、富士宮の焼きそばなんですが、今年はベストテンにも入っておりませんでした。それとも一度優勝するとA級グルメに格上げでグランプリの対象外なんでしょうか?
ちなみに、2位以下の結果は、②ひるぜん焼きそば(岡山県)③八戸せんべい汁(青森県)④津山ホルモンうどん(岡山県)⑤三崎まぐろラーメン(神奈川県)⑥豊川いなり寿司(愛知県)⑦黒石つゆやきそば(青森県)⑧十和田バラ焼き(青森県)⑨みしまコロッケ(静岡県)⑩オホーツク北見塩焼きそば(北海道)
ご覧の通り、地方が中心であります。それもそのはず、B級グルメを通じてまちの知名度を上げ活性化に成功している自治体が多く現出しつつあるからです。昨夜のTV番組でも、8位に入った十和田バラ焼きの仕掛人にスポットが当てられ、「まちにもう一度活気を取り戻したい」という彼の情熱が伝わって参りました。
十和田バラ焼き
八戸せんべい汁は過去2年間連続2位だったようですが、今年は惜しくも3位に後退。しかし幟に書かれていた「せんべいなのにアルデンテ」というキャッチは、実に見事に同品の特徴をPRしているな、と感心いたしました。
八戸せんべい汁
八戸市の何とかいう「美しすぎる市会議員」さんが登場して、「このせんべい汁が全国版になることによって、町の人たちが自分たちのまちに自信と誇りを持つようになったことが、最も大きな意義である」とコメントされておりましたが、これにも納得。
そして、優勝の甲府チーム。民間からは業者が1名だけであとはすべて甲府市役所の職員。この準備のために休日も「ボランティア」で「まちのために」と頑張ったそうです。民間がイベント主導する自治体もあり、それこそ理想なのかもしれませんが、行政の職員のこの意気込みは見習ってほしいものです。
次回は兵庫県姫路市で開催だそうです。長浜からも「焼きさばそうめん」で出場!なんていう話はないんですかね?(焼きさばそうめんはA級グルメ?でした???)
甲府鳥もつ煮
神奈川県の厚木で行なわれた同グランプリ、今年で5回目だそうで、18,19日の2日間で何と43万5千人の来場者だそうです。アートインナガハマの5倍くらいですか?
B-1グルメでパッと思いつくのは、富士宮の焼きそばなんですが、今年はベストテンにも入っておりませんでした。それとも一度優勝するとA級グルメに格上げでグランプリの対象外なんでしょうか?
ちなみに、2位以下の結果は、②ひるぜん焼きそば(岡山県)③八戸せんべい汁(青森県)④津山ホルモンうどん(岡山県)⑤三崎まぐろラーメン(神奈川県)⑥豊川いなり寿司(愛知県)⑦黒石つゆやきそば(青森県)⑧十和田バラ焼き(青森県)⑨みしまコロッケ(静岡県)⑩オホーツク北見塩焼きそば(北海道)
ご覧の通り、地方が中心であります。それもそのはず、B級グルメを通じてまちの知名度を上げ活性化に成功している自治体が多く現出しつつあるからです。昨夜のTV番組でも、8位に入った十和田バラ焼きの仕掛人にスポットが当てられ、「まちにもう一度活気を取り戻したい」という彼の情熱が伝わって参りました。
十和田バラ焼き
八戸せんべい汁は過去2年間連続2位だったようですが、今年は惜しくも3位に後退。しかし幟に書かれていた「せんべいなのにアルデンテ」というキャッチは、実に見事に同品の特徴をPRしているな、と感心いたしました。
八戸せんべい汁
八戸市の何とかいう「美しすぎる市会議員」さんが登場して、「このせんべい汁が全国版になることによって、町の人たちが自分たちのまちに自信と誇りを持つようになったことが、最も大きな意義である」とコメントされておりましたが、これにも納得。
そして、優勝の甲府チーム。民間からは業者が1名だけであとはすべて甲府市役所の職員。この準備のために休日も「ボランティア」で「まちのために」と頑張ったそうです。民間がイベント主導する自治体もあり、それこそ理想なのかもしれませんが、行政の職員のこの意気込みは見習ってほしいものです。
次回は兵庫県姫路市で開催だそうです。長浜からも「焼きさばそうめん」で出場!なんていう話はないんですかね?(焼きさばそうめんはA級グルメ?でした???)
面白い恋人たち
テーマ:よもやま話
2010/09/19 09:07
昨日の「日経プラス1」の「コトバの鏡」というコラムに、「ブログなどを書き続けている人も必ずやネタ枯れに悩まされるものらしい。」とあり、続けて
「で、つい、ブログのネタにするために話題の商品を買ってしまう。これが『ネタ消費』と呼ばれ、今どきのヒット商品の必要条件ともいわれている。」と書かれておりました。なるほど心当たりの方、たくさんいらっしゃるでしょう?
そこで、紹介されていた「ネタ消費」の商品が、
この面白い恋人
もちろん、北海道みやげの定番「白い恋人」のもじり。7月発売の新顔で大阪限定販売とか。中身は
ただのゴーフレット?
で、「『白い恋人』もじりのおみやげ物は全国にあふれている」なんて書かれておりましたので、調べてみたら、あるわ、あるわ。
まず、「色違いの恋人」シリーズ。もっとも強烈なのが
赤い恋人
これは、お菓子ではなくて、めんたいこ入りこんにゃくだとかで、
切るとこうなる
さらに、黒色恋人
黄色い恋人たち
今度は、地名や果実名シリーズ
さくらんぼの恋人に
夏みかんの恋人
海峡に恋人あれば
奈良にも恋人あり
こうなりゃついでだ。
白いお台場
こんなこと調べる私はよく見てね
「で、つい、ブログのネタにするために話題の商品を買ってしまう。これが『ネタ消費』と呼ばれ、今どきのヒット商品の必要条件ともいわれている。」と書かれておりました。なるほど心当たりの方、たくさんいらっしゃるでしょう?
そこで、紹介されていた「ネタ消費」の商品が、
この面白い恋人
もちろん、北海道みやげの定番「白い恋人」のもじり。7月発売の新顔で大阪限定販売とか。中身は
ただのゴーフレット?
で、「『白い恋人』もじりのおみやげ物は全国にあふれている」なんて書かれておりましたので、調べてみたら、あるわ、あるわ。
まず、「色違いの恋人」シリーズ。もっとも強烈なのが
赤い恋人
これは、お菓子ではなくて、めんたいこ入りこんにゃくだとかで、
切るとこうなる
さらに、黒色恋人
黄色い恋人たち
今度は、地名や果実名シリーズ
さくらんぼの恋人に
夏みかんの恋人
海峡に恋人あれば
奈良にも恋人あり
こうなりゃついでだ。
白いお台場
こんなこと調べる私はよく見てね
漏斗
テーマ:油甚本店
2010/09/18 09:15
先日「枡(ます)」についてお話しいたしましたら、ニルモンさんから今度は是非「漏斗」について書いて下さいとリクエストを頂戴いたしました。なるほど、「枡」で量って、「漏斗」を通して瓶に注ぐ。量り売りにはつきものの道具です。さて、そこでお尋ねします。
この「漏斗」何と呼ばれます?
「じょうご」?、それとも「ろうと」?私的には「じょうご」なんですが、一体全体どこがどう違うのか?辞書で調べましても、両方とも意味は同じ、「口の小さい容器に液体を入れるときに使う道具」と出てまいります。
まず、漢字の「漏斗」をそのまま音読みいたしますと「ろうと」となり、漢和字典にも「漏斗(ろうと)」と記載されておりますので、「ろうと」として中国から伝えられたものと考えられます。事実、漏刻(ろうこく)という水時計の部品にラッパ状の導管があり、これが「漏斗」と呼ばれていたのではないか、という説もあるようです。
漏刻
では「じょうご」はどこから出てきたのか?少なくとも2つ説があるようでございます。一つは古語に同じ器具を「承壷(しょうこ)」と書いているものがあり、「しょうこ」が「じょうご」に転じた。
もう一つは、「上戸(じょうご)」という言葉がございまして「酒をたくさん飲む人」という意味ですが、スムーズにいくらでも酒を吸い込む「漏斗」の様を見て、「じょうご」と称されるようになった。
ちなみに「ロート製薬」は「漏斗」と関係があるのではないか、と思われた人いませんか?
♪ロート、ロート、ロート
う~ん、鋭い!そうなんです、ロート製薬は、いかに目薬を楽にさせるようになるか日夜開発に開発を重ね、
ついに漏斗で目薬!
なんてことはありませんで、ロート製薬の「ロート」は「漏斗」とは一切関係なく、目薬を開発したミュンヘン大学のロートムント博士が、その由来だそうであります。ちなみに、(私は好みじゃないんですけど)
この上戸なら目に入れても痛くはない?
この「漏斗」何と呼ばれます?
「じょうご」?、それとも「ろうと」?私的には「じょうご」なんですが、一体全体どこがどう違うのか?辞書で調べましても、両方とも意味は同じ、「口の小さい容器に液体を入れるときに使う道具」と出てまいります。
まず、漢字の「漏斗」をそのまま音読みいたしますと「ろうと」となり、漢和字典にも「漏斗(ろうと)」と記載されておりますので、「ろうと」として中国から伝えられたものと考えられます。事実、漏刻(ろうこく)という水時計の部品にラッパ状の導管があり、これが「漏斗」と呼ばれていたのではないか、という説もあるようです。
漏刻
では「じょうご」はどこから出てきたのか?少なくとも2つ説があるようでございます。一つは古語に同じ器具を「承壷(しょうこ)」と書いているものがあり、「しょうこ」が「じょうご」に転じた。
もう一つは、「上戸(じょうご)」という言葉がございまして「酒をたくさん飲む人」という意味ですが、スムーズにいくらでも酒を吸い込む「漏斗」の様を見て、「じょうご」と称されるようになった。
ちなみに「ロート製薬」は「漏斗」と関係があるのではないか、と思われた人いませんか?
♪ロート、ロート、ロート
う~ん、鋭い!そうなんです、ロート製薬は、いかに目薬を楽にさせるようになるか日夜開発に開発を重ね、
ついに漏斗で目薬!
なんてことはありませんで、ロート製薬の「ロート」は「漏斗」とは一切関係なく、目薬を開発したミュンヘン大学のロートムント博士が、その由来だそうであります。ちなみに、(私は好みじゃないんですけど)
この上戸なら目に入れても痛くはない?
過半数より仮分数
テーマ:政治
2010/09/17 09:22
民主党の幹事長に「反小沢」の原理主義者岡田外相。それにしても、民主党を語る際の尺度は結局すべてこの人なのか
「昔の仇名はなんですか?」と聞かれて
「小さいときは、仮分数と言われてた。頭でっかちだから」
「仮分数より過半数」と代表選を制した菅さんが
ノーサイド!挙党一致!
と叫んでも
ノーサイズの巨頭イッチー
やっぱり、「過半数より仮分数」かな、この党は。
「昔の仇名はなんですか?」と聞かれて
「小さいときは、仮分数と言われてた。頭でっかちだから」
「仮分数より過半数」と代表選を制した菅さんが
ノーサイド!挙党一致!
と叫んでも
ノーサイズの巨頭イッチー
やっぱり、「過半数より仮分数」かな、この党は。
升枡舞足
テーマ:油甚本店
2010/09/16 09:24
先日、ゆうこりんさんのブログを見ておりましたら、枡に柄のついたお酒を量る道具のことを「杓」と称しておられることに気がつきました。これはおそらく「柄杓(ひしゃく)」を略して「杓」と呼んでおられるのだと思います。
で、この「柄杓」という言葉ですが、元々瓢(ひさご=ひょうたん)を縦半分に割って水を汲む道具として使っていたことから生じたもので、「ひさご」が「ひさく」になり、「ひしゃく」に転じたそうです。(「柄杓」というのは当て字)
ゆうこりんさんところの桑酒は瓢箪型の容器に入れられているわけで、「ひさご」で量って「ひさご」に入れる、というのもなかなか面白いですね。
さて、うちも油を量り売りしているわけですが、うちの場合は木製の一合枡を使っております。一合というのは約180ml、昔の牛乳瓶1本分の分量です。これが10杯で1升(約1.8ℓ)、つまりお酒1本分、さらにその10倍が1斗(約18ℓ)、つまり灯油1缶分の分量となるわけです。
で、うちでは、この油を量る道具を「杓(しゃく)」ではなく、「ます」と呼んでいるんですが、「ます」には「升」、「枡」、「桝」、と色々な漢字があって、一体どう使い分けたらいいのだろうと、はたと迷ってしまいます。
どうやら、「升」というのが正式な漢字。「量の単位」と「量る道具」の両方の意味があるのでややこしいことから、日本では「升」は量の単位として使おう、と考えたらしく、別に道具を表す字「枡」を作ったようです。そうです「枡」は漢字ではなく我が国で作られた「国字」なんです。もっとも結局厳密に使い分けられることなく、ますます混乱してしまったようですけど。
さらにですよ~、「桝」という一風変わった字がありますね。これも国字なんですが、何とこの文字、「枡」に対する「簡易慣用字体」なんですと。つまり「枡」では難しいから「桝」を使ってもいいよ、って全然こっちの方が難しいやろ。結果、この文字は漢和字典からも排除されるという悲しい運命を辿っています。
さらにますますややこしいことに「桝」の右側の「舛」は堂々とした正式な漢字でして、しかもこの字一字で「まいあし」という部首なんだそうです。「舞う」という字の「足(下の部分)」だから「まいあし」なんでしょうか?ちなみにこの文字、「夕(左足)」と「ヰ(右足)」が互い違いに行き違う、ということを表しているんだそうです。
これは推測なんですが、「桝」の合わせ目が互い違いのはめ込みになっているからこの字を充てたのでしょうか?
いずれにせよ、ややこしすぎて頭が「まいあし」になりそうですな。
で、この「柄杓」という言葉ですが、元々瓢(ひさご=ひょうたん)を縦半分に割って水を汲む道具として使っていたことから生じたもので、「ひさご」が「ひさく」になり、「ひしゃく」に転じたそうです。(「柄杓」というのは当て字)
ゆうこりんさんところの桑酒は瓢箪型の容器に入れられているわけで、「ひさご」で量って「ひさご」に入れる、というのもなかなか面白いですね。
さて、うちも油を量り売りしているわけですが、うちの場合は木製の一合枡を使っております。一合というのは約180ml、昔の牛乳瓶1本分の分量です。これが10杯で1升(約1.8ℓ)、つまりお酒1本分、さらにその10倍が1斗(約18ℓ)、つまり灯油1缶分の分量となるわけです。
で、うちでは、この油を量る道具を「杓(しゃく)」ではなく、「ます」と呼んでいるんですが、「ます」には「升」、「枡」、「桝」、と色々な漢字があって、一体どう使い分けたらいいのだろうと、はたと迷ってしまいます。
どうやら、「升」というのが正式な漢字。「量の単位」と「量る道具」の両方の意味があるのでややこしいことから、日本では「升」は量の単位として使おう、と考えたらしく、別に道具を表す字「枡」を作ったようです。そうです「枡」は漢字ではなく我が国で作られた「国字」なんです。もっとも結局厳密に使い分けられることなく、ますます混乱してしまったようですけど。
さらにですよ~、「桝」という一風変わった字がありますね。これも国字なんですが、何とこの文字、「枡」に対する「簡易慣用字体」なんですと。つまり「枡」では難しいから「桝」を使ってもいいよ、って全然こっちの方が難しいやろ。結果、この文字は漢和字典からも排除されるという悲しい運命を辿っています。
さらにますますややこしいことに「桝」の右側の「舛」は堂々とした正式な漢字でして、しかもこの字一字で「まいあし」という部首なんだそうです。「舞う」という字の「足(下の部分)」だから「まいあし」なんでしょうか?ちなみにこの文字、「夕(左足)」と「ヰ(右足)」が互い違いに行き違う、ということを表しているんだそうです。
これは推測なんですが、「桝」の合わせ目が互い違いのはめ込みになっているからこの字を充てたのでしょうか?
いずれにせよ、ややこしすぎて頭が「まいあし」になりそうですな。